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12月6日(土)
「教えて!Nory」解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

【質問】

8月9日のルールザワールドで阿蘇さんが、グリーンのエッジからの救済について説明され、
ローカルルールひな型F-19を適用するとのことでした。

この場合、(球が)グリーン上にあるときは、規則16.1dで処置し、
ジェネラルエリアにある場合、規則16.1bで処置するとのことでした。

しかし、そもそも、この溝の中に入ったボールは、グリーン上のボールと判断しても良いでしょうか?
(グリーンに触れているので)

また、グリーン上のボールである場合、ホールに近づかないニヤレストポイントは、エッジの直ぐ外側になります。

この場合、パターで打つとエッジの縁にぶつかり、ボールが跳ねる可能性があります。

従って、ウェッジ等で打つと、溝の縁にリーディングエッジに当たり、大きくグリーンをえぐる可能性があります。

そこで、ボール1個程度ホールに近づくことを許容して、
最も近いグリーン上にプレースすることを可能とすることはできないでしょうか?

我々のプライベートコンペでは、この場合、ボール1個程度ホールに近づくことを許容して、
最も近いグリーン上にプレースすることにしていますが、これはルール違反でしょうか?


【解説】

ご質問者様、ご質問有難うございます。

まず1つ目の「溝の中に入ったボールは、グリーン上のボールと判断しても良いでしょうか」
という質問ですが、これは可能です。


パッティンググリーンの定義を見ますと、
「パッティンググリーンの縁は特別に作られたエリアが始まると見て分かる所によって定める」とあります。

これは一般的に、パッティンググリーンの縁を示す為に、芝が短く刈られている所を指します。

しかしこれ以外に「委員会が違った方法でその縁を定めている場合」とあり、
例えば、委員会が切り溝をパッティンググリーンの縁と定めて、球がその切り溝に触れている場合、
その球はパッティンググリーン上にあるとすることができます。(定義:パッティンググリーン)

このように委員会が違った方法で縁を定める場合は、ローカルルールに記載しなければなりません。

このローカルルールが無ければ、パッティンググリーンとして短く刈られた部分が縁と定められ、切り溝は関係なくなります。

何故なら通常、切り溝はグリーンとカラーの境に沿って入れられますが、
よく見ると境から左右にはみ出していることもあり、また切り溝を入れた後のグリーン刈りが溝からはみ出ることがあるからです。


余談になりますが、JLPGAではグリーンとカラーの境が分かりづらいときは、緑点を付けて明確化しており、
これはハードカードに記載されています。

ただし、過去に切り溝をパッティンググリーンの縁として定めたことはありません。

何故なら、明らかに芝が短く刈られたグリーンと見られるエリアが切り溝の外側にある場合、
プレーヤーは誤ってその球をマークして拾い上げる可能性があり、その場合は1罰打を課さなければならないからです。

このローカルルールを適用するか否かは、切り溝の救済のことだけでなく、
それ以外に起こりうるあらゆる問題も考慮した上で、慎重に決めなければなりません。


2つ目の質問の「ボール1個程度ホールに近づくことを許容してよいか」ということですが、
どのような理由であれ、これはできません。


もし不利な状況になるということであれば、救済をせずにあるがままにプレーする選択肢があります。

また「切り溝の外にある球をパターで打つとエッジの縁に当たり、ボールが跳ねる可能性がある」とありますが、
それはよほど溝の幅が広くないとそうはならないと想像しますし、
たとえ跳ねたとしてもプレーの線上にある切り溝からの救済はありません。

球が跳ねる可能性があるのは、その球が溝にあってストロークした場合に多く、その為に罰なしでこの救済が認められています。


またプレーヤーが救済した球をウェッジでストロークする際に、意図するスイングがこの溝に当たるというのであれば、
その救済箇所は誤りであり、溝に当たらない救済のニヤレストポイントを正しく取らなければなりません。

その場合、救済箇所はより後ろになる可能性がありますし、もしかしたらホールに近づかない横になるかもしれません。

ご参考になれば幸いです。

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