内藤雄士のお悩み解決!第30回・練習場ではそれなりに打てるのに、コースでは全然うまく打てない

内藤雄士のお悩み解決!第30回・練習場ではそれなりに打てるのに、コースでは全然うまく打てない

Q・練習場では自分なりに納得できるショットが打てるのに、コースに出ると飛距離も方向性もかなり落ちてしまいます。改善方法が分からないので教えてください。

A・自分の感覚でマックスと思うスイングの、半分くらいのスピードで打つ練習をしてみてください。

コースでは、練習場と同じ状況でショットを打てることはほぼない

質問者が「週2回程度、練習場に行き、1回につき200球程度打っている」ということを聞いた内藤さんは、次のように指摘する。

「1回の練習で100球も200球も打っていたら、体が動くようになってくるし、リズムもよくなってきますから、力いっぱい振ってもバランスが崩れないような状態になってくるんですよ。でも、コースに出たら、連続してショットが打てるような状況は、基本的にはないわけです。練習場でいえば、練習を始めたばかりの1球目と同じ状態です。それなのに、自分の体がすごく動いていて、リズムよく打てているときと同じような球がコースで出るというのは、ほぼゼロと思っていいです。にもかかわらず、自分のスイングスピードや力感がイメージ先行になっているので、体の動きが強くなってしまったり、リズムが速くなってしまったりしているのでしょう」

自分の力感をコントロールする練習が効果的

では、このような人はどうすればコースでもいいショットが出るようになるのだろうか。内藤さんは、自分の力感をコントロールする練習をしてほしいとアドバイスする。

「例えば、シニアのトップアマの方などはロクに練習もしないで朝イチのティーショットを打ってスタートしていきますが、5割くらいの力で打っているのかなと感じるくらいリキまずに振っています。あのようなショットを目指してもらうのが理想的です。プロゴルファーは朝イチからマックスで打てるように、体の準備をして練習もバシバシやりますが、一般の方は朝イチからマックスで打つなんて絶対に無理です。それならば、マックスの半分くらいのスイングスピードで、自分の力感をコントロールする練習をしてみてください」

コースに出ると力が入る気持ちはよくわかるが、コースに出たときほど自分の力感をコントロールすることが大事だという。そのためには、練習場でもフルショットの練習だけでなく、さまざまな力感でのショットを試してみる必要がありそうだ。

回答してくれた人: 内藤雄士(ないとう・ゆうじ)さん

1969年9月18日生まれ、東京都出身。日本大学ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。1998年にツアープロコーチとしての活動を始め、丸山茂樹プロの米ツアー3勝をサポートした。東京都杉並区にあるゴルフ練習場『ハイランドセンター』の代表取締役も務めている。

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