内藤雄士のお悩み解決!第12回・ハーフショットがうまく打てない
Q・フルショットはそれなりに打てるようになってきたのですが、ハーフショットがうまく打てません。どうすればうまく打てるようになりますか?
A・ハーフショットは手打ちだとうまく打てません。体をしっかり回すスイングを習得することをオススメします。
体をしっかり回すスイングを身につける練習法とは?
練習場でそれなりのショットが打てるようになったのでコースデビューしたが、グリーンまで中途半端な距離が残った際のハーフショットがうまく打てなくて苦労したという初心者は多い。これはラウンド経験を重ねることで解決する問題なのだろうか。
この点について、内藤さんは次のように指摘する。
「初心者に限らず、アマチュアの多くの方はハーフショットができません。その理由は手打ちだからです。手打ちのままだとハーフショットはできないのです。ハーフショットがうまく打てるようになるためには、体をしっかり回すスイングを今のうちに身につけることをオススメします」
体をしっかり回すスイングを身につけるために最適な練習法は、両腕の間にクッション性のある柔らかいボールをはさんでショット練習を行うドリルだという。
「初心者の方であれば、両腕の間にボールをはさんでパターを打ったりアプローチショットを打ったりするところから始めてください。それだけで十分に、体をしっかり回すスイングの練習になります。ゴルフを始めたころはフルショットの練習ばかりしたくなる気持ちは分かりますが、本当にうまくなりたかったら、地道な練習が大事です。手打ちではなく体をしっかり回すスイングを身につければ、ゴルフの上達は飛躍的に早まります」
特に男性は、腕の力でクラブを振る手打ちでゴルフを始めてしまうことが多いので、なるべく早い段階で手打ちから脱却して、体をしっかり回すスイングを習得してほしい。
回答してくれた人: 内藤雄士(ないとう・ゆうじ)さん
1969年9月18日生まれ、東京都出身。日本大学ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。1998年にツアープロコーチとしての活動を始め、丸山茂樹プロの米ツアー3勝をサポートした。東京都杉並区にあるゴルフ練習場「ハイランドセンター」の代表取締役も務めている。
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