QP関雅史のギア分析!第14回・ドライバーとの相性で選ぶフェアウェイウッド

QP関雅史のギア分析!第14回・ドライバーとの相性で選ぶフェアウェイウッド

フェアウェイウッドは3Wと5Wを同一モデルで統一して振り心地をそろえたほうがアマチュアにとってメリットは大きい。

それでは、ドライバーとの相性はどう考えるべきか。膨大な人数のアマチュアのクラブフィッティングを手がけてきた関プロに極意を教えていただいた。

コンセプトが同じモデルを選ぼう

ドライバーとフェアウェイウッドを同じブランドでそろえれば、見た目には統一感のあるセッティングが出来上がる。しかし、肝心の中身はどうなのか。

「ヘッドはコンセプトが似ているものを使うのが基本です。ドライバーがつかまり系なら3Wもつかまりやすいものを選んだほうが無難です。たいていのメーカーは統一されたコンセプトで設計開発を行っているので、同じブランドから選べば間違いはありません。しかし、稀にドライバーとフェアウェイウッドの方向性が違うこともあるので試打はしておくべきでしょう」
振り心地を統一するためには重量が適正に管理されていることも必要だ。

「重さに関しても同様です。同じブランドなら重量も適正にフローしていると思いがちですが、実際には飛距離を追求するドライバーだけ別物のシャフトが入っていたりすることもあります。数値の確認も大事ですし、どちらかを買い換える場合は現在使っているクラブをショップに持って行って打ち比べてみるといいでしょう」

ドライバーから重さの階段を作ろう

ドライバーが50グラムならフェアウェイウッドは60グラムというセオリーは目安にはなるが、あてにしてはいけない。振り心地はシャフト重量で決まるわけではなく、クラブ総重量で考えなければならないからだ。カタログ等でチェックしておきたいのは番手毎のクラブ総重量だ。

「番手間の重量差は7~12グラムが理想的です。仮にドライバーの総重量が45インチで300グラムだとしたら、3Wの適正な総重量は310グラム前後となります。また、ドライバーが46インチなら、同じ300グラムでも長さの違いを加味して3Wは320グラムが適正値となります。5W、7Wはさらに7~12グラムずつ増やしていけば理想の重量フローになります」

ドライバーをリシャフトした場合は、できればフェアウェイウッドも同じシャフトに入れ替えたい。

「プロの中には、いきなりドライバーではなく、先に3Wで試して相性を見極めてからドライバーをリシャフトする選手もいます。その理由は3Wのほうが難しいから。プロでも納得のいく3Wを見つけるのは難しいものです。もし、気に入った3Wが見つかったらそれを大事に使い、そのクラブに合わせてドライバーを探すのもいいと思います」

ドライバーだけ飛べばいい。フェアウェイウッドだけ打てればいい。それでなんとか100は切れても90の壁を超えるのは難しいかもしれない。少なくともウッド、できれば全番手を同じリズムで振れるようなセッティングを組みたいものだ。

構成/吉田宏昭(ゴルフライター)
撮影/鈴木祥

教えてくれた人: 関雅史(せき・まさし)プロ

1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。

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