内藤雄士のお悩み解決!第8回・ダフリとトップを解消する方法

内藤雄士のお悩み解決!第8回・ダフリとトップを解消する方法

Q・ダフリとトップがなかなか直りません。プロゴルファーはダフリやトップのミスがほとんどないように見えます。スイングが根本的に違うのでしょうか?

A・ボールに当てたいという思いをなくせば、ダフリとトップは格段に減ります。

“クラブの入り方”を安定させ、ダフリとトップを解消させる方法とは?

ゴルフクラブがボールの手前の地面をたたいてしまう「ダフリ」と、ゴルフクラブの刃の部分がボールに当たってしまい、ボールが高く上がらずに転がってしまう「トップ」。どちらのミスも、アマチュアゴルファーの大きな悩みの一つです。

「トップ」はボールが前進するので、それほど気にする必要はないとも言われますが、「トップ」のミスが出る人は「ダフリ」のミスも出るわけで、要するに“クラブの入り方”が安定していないことによって発生する、ある意味で同種のミス。片方が直れば両方が直るような気もしますが、何かいい方法はあるのでしょうか。

この点について、ツアープロコーチの内藤雄士さんは、興味深い話をしてくれた。

「子どもはダフリトップに悩まないんですよ。その理由は、彼らはクラブをボールに当てたいなんて思っていないんです。彼らはボールを遠くに飛ばすことしか考えていない。だから、クラブを構えたってボールなんか見ていない(笑)。ボールを飛ばす方向しか見ていないんです。そして空振りしたって恥ずかしいなんて思わない。だからダフリトップに悩まないんです。一方、大人にとって、ゴルフボールは小さく見えるんですよ。この小さいボールにクラブフェースを当てなきゃいけないと考えるから、構えたときからボールをじっくり見たくなるし、スイングする際もボールに当てようとしてしまいます。実はこれがダフリトップの原因なのです。ダフリトップが出るんじゃないかと思いながら、クラブヘッドをボールに当てようとするから、余計にダフリトップが出るのです」

そして、ダフリトップを解消する方法も、子どもたちにヒントがあるという。

「ボールに当てようとせず、とにかくボールを遠くに飛ばそうとすることです。ゴルフを始めたばかりのころなんて、空振りしたってチョロしたって恥ずかしくないし、ゴルフは簡単じゃないから、そんなすぐにビシバシ当たるようになるわけがない。でも、日本独特の風潮として、『そんなに下手なのにコースに来たのか?』とか、『もうちょっと練習してからコースに来いよ』とか、そういうのがあるから『ボールに当てたい』、『恥をかきたくない』という気持ちが出てくる。そういう気持ちが結局、下手固めにつながってしまいます。ダフリやトップに悩んでいる人は、多少のミスなど気にせず、正しい構えで、正しく振って、とにかくボールを飛ばそうとするという原点に立ち返ってみてください」

回答してくれた人: 内藤雄士(ないとう・ゆうじ)さん

1969年9月18日生まれ、東京都出身。日本大学ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。1998年にツアープロコーチとしての活動を始め、丸山茂樹プロの米ツアー3勝をサポートした。東京都杉並区にあるゴルフ練習場「ハイランドセンター」の代表取締役も務めている。

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