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続・QP関雅史のギア分析!第20回・ユーティリティ、カーボンとスチールシャフトが混ざっていても大丈夫?

続・QP関雅史のギア分析!第20回・ユーティリティ、カーボンとスチールシャフトが混ざっていても大丈夫?

Q.自分の持っている4番ユーティリティとたまたま同じモデルの5番ユーティリティを譲ってもらいました。ところが、4番はカーボンシャフトですが、5番の方はスチールシャフトが入っています。どちらもメーカー純正品でフレックスも同じRですが何か問題はありますか。ドライバーのヘッドスピードは41m/sくらいです。

A.基本的には同じシャフトで揃えた方が望ましいですが、4番と5番が同じようにスイングできて、番手なりの距離が打てているなら問題ありません。

上がりづらい4番にはカーボンシャフトが適している

同じモデルでありながら、番手によってカーボンシャフトとスチールシャフトが混在するセッティングはありかなしか。カリスマクラブフィッターの関雅史プロがずばり答える。

「ユーティリティといえどもロフトの立った4番は球が上がりづらいクラブです。質問者のように平均的なヘッドスピードの場合は、できるだけシャフトのしなりを使って球を上げて飛ばしたいので、カーボンシャフトが適しています。これに対して、5番はロフトが大きい分だけ球が上がりやすく、スチールシャフトでも打てないことはないでしょう。4番と5番で10ヤードから15ヤードくらいの飛距離の差ができているなら問題はありません。ただし、これはユーティリティだけで考えた場合です」

「クラブセット全体の振り心地を統一するためには、アイアンとのつながりを考える必要がある」と関プロはアドバイスする。

「クラブフィッターとして一番気になる点は、アイアンのシャフトに何を使っているかということです。ユーティリティに装着されているメーカー純正のカーボンシャフトはアベレージゴルファー向けの設定になっています。一方、スチールシャフトは、もう少しパワーがあって、アイアンにもスチールシャフトを使っている人に合わせた設定です」

短いクラブほど重くするのがセッティングの基本

一番のポイントは、カーボンシャフトとスチールシャフトの重量の違いだ。

「ユーティリティに使われているカーボンシャフトはほとんどが60グラム台、スチールシャフトは90グラム台なので、重量差が30グラムくらいあります。もし、質問者がアイアンに60グラムから70グラム台のカーボンシャフトが入っているとすれば、スチールシャフトの5番ユーティリティの方が、アイアンよりも重くなってしまいます。どの番手も同じリズムで振れるようにするフィッティングの原則からいえば、重量の逆転減少はあってはならないことです。もし、ユーティリティとアイアンの重量が逆転しているようであれば、5番ユーティリティをカーボンにリシャフトすることをおすすめします。たとえいまは上手く打てていたとしても、そのまま使い続けることでスイングのタイミングが合わなくなってくる可能性があります」

アイアンがスチールシャフトの場合はユーティリティがスチールでも問題はない

「ユーティリティもアイアンに合わせるのが基本です。とくに5番ユーティリティは狙っていきたい距離なので、アイアンのフィーリングに近づけた方がコントロールしやすくなります。ただ、4番は最初にお話しした通り、球が上がりにくいので、それをカバーするためにカーボンにするのはありです」

ユーティリティはウッドとアイアンの中間のクラブ。それだけが上手く打てればいいというわけではなく、つながりを考えることですべてのクラブをリズムよく振れるようになる。

教えてくれた人:関雅史(せき・まさし)プロ

1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。

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