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7月4日(土)
マナーの厳格化解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

今年のマスターズトーナメントの最終日、
歴代優勝者のセルヒオ・ガルシア選手が2番ホールのティーショットのミスショットに激怒し、クラブをティー面に強く叩きつけ、
芝生に深い損傷を与えたうえに、ベンチの脚でシャフトを叩き折る行為が行動規範の違反とみなされ、
マスターズトーナメント競技委員長のジェフ・ヤング氏より警告されました。


この事態が発端となり、プレーヤーのマナーの厳格化がニュースになりました。

今年から新たにマスターズ委員会や全米プロ選手権を主導するPGAofAmericaは
メジャー大会に出場する選手達に対してプロフェッショナルとして求められる行動規範を設け、
違反に対する罰を段階的に定めました。

全米プロ選手権では、プロフェッショナルとして相応しくない言動や振る舞いなど禁止事項の例が14掲げられ、
1度目の違反は「警告」、大会中に2度目の違反は2罰打、さらに3度目は「失格」です。


このように委員会は、規則1.2aにある「すべてのプレーヤーに期待される行動」の違反に対して、
別途、規則1.2bで扱われる行動規範を独自に定めることができます。

委員会が独自に定めていなかった場合、規則1.2aの違反に課せる唯一の罰は失格です。(セクション5I)

ちなみに、規則1.2aには「重大な非行」とみなされる可能性のある行為が記載されており、
その中にはパッティンググリーンへ深刻な損傷を故意に与えることや不快な言葉遣いを繰り返すなどがあります。(詳説1.2a/1)


JLPGAも今シーズンより選手の行動規範を定めました。

コースの保護をしなかったり他のプレーヤーやレフェリー、大会関係者やギャラリーに失礼な態度をとったりすると違反と定め、
1回目の違反は警告、2回目は1罰打、3回目は2罰打、
4回目の違反や重大な非行と見做される行為は1回目でも失格
としました。


今季よりハードカードに行動規範を加えた理由に、
ここ最近、競技中に帯同キャディーのレフェリーや大会関係者に対する言動がきつく、暴言とも取れる事例があったからです。

言われた側はとても傷つき、精神科医を受診したケースや、訴訟の寸前まで行ったものもあります。

キャディーの暴言は、雇ったプレーヤーに責任があります。

この行動規範を定めることで罰が段階的に課され、違反があったときに対応しやすくなりました。

クラブ競技や一般的なプレーにもローカルルールで行動規範の違反を罰するために
委員会が選択できる罰の段階のひな型の例がオフィシャルガイドのセクション5I(4)に載っていますので、
ご参考にして頂けますと幸いです。

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