続・QP関雅史のギア分析!第8回・パターの長さはどれくらい大切?合わない時はどうする?

続・QP関雅史のギア分析!第8回・パターの長さはどれくらい大切?合わない時はどうする?

Q.コンペの賞品でもらったパターのシャフトがマイパターより2インチくらい長かったので、構えが変わらないようにグリップの下の方を握っていますが問題ありませんか。この機会にパターの長さの合わせ方を教えてください。

A.短く握って対応すること自体は悪くない方法です。とくに振りにくさを感じなければそのまま使っていてもとくに問題はないでしょう。

自然に構えた手の位置にパターのグリップ(長さ)を合わせる

ドライバーの長さは気にしても、パターの長さには意外と無頓着。ショップで何本か試打したパターの中から、長さを合わせることもなくかんたんに選んでしまう人も多いという。しかし、パターを購入するときには、ドライバーと同様か、それ以上にフィッティングが重要である。そう指摘するのはカリスマクラブフィッターの関雅史プロだ。

「中でもとくに大切なのはシャフトの長さです。自分の体格や構え方に長さが合っていないと、いくらいいパターを使おうが意味がありません。自分の正しいストロークを再現することが難しいので、入る確率が低くなります」

では、自分にとって最適な長さのパターを選ぶにはどうしたらいいか。自分で判断できるかんたんな方法を関プロに教えてもらった。

「まず、上体を前傾させて目の真下にボールがくる位置に立ちます。その場所で両腕をぶらんと垂らし、両手を合わせましょう。その位置でグリップを握れるのがちょうどいい長さです。パターの場合は、どんな構え方をしても何とか打ててしまうところが落とし穴です。決してパターの長さに合わせてグリップの位置を決めてはいけません」

パターを短くする場合はヘッドバランスに注意しよう

パターの長さが合っていないと、どんな弊害があるのだろうか。

「短すぎても長すぎてもよくありませんが、とくに長すぎるパターはストロークに悪い影響を及ぼします。手の位置が高くなり、両肘が張ってしまうので、ストロークが不安定になるのです。一方、短すぎるパターはヘッドの重さを感じにくくなるので、やはりストロークが不安定になります。ただし、手の位置が低くなって両肘が締まるのでストロークがよくなる場合もあります」

質問者のように、自分のパターが長すぎると感じた場合はどうすればいいのか。

「ストロークに違和感がなければ、短く持って対応する方法も悪くはありません。シャフトをカットするときは、ヘッドバランスが軽くなって振り心地が変わってしまうので注意が必要です。その場合、ヘッドに鉛を貼ってバランスをとる方法が一般的ですが、見ためが悪くなったり、鉛の厚みでヘッドの高さが変わったりするのが嫌な人にはリシャフトをおすすめします。いま入っているシャフトよりも重いシャフトにすれば、長さを短くしても重めのヘッドバランスのままにできます」

パターに構えや打ち方を合わせるのではなく、パターを自分の構えや打ち方に合わせることが基本中の基本。ジャストフィットさせたパターで3パットをなくそう。

教えてくれた人 関雅史(せき・まさし)プロ

1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。
構成/吉田宏昭(ゴルフライター) 撮影/斉藤秀人 撮影協力/ゴルフフィールズ

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