- 4月25日(土)
- ローリー・マキロイのティーショットが女性ギャラリーの膝の上に止まる解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
2023年のワールドツアーチャンピオンシップ in ドバイの1ラウンド目。
211ヤードある13番ホール(パー3)で、マキロイのティーショットが右に逸れてしまい、
ツーバウンドでギャラリーロープの外の芝に座って観戦していた女性の膝の上に止まりました。
現場に到着したマキロイは冗談で、膝に乗っている球をそのままプレーするそぶりをしてギャラリーを和ませていましたが、
実際にその球をプレーした場合は違反となります。
規則11.1bには、「球をプレーしなければならない場所」について明記されており、
パッティンググリーン以外の場所からプレーされて動いている球が、
偶然に人に当たった場合は、その球をあるがままにプレーしなければいけませんが、
その球が人の上に止まった場合は、あるがままにプレーしてはならず、
必ず救済を受けなければならないとあります。
万が一、そのまま膝の上からプレーした場合は、2罰打が課され、その球でプレーを続けることになります。
この救済方法は、球がパッティンググリーン以外の場所にいる人の上に球が止まっている場合、
その球の真下が基点となり、その基点からホールに近づかないワンクラブレングス以内に球をドロップとなります。
今回、このギャラリーはラフに座っており、ジェネラルエリアにいるので、この処置を取りました。
因みにパッティンググリーンで人の上に止まった場合は、その球の真下にプレースとなります。
両方とも稀にしか起こらないケースですが、ギャラリーや関係者が多くいる大会では、年に1度あるかないかで呼ばれます。
私が立ち会ったケースでは、プレーヤーのティーショットの球がTVクルーの背中とナップサックの間に挟まった状態で止まったり、
木の下であぐらをかいて座っていた女の子の膝の上に止まったことがあります。
いずれのケースも処置する際に正しい基点を取るため、
球が止まった時からプレーヤーが到着するまで動かずに待っていなければならないので、少しの辛抱が必要です。