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あなたの街のプロゴルファー・タケ小山がお送りする「GREEN JACKET」。日本のゴルフ情報はもちろんのこと、土曜の朝に動いているアメリカのゴルフツアー情報など世界のゴルフ情報が手に取るように分かります。さらに週末に行われるスポーツ情報の見どころを紹介する「ウィークエンンド・ピックアップ」など、スポーツ情報も満載です。

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「今日ゴルフに行くとき、向かっているときに聞いてその日に役立つ」をコンセプトに、タケ小山とゴルフルールの達人がゴルフルールをわかりやすく解説します!ゴルフのルールはプレーを規制するためでなく、みんなでゴルフを楽しむためにあります。今日のラウンドに役立つヒントをお届けします!

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9月28日(土)
「教えて!Nory」解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

【質問】

あるパー3でのこと。4番目に打った同伴者のボールは左OBか、ややこしいラフへ。
打ち直しのボールはあわやカップインのナイスショット、最悪でもボギーは確定。
しかし、このボールを打つ際「打ち直しします」あるいは「暫定球打ちます」とは何も言いませんでした。

この場合、2球目のショットに対して打ち直し要求できるのでしょうか?
あるいは1球目は放棄とみなすのでしょうか?
(結果は1球目見つかりボギーで上がりました)


【解説】

ご質問ありがとうございます!

規則18.3bには
「暫定球をプレーするときはストロークを行う前に
誰かに宣言しなければならない」とあります。


「プレーヤーが暫定球をプレーする意思があったとしても
それを誰かに宣言せずに、直前のストロークを行った場所から球をプレーした場合、
その球はストロークと距離の罰のもとにそのプレーヤーのインプレーの球となる」
とも書かれています。


なので、何の宣言もせずにティーイングエリアから打った2つめの球はインプレーの球であり、
その球でホールアウトしなければなりません。

ちなみに、この場合は1球目を放棄したことになり、もはやインプレーの球ではないので、
その球でホールアウトしたということは、誤球をプレーしたことになります。
次のホールのティーショット前に訂正しなければ失格となります。(規則6.3c)

また、今回のように暫定球の宣言をしなかった2球目のショットに対して、
他のプレーヤーが打ち直し要求をすることはできません。
ストロークと距離の罰のもと、2球目がインプレーの球になります。

暫定球のプレーであることを明確にすることはプレーヤーの責任であり、
宣言する場合、規則には「暫定」という言葉を使うことが最善であると書かれています。

プレーヤーが暫定球をプレーすることを明確に示す宣言の例として
「規則18.3に基づいて球をプレーします」や「念のために別の球をプレーします」は認められますが、
「もう一回打ちます」や「別の球を打ちます」は認められませんので気をつけましょう。
(詳説18.3b/1)
「打ち直しします」という言葉も暫定球の宣言とは認められません。

何故ならその言葉だけでは、暫定球とも取れるし、
ストロークと距離の罰のもとに打ち直すとも解釈できるからです。
覚えていただけますとご自身のラウンドに役立つと思います。

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