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勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第13回~後半大叩き!?「疲労」を疑って気持ちをリセット!

勝又優美の「もう130女子なんて言わせない!」第13回~後半大叩き!?「疲労」を疑って気持ちをリセット!

どうして後半はいつも大叩きしてしまうのかな? 何か対処法はありますか?
お天気も良く、前半のスコアはまあまあで、お食事も美味しかった。あれ、後半のティーショットから大スライス! あれ、セカンドショットも当たらない! どうして前半の調子が続かないの? というお悩み、女性ゴルファーさんから良く相談されます。今回は、気持ちと身体の二つの面からこの問題にアプローチしましょう。

後半も頑張ろう、が逆効果!?

前半の調子が良かった時、スコアをさらに良くしようと考えたり、もっと飛ばそうと思ったりと、何かしらの心の動きは誰にでもあります。もちろん、私にも(笑)。ランチをとって多少心が落ち着いてしまったとしても、切り替え上手な女性ゴルファーですから、コースに戻るときには、「後半も頑張ろう!」と意気込んでスタートするはず。そのちょっとした気負いが、身体の動き過ぎにつながることがあります。

下半身が動き過ぎているかも

女性は筋力が男性より少なく、疲れてくると余分な動きが出てしまいます。特に女性は内股になりがちで、膝が引けたりと、いつもは出来ている動きができなくなってしまいます。前半の調子のままでスイングしているつもりが、思うように当たらなくなって焦ってしまった場合は、なかなか気が付かない後半ハーフの自分の身体の動きをちょっと意識することで対処しましょう。

少しガニ股イメージで

もちろん、「いつも通り」、と意識してスイングすることは大事。ただ、どうも後半の調子がおかしかったら、「そうか、自分では気がついていないけど、足腰が疲れてきているのかな」と自覚し、いつもよりも少しガニ股のイメージをもってアドレスしてみてください。こうすることで、腰や膝の動き過ぎを防ぐことが出来ます。
動き過ぎると、バックスイングで特に悪い影響が出ます。下半身が安定しないので身体が流れてしまい、ボールにきちんとコンタクトする確率が悪くなります。どっしりと構えるために、一度その場でジャンプするなどして身体の感覚をリセットして、安定したアドレスをとりましょう。

調子は悪くないなら、後は落ち着いてプレーを

前半が良かったなら、そもそも調子は悪くないわけです。意識し過ぎて気負ってしまい、いつもの自分が出せないのはもったいないです。 そんな時に、今回のレッスンを思い出して、膝を動かし過ぎないようにしっかりキープしてみてください。対処法がわかっていれば後半もリラックスして自分らしさが出せるはず。美味しいランチで栄養補給したら、後半も笑顔で、いってらっしゃい!
注)右打ちの場合を想定したレッスンです。

教えてくれた人 勝又優美(かつまた・ゆみ)さん

KEN HORIO GOLF ACADEMY所属 ティーチングプロフェッショナルA級
1978年6月29日生まれ、神奈川県出身。2010年にLPGA認定ティーチングプロとなり、静岡県内のゴルフアカデミーで多くの生徒を指導。2013年LPGA入会。ビームス&ウィンズステーション校(有楽町)でレッスンを受け持つ。非常にやさしく穏やかな性格の持ち主で、女性らしいきめ細やかなレッスンに定評がある。将来の夢は日本一の女子ティーチングプロになること。
取材・構成/キープペダリング 撮影/斉藤秀明 撮影協力/ビームス&ウィンズ ステーション ゴルフ&ランニング

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