内藤雄士のお悩み解決!第15回・リキまずにスイングする方法を教えて

内藤雄士のお悩み解決!第15回・リキまずにスイングする方法を教えて

Q・ミスショットが出たときに「今のはリキんでいた」と言われることが多いのですが、リキまずにスイングするにはどうすればいいですか?

A・“リキミ”はバックスイングとダウンスイングでクラブの軌道が異なるため、クラブヘッドをボールに合わせにいくことで全身が硬直する“現象”です。したがって、クラブの軌道を見直す必要があります。

“現象”を忠告するのではなく、ミスの根幹にあるものを直していくことが大事

初心者がミスショットをしたとき、上級者から「今のはリキんでいたよ」と忠告を受けることがある。自分ではそんなに力を入れていたつもりはないのだが、ボールが狙いどおりに飛んでいないということは、やはり体のどこかに余計な力が入っていたということなのだろうか。リキまずにスイングするには、どうしたらいいのだろうか?

アマチュアの悩みの一つである“リキミ”について、内藤さんは次のように解説してくれた。

「“リキミ”というのはミスの原因ではなく、ミスが発生するときに起こる現象です。ゴルフスイングはクラブを上げるとき(バックスイング)とクラブを下すとき(ダウンスイング)の軌道が同じであるのが理想ですが、行きと帰りで軌道が異なった場合、その軌道を修正するためにクラブヘッドをボールに合わせにいく動きが自然と生じます。そうすると全身が硬直し、“リキミ”と呼ばれる現象が発生するのです」

したがって、リキまずにスイングするためには、クラブが理想的な軌道から外れてしまう原因を解消する必要がある。その原因は大抵の場合、構えた時点でヒジなどの関節の向きがおかしいことだという。

一方で内藤さんは、初心者のスイングに対して「今のはリキんでいた」と忠告することは、何のアドバイスにもならないと指摘する。

「『今のはリキんでいた』もそうですが、『ヘッドアップしていた』とか、『打ち急いでいた』というのは、現象がそうなっているというだけであって、それをつかさどる別の問題があるのです。これらの“現象”を忠告しても、それを言ったことで結果がよくなったという経験は、たぶんないんじゃないかなと思うんですよね。だから私は、この3つを“3大どうでもいいアドバイス”と呼んでいます。“現象”を忠告するのではなく、ミスの根幹にあるものを直していかなければいけません」

回答してくれた人: 内藤雄士(ないとう・ゆうじ)さん

1969年9月18日生まれ、東京都出身。日本大学ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。1998年にツアープロコーチとしての活動を始め、丸山茂樹プロの米ツアー3勝をサポートした。東京都杉並区にあるゴルフ練習場「ハイランドセンター」の代表取締役も務めている。

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