内藤雄士のお悩み解決!第22回・老眼が原因のトップへの対策は姿勢を見直すこと

内藤雄士のお悩み解決!第22回・老眼が原因のトップへの対策は姿勢を見直すこと

Q・最近、老眼のせいか、目とボールの距離感が合わず、トップばかり出ます。ゴルフを長く楽しく続けたいので、老眼への対策はありますか?

A・自分の目だけに頼りすぎないで、姿勢を見直せば克服できると思います。

目だけに頼ると、見えづらくなったときにボールへ近づいてしまう

老眼でボールが見えづらくなったことにより、ミスショットが増えてしまう原因を、内藤さんは次のように分析する。

「質問者の方はおそらく、これまで目だけに頼りすぎてゴルフをしてきたのだと思います。自分の見たものに頼りすぎて、スイングのことをあまり考えないでゴルフをしてきた方は、目が少し悪くなっただけでショットがすごく不安定になってしまうことがあります。普段はスッと構えられていても、ちょっと心配になると上からのぞき込んでしまったり、スイング中にもボールを見てしまったりすることが原因です」

構える姿勢が一定であれば、目とボールの距離も一定になる

では、ボールが見えづらくなったことでショットが不安定になってしまったゴルファーは、どのようなことに気をつければいいのだろうか。

「プロゴルファーは目だけに頼っていません。自分の姿勢が正しくて、いつも同じ姿勢で構えることができて、スイング中も姿勢がキープできれば、目とボールの距離も常に一定です。そうなれば、極端な話、目をつぶっていても打てるわけです。老眼対策にめがねをかけるよりも、スイング時の姿勢を正しくしたほうが長く楽しめるでしょう。シニアプロは日没寸前のボールが見えづらい状況でも、ちゃんと芯を食いますからね。『ボールが見えない』といいながらも、ボールの行き先が見えないだけで、打つことはできるわけです。その理由は、シニアプロは姿勢も固まっていますし、スイングも固まっているからです。いつも同じ姿勢で、いつも同じスイングができるので、ボールが見えづらいことはそれほど問題にならないのです。つまり、目だけに頼りすぎている人は、姿勢を見直すことで克服できるということです」

目で見てボールを打つのではなく、目とボールの距離が常に一定になるような姿勢を身につければ、長く楽しくゴルフを続けることができそうだ。

回答してくれた人: 内藤雄士(ないとう・ゆうじ)さん

1969年9月18日生まれ、東京都出身。日本大学ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。1998年にツアープロコーチとしての活動を始め、丸山茂樹プロの米ツアー3勝をサポートした。東京都杉並区にあるゴルフ練習場「ハイランドセンター」の代表取締役も務めている。
構成/保井友秀(ゴルフライター) 撮影/斉藤秀人 撮影協力/ハイランドセンター

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