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続・QP関雅史のギア分析!第11回・ドライバーだけ長く感じてしまう場合シャフトを短く切ってもОK?

続・QP関雅史のギア分析!第11回・ドライバーだけ長く感じてしまう場合シャフトを短く切ってもОK?

Q.ドライバーだけ、ほかのクラブに比べてシャフトが長く感じてしまって当たるイメージがしません。3W以下は大丈夫です。事実、ドライバーだけ本当に当たりません。シャフトを短くカットしてはいけないものでしょうか。また、短くした場合、ライ角が合わなくなったりするのでしょうか。

A.ドライバーが長すぎる可能性があるので、短くして適正の長さにするのはまったくおかしいことではありません。ただし、ただ短くすればいいというわけではないので、注意点を抑えたうえでシャフトをカットするといいと思います。

市販のドライバーはシャフトがどんどん長くなっている

まずは質問者の使用しているスペックから紹介したい。
ドライバーが46インチで50グラム台のシャフトが挿さっているいわゆる純正アベレージモデル。3Wは42.5インチで同じく純正のシャフトが挿入されているいわゆるアスリートモデルだ。

ここ数年、市販品のドライバーのシャフトは、だんだん長くなってきている傾向にあり、現在、市販されているドライバーの長さは45.5インチから46インチくらいが中心だ。質問者のドライバーは現在のトレンドの中心的モデルといえる。

自ら主宰するゴルフスタジオで、アマチュアゴルファーを長年フィッティングしてきた関雅史プロによれば、

「たしかに長ければ長いほどヘッドスピードが上がって飛ぶという理屈は机上では成り立ちますが、それもきちんと当たることが大前提です。多くのアマチュアの場合は、ヘッドスピードを少しくらい上げるよりも、ミート率をよくしたほうが平均飛距離は伸びます。そして、ミート率をアップさせるにはシャフトを短くするのが効果的です。USPGAのプロの多くが44.5インチや44.75インチ程度のドライバーを使うのもミート率を重視していることの表れです。世界の一流プロですらそうなのですから、ミート率を上げるという意味においては、アマチュアなら44インチくらいでもいいかもしれません。また、質問者の方がそうであるように、3W以下とのつながりを考えても、短くカットしてはいけないということはまったくありません」

短くした分だけ重くするのが鉄則

それでは、短くする場合に気をつけなければいけないことはどのあたりだろうか。

「それはヘッドバランスです。単純にシャフトを短く切るとヘッドバランスが軽くなります。ヘッドを感じにくくなるので手打ちになりやすいし、シャフトがしなりにくくなって切り返しでタメが作りにくくなります。短くする場合には、ヘッドに鉛をはったり、シャフトを重くしたり工夫をする必要があります。要するに、ドライバーのスペックを3Wに近づけるわけです。3Wはドライバーよりもヘッドを重くしたり、重いシャフトを入れたりすることで振り心地が同じになるようにしています。長さを3Wに近づけた分、重さも3Wに近づけなければいけません。また、3Wはドライバーよりも短い分ライ角が大きくなっています。厳密にはライ角も合わせるべきですが、ドライバーはロフトが立っていて、ティーアップして打つクラブなので1~2インチカットする程度ならまったく影響はありません」

ドライバーにだけ違和感を抱くのであれば、関雅史プロもシャフトを短くカットして3W以下に合わせることを推奨してくれた。また、短くすることで当然ヘッドスピードは落ちるであろうが、ミート率がアップするということで、飛距離も方向性も犠牲にせずにすむかもしれない。

どのくらい切ってもいいのか、ヘッドバランスは適正かなど専門家でないと細かい部分はわからないだろうから、近くの工房などに行って相談してみるといいだろう。

教えてくれた人:関雅史(せき・まさし)プロ

1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。

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