勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第10回~腕力任せにしない!バンカーのセオリーを理解してきっちり脱出

勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第10回~腕力任せにしない!バンカーのセオリーを理解してきっちり脱出

あー、バンカー! 苦手なのにどうして入ってしまうの?

グリーン周りでゴルファーを悩ませるバンカー。入れたくてやっているわけじゃないのに、なぜか吸い込まれてしまいますよね。そして1打で出ないとますます焦って、アタマが混乱してしまいがち。

もしかして、男性のアドバイスを鵜呑みにして、女性の身体に合っていない対処をしてしまっているなんてこと、ありませんか?

女性はクラブがボールに到達していないことが多い

男性は力があるので、打ち込むことでバンカーからボールを脱出させることが可能ですが、女性はそうはいきません。クラブの力を借りて、バンカーのセオリーをしっかり理解することが大事です。とは言っても、難しいことではありません。多分気がついていないだけ。バンカーではボールを打つのではなく、ボールの下の砂を打つって、知ってましたか?

打ち込む意識は男性に任せて、でも逆に「ボールだけをきれいに打つようなイメージ」も実は避けて欲しいのです。

よくあるアドバイスとして「クラブを短く持って、腕をしっかり伸ばして」というものがありますが、女性にはフィットしません。バンカー内で不安になっている上に、短く持った分、クラブが砂に届かなくなっているのが、女性のバンカーの悩みの原因であることが多いです。

脱出最優先の解決策を伝授します!

クラブは短く持たなくて良いです。いつも通り。腕もしっかり伸ばさなくて良いです。大事なのは、クラブが砂に絶対届くセットアップをすることです。まずは下半身を安定させるために、足を少し埋めましょう。そしてクラブを長く持って、腕は張らずにちょっとたわますくらいの意識で。意外に思うかもしれませんが、そのほうがクラブの性能をうまく使えるのです。

でもありがちなミスは「女性のやさしさで、フォローが小さくなってしまう」ことです。

これは通常のショットでも、アプローチショットでもそうですが、もちろんバンカーショットでも気をつけて欲しいポイントです。

グリーン周りのバンカーでピンまでの距離が近いと緩んだスイングになりがちですので、ここは気をつけてくださいね。砂がパァっと飛び広がるプロのようなバンカーショットをイメージしてください。

ボールの下の砂を前に飛ばして、一発脱出!

バンカーの苦手意識は、過去の失敗経験から来ていることが多いですが、腕力で解決がむずかしい女性ゴルファーは、クラブの性能に頼るのが一番! この時のためにバッグに入れてあるサンドウェッジで、ボールだけを打つのではなく、ボールの下の砂ごと打って、砂ごとバンカーから出してください。この意識が、脱出にはとても大事です。

バンカーのセオリーを身につけてバンカーが怖くなくなると、意外とバンカーに入らなくなるという、ゴルファーあるある話にも参加できるようになる日が近いかもしませんね (笑) 。

(注) 今回は、右打ちの場合を想定したレッスンです。

教えてくれた人 勝又優美(かつまた・ゆみ)さん

教えてくれた人 勝又優美(かつまた・ゆみ)さん
KEN HORIO GOLF ACADEMY所属 ティーチングプロフェッショナルA級
1978年6月29日生まれ、神奈川県出身。2010年にLPGA認定ティーチングプロとなり、静岡県内のゴルフアカデミーで多くの生徒を指導。2013年LPGA入会。ビームス&ウィンズステーション校(有楽町)でレッスンを受け持つ。非常にやさしく穏やかな性格の持ち主で、女性らしいきめ細やかなレッスンに定評がある。将来の夢は日本一の女子ティーチングプロになること。
取材・構成/キープペダリング 撮影/斎藤秀明 撮影協力/ビームス&ウィンズ ステーション ゴルフ&ランニング

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