続・QP関雅史のギア分析!第28回・ツアープロに人気の太グリップパターを使ってみたい!

続・QP関雅史のギア分析!第28回・ツアープロに人気の太グリップパターを使ってみたい!

Q.ツアープロが使っているパター用の太いグリップは何がいいのでしょうか?アマチュアも真似して使ったら、恩恵がありますか?

A.手首の余計な動きを抑えてくれるので、まっすぐにストロークしやすくなります。とくにショートパットに不安を抱えている人には恩恵があります。

プロが太グリップを使うのはこんな理由

「スーパーストローク」から始まったパターの太グリップブーム。他のメーカーからも太いグリップが続々登場してツアープロの間で人気を博している。彼らはなぜ太グリップを使うのか。ショートゲームのティーチングを得意とする関雅史プロに教えてもらった。

「流行の太グリップは、単に太いだけでなく、ノンテーパー、つまりグリップエンドからシャフト側まで太さが均一に作られているところがミソです。プロの多くは利き手が悪さをしてひっかけたりするのを防ぐために、クロスハンドで握ったり、両手を合わせて握ったり、いろいろな工夫をしていますが。太グリップなら通常のグリップよりも利き手側が太いので利き手の手首の動きが抑えられます。したがって、ヘッドがまっすぐ出やすく、とくにショートパットを確実に決めたい人にはかなりの恩恵があります」

ストロークやヘッドとの相性に注意しよう

引っかけ癖のある人や、イップス気味の人には朗報だ。ただし、ロングパットの距離感が難しくなる場合があり、また、太グリップが向いていない人もいるので注意が必要と関プロは指摘する。

「手首の動きが抑えられるということは、言い方を変えれば手首が使いにくくなるということ。イップスなど手が動かない人にはオートマチックにヘッドが出てくれるのでメリットがありますが、逆にヘッドが勝手に出てしまうこともあります。ショートパットを強めに打ちやすい反面、ロングパットほど距離感を出すのが難しいといえます。また、ヘッドがまっすぐに出やすいので、フェースローテーションがしにくくなります。したがって、ローテーションを使って打つ人や、手首でタップして打つ人に太グリップは不向きです。いまパッティングに問題がないのにプロが使っているという理由だけで手を出すのは避けた方が賢明です」

最後に、太グリップとヘッド形状との相性について関プロにアドバイスしてもらった。

「まっすぐオートマチックにストロークできるのが太グリップの長所なので、ヘッドも同じ効果が得られる大型マレットにした方がより効果的です。反対にフェースを開閉しやすいブレードタイプと太グリップは、お互いの長所を消してしまうので相性はよくありません。また、平らな面のある太グリップを使うと、面をラインに合わせるようにすればよりスクエアにかまえやすくなるというメリットもあります」

太グリップは、パターで悩んでいる人やストロークを安定させたい人に恩恵をもたらしてくれる。

教えてくれた人 関雅史(せき・まさし)プロ

1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。
構成/吉田宏昭(ゴルフライター) 撮影/斉藤秀人 撮影協力/ゴルフフィールズ

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