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内藤雄士のお悩み解決!第29回・傾斜地からのショットを上手に打つ方法

内藤雄士のお悩み解決!第29回・傾斜地からのショットを上手に打つ方法

Q・平地からのショットはそれなりに打てるようになってきたのですが、傾斜地からのショットが狙いどおりに打てません。どうすればいいですか?

A・クラブを短く握れば、うまく打てる確率が上がります。

傾斜地でのショットをうまく打てるようになるコツ

練習場などの平らな場所ではそれなりにうまく打てるようになってきたけど、ゴルフ場に行くと傾斜地でのショットに苦労するというのは、ゴルフを始めたばかりのころによくある悩みです。傾斜地でのショットをうまく打てるようになるにはコツがあるのでしょうか。

ツアープロコーチの内藤雄士さんは、「平らな場所でのショットと、傾斜地でのショットは、根本的に違うんですね。そのことが分かってくれば、うまく打てるようになるのですが、そのためにはノウハウがいります。ツマ先下がり、ツマ先上がり、左足上がり、左足下がり、全部ノウハウが違うから、これが難しいんですよ」と語る。

「ただ、初心者の方を連れてコースレッスンに行ったとき、そんな細かいノウハウは無理ですから、私の場合、『ここは平らじゃないと思ったらクラブを短く持ってください』とお伝えします。シャフトを握るギリギリくらいまでクラブを短く持つと、ボールに近づくことができますし、大振りしなくなりますから振り遅れもなくなり、ボールにちゃんと当たる確率が上がります。短く握ったことで、ショットがグリーンまで届かなくなる心配があるなら、番手を1番手でも2番手でも上げればいいんです。日本人は真面目だから、『傾斜地でのショットはクラブの番手を1番手上げましょう』なんて書いてあると、『1番手しか上げちゃいけないんだ』と考える人が多いのですが、そんな制約に縛られることはありません。2番手でも3番手でも上げていいので、とにかくクラブを短く持つことを試してみてください」

回答してくれた人: 内藤雄士(ないとう・ゆうじ)さん

1969年9月18日生まれ、東京都出身。日本大学ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。1998年にツアープロコーチとしての活動を始め、丸山茂樹プロの米ツアー3勝をサポートした。東京都杉並区にあるゴルフ練習場「ハイランドセンター」の代表取締役も務めている。

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