- 8月22日(土)
- 岩の間に球が挟まる解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
5月に開催されたリゾートトラストレディスの3ラウンド目。
15番ホール(パー4)のグリーン左手前は細い花道となっており、右手前は大きな岩がゴロゴロとした岩場でした。
その日のホールロケーションは右サイドにあった為、この岩を越えて打って行かなければなりませんでした。
そこであるプレーヤーは、セカンドショットを少しショートしてしまい、
球が岩と岩の間に突き刺さって止まってしまいました。
このままプレーできる状態ではないため、レフェリーを要請してアンプレヤブルの処置を確認しました。
プレーヤーはまず、
球の止まっている位置からホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップするラテラル救済を試みました。
そして救済エリアの大きさを決めるためにクラブレングスで測る場合、
自然にうねった地面に対してクラブを這わせなければなりません。
この場合、ゴツゴツとした岩は地面なので、岩が垂直に立っていれば、
その垂直の距離も救済エリアの範囲に含みます。
そのようにして2クラブレングスの範囲を測ってみると、その先端は左側のラフに届きました。
しかし、レフェリーはドロップする前に「もしドロップして球が再び岩の間に止まったとしても、
それは救済エリアの範囲内なのでインプレーとなります」と忠告しました。
それはラフが岩場に傾斜していて、ドロップした球が岩へ転がる可能性が僅かにあったからです。
そこでプレーヤーは、アンプレヤブルの他の選択肢であるホールと球を結んだ後方線上にドロップすることを考えました。
ホールは右サイドにあった為、球の位置から6ヤードほど下がれば、
平らな芝にドロップすることが可能となり、岩に転がる心配もありません。
そしてプレーヤーは1罰打のもと、アンプレヤブルの後方線上の救済を選択して、
芝地からプレーしてホールを終えました。
レフェリーが正しく救済エリアを定め、ドロップする前の適切なアドバイスにより、
最適な処置をすることができました。