- 5月9日(土)
- ローカルルールひな型E-3、プリファードライが採用された場合の救済エリアはスコアカードレングスに変更解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
ローカルルールひな型E-3プリファードライはその名のごとく、ライを選んで球をプレーすることができる規則です。
コースはあるがままにプレーすることと球はあるがままにプレーすることは、
ゴルフゲームの原則ですが、その原則を以てしても委員会はプリファードライを採用することで
フェアプレーを可能にしたいと思う状況があります。
例えば、コースが大雪や長雨、猛暑などの悪条件の結果、異常なコース状態が広範囲に及び、
芝刈りの重機の使用を妨げコースを整備することが難しいときなどです。
このようなコースの状態ではフェアウェイに止まった球もライが悪い場合があり、
それではアンフェアなので、プリファードライを採用します。
米PGAツアーは2026年からプリファードライを採用するときの救済エリアのサイズを
1クラブレングスからスコアカードレングスの約27.9cmに変更しました。
その理由は、球からより近い救済にすることで、元の箇所と変わらないプレーの線が保証され、
1クラブレングスの救済エリアの場合よりもフェアなプレーが可能となるからです。
それに伴い、他の女子プロゴルフ団体はどうするのか聞き取りをしたところ、
LET(レディースヨーロピアンツアー)は既に数年前からスコアカードレングスを採用していました。
USLPGAは、各大会によってスコアカードの大きさが違うため、今年中に大きさを揃えて来季から採用を検討するとのことでした。
またJLPGAが共催試合を行う台湾のLPGAツアーも今年から採用ということで、
JLPGAもプリファードライを採用するときは、原則、救済エリアのサイズを大会のスコアカードレングスに変更することにしました。
ちなみに、JLPGAの大会スコアカードは25.7cmです。
プリファードライはプレーヤーの球の一部がジェネラルエリアのフェアウェイの長さかそれ以下に刈られた部分に触れている場合、
元の球か別の球を特定された救済エリアにプレースしてプレーすることができます。
その救済エリアは基点よりホールに近づかず、ジェネラルエリアでなければなりません。
今季の2戦目、台湾ホンハイレディースゴルフトーナメントの1ラウンドで
早速新しいサイズの救済エリアを用いてプリファードライが適用されました。
選手が処置を間違えないか心配でしたが、
スタートホールのフェアウェイで大会スコアカードを取り出して救済エリアを確認している姿を見て、
情報が浸透していると安心しました。
皆様のクラブ競技でもプリファードライを採用する際に新しい救済エリアのサイズに変えてみるのも良いかもしれません。