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勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第9回~「やさしく打つ」は「力加減では無い」!振り幅の調整が大切です

勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第9回~「やさしく打つ」は「力加減では無い」!振り幅の調整が大切です

グリーンはもうそこ。ハーフショットって難しくないですか?

もう少しでグリーン。「1打で乗せて1パットで上がれたら!」と自分に期待するシチュエーションって、どうしてうまくいかないんでしょうね。自分へのプレッシャー? それとも技術がないのかな? フルショットではないアプローチの距離感、女性は苦手な方が多いです。

ここでトップしてしまったり、微妙な傾斜でダフってしまったりすると、バンカーに入るなどしてスコアに大きく響きます。では、どうすれば大きなミスなくこの状況をクリアできるのでしょうか?

やさしく打ってふんわりとグリーンに乗せるためには

あまりたくさんのことを考えるのはやめて、ふんわりとやさしくボールが上がっていくアプローチショットをイメージしましょう。

ポンっと打って、ポンっと上がったボールが、スルスル~っとカップに寄っていく、成功イメージをしっかり持ってくださいね。その後に、スイングのイメージです。ただし、「やさしく打つ」は「力加減では無い」ことを理解してください。

女性は、フルショットは体全体で大きく、ハーフショットは腕で? 手首で? 小さく? と考えてしまう方が多いのですが、フルショットとハーフショットを別のスイングと考えてしまうと、ゴルフがとても難しくなります。

女性の「やさしい意識」と「やさしく打つ」の違い

大事なことは、距離が近いからといって力加減を調節するのではなく、振り幅を調節すること。

やさしく打とうとする時に、クラブを大きく上げて、インパクトの時にその勢いを緩めるということをしてしまうと、スイングの左右対称が崩れ、安定せず、アプローチの距離感も身につかないことが多いです。

ピッチングウェッジやアプローチウェッジなどの短いクラブは、クラブそのものがボールを上げやすく設計されていますから、ボールにしっかりヒットすれば、イメージしたボールが自然と引き出されます。

おそるおそるスイングするような、ボールに対してやさしく、という意識は持たなくて大丈夫です。インパクトで減速することが一番やってはいけないことです。

振り幅で距離感を磨いて、いつの間にかアプローチ上手

フルスイングが肩から肩まで、の意識だとすると、ハーフショットは胸から胸まで、腰から腰まで、膝から膝まで、など、バリエーションがたくさんあるから難しいですよね。でも、自分で振り幅を決めれば怖くなくなるはず。自信を持って左右対称にしっかりバシッと打てば、トップすることもダフることも減り、イメージ通りボールはカップに向かっていくでしょう。「アプローチうまいね!」って言われちゃうかも? ですよ!

(注) 今回は、右打ちの場合を想定したレッスンです。

教えてくれた人 勝又優美(かつまた・ゆみ)さん

KEN HORIO GOLF ACADEMY所属 ティーチングプロフェッショナルA級
1978年6月29日生まれ、神奈川県出身。2010年にLPGA認定ティーチングプロとなり、静岡県内のゴルフアカデミーで多くの生徒を指導。2013年LPGA入会。ビームス&ウィンズステーション校(有楽町)でレッスンを受け持つ。非常にやさしく穏やかな性格の持ち主で、女性らしいきめ細やかなレッスンに定評がある。将来の夢は日本一の女子ティーチングプロになること。
取材・構成/キープペダリング 撮影/斎藤秀明 撮影協力/ビームス&ウィンズ ステーション ゴルフ&ランニング

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