勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第5回~ラフから出ない…番手を選び、打ち込まずに払い打て!

勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第5回~ラフから出ない…番手を選び、打ち込まずに払い打て!

ラフから出ない! もう泣きたい。どうしたら良いの?

芝生が綺麗に刈られているフェアウェイと呼ばれるエリアから少し外れると、そこはラフ。

長く伸びた芝に負けて、何回打ってもボールがフェアウェイに戻らない…途方に暮れるようなシチュエーション、女性ゴルファーなら、多かれ少なかれ経験があるのではないでしょうか。

打ち込む? 払い打つ? どっちが正解でしょう?

ラフから脱出したい時は「力を入れて、打ち込め!」って教わりましたか? 男性並みのパワーがあれば、クラブを鋭角に打ち込めば、ラフから脱出できるでしょう。でも一般的に女性にはそれは有効ではなく、芝に負けてしまうことが多いと思います。必要以上に力んでしまって、スイングを崩してしまう危険性もあります。

「打ち込まずに払い打て!」は、より女性に適した対処法です。

ウッドクラブで芝生を滑らすようなイメージを持って、ホウキを掃いていると思ってしっかり払い打ちましょう。しっかり打つ、というのも誤解しないでくださいね。「ラフだから」といっていつも以上に意識して力まなくても大丈夫です。「いつも通り」しっかり打ってください。

番手を選んで対応するのがオススメ

打ち込むのも、払い打つのも、自分のパワーとレベルに合っていれば正解なのですが、レベルアップを目指す女性にぜひ試してもらいたいのは、番手を選ぶことです。ラフにボールがどれくらい埋まっているか、という状況をしっかり観察して、グリーンまでの距離を考えますよね。その時に、グリーンに届くようにと長い番手を選んでいませんか?

オススメなのは、9番アイアン、ピッチングウェッジ、そして女性の味方ユーティリティです。

ラフから出ないショットを繰り返してしまってはスコアに響きますから、短いアイアンを払い打って、とにかくフェアウェイに戻すのが賢い女性の選択です。また、ラフの先にあるバンカーを越えないといけないような、距離を出したいシチュエーションだったら迷わずユーティリティです。長いアイアンはちょっと休憩させましょう。ユーティリティのほうが、ヘッド形状の効果で間違いなく距離が出ます。

しっかり、でも、いつも通り

ラフだからと言って、いつもと違うことをしようと考えると余計に迷路に入ってしまうことの多い女性ゴルファー。ラフに入ったらフェアウェイに戻すだけって、シンプルに考えれば気が楽になりますね。落ち着いてグリーンの方向を見れば、戻すべきエリアはあなたを待っています。しっかり、でも、いつも通り。特別なことはしなくて大丈夫。番手選びさえクリアできれば、ラフは攻略したも同然です。

(注) 今回は、右打ちの場合を想定したレッスンです。

教えてくれた人 勝又優美(かつまた・ゆみ)さん

KEN HORIO GOLF ACADEMY所属 ティーチングプロフェッショナルA級
1978年6月29日生まれ、神奈川県出身。2010年にLPGA認定ティーチングプロとなり、静岡県内のゴルフアカデミーで多くの生徒を指導。2013年LPGA入会。ビームス&ウィンズステーション校(有楽町)でレッスンを受け持つ。非常にやさしく穏やかな性格の持ち主で、女性らしいきめ細やかなレッスンに定評がある。将来の夢は日本一の女子ティーチングプロになること。
取材・構成/キープペダリング 撮影/斉藤秀明 撮影協力/ビームス&ウィンズ ステーション ゴルフ&ランニング

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