- 5月16日(土)
- 「教えて!Nory」解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
【質問】
前回の第6回リスナーズコンペのラウンド中に、ダブル・ノーリーにも相談させて頂いたある事件について、
再度詳しく教えて頂きたく、メールさせて頂きました。
その事件とは、小雨が降る月例会のショートホールでの出来事です。
同伴者とともに1オンに成功したのですが、雨が降っていたこともあり、早くカートに戻りたい一心で、さっさとパットしたところ、
ボールがカップ付近に近づいたところで、後ろからもボールがカップに近づいて来たのです!
同伴者から、「危ない、ぶつかるー」との声。
まさかと思いましたが、なんと、2つのボールが動きながら、本当にぶつかってしまったのです。
2つのボールは、カップ付近で止まり、2人ともタップインでパーをセーブ。
「ラッキー!」と心の中で思っていました。
その後、雨降りのカートの中で、あるがままに打つのだから、パーで良いよねと会話したものの、
念のため、アテストエリアで確認したところ、2打罰とのこと。
大ショック。
その後、意気消沈していた帰りのフロントにて、
先ほどのペナルティー判定に修正が入り、1打罰になりましたとの報告を受けました。
しかし、その判定はダブル・ノーリーさんとの回答とは違っていたのでした。
正しいルール判定と処置の方法についてご教授頂きたく、宜しくお願いします。
【解説】
ご質問者様、ご質問ありがとうございます。
回答から申しますと、パッティンググリーンからパットしたお2人は罰なしに再プレーしなければならなかったのに、
そうしなかった違反による2罰打が課されます。(規則11.1b(2))
パッティンググリーンからプレーされて動いている球がそのパッティンググリーン上で動いている
別の球に偶然に当たったことが分かっている、または事実上確実な場合、罰はなく、
パッティンググリーンからストロークが行われた箇所から元の球か別の球をプレーすることによって
そのストロークを再プレーしなければなりません。(詳説11.1b(2)/1)
プレーヤーがストロークを再プレーしなければならないのに、再プレーをせずに球が止まった箇所からプレーした場合、
そのプレーヤーは一般の罰を受け、ストロークはカウントします。
このように再プレーを要する処置違反は2023年からのルール変更により、同じ2罰打でも誤所からのプレーにはなりません。
なぜなら、誤所からのプレーには重大な違反となる可能性があり失格になり得るのですが、
ルール改訂によりそのリスクが回避されました。
このルールの大事なポイントで、
パッティンググリーンからストロークされた場合とグリーン外からストロークされた場合の処置は違います。
パッティンググリーンからストロークされて動いている球が
そのパッティンググリーン上の別の動いている球に当たった場合は、罰なしに再プレーですが、
グリーンの外からアプローチした球がそのパッティンググリーン上の動いている球に当たっても、
止まった箇所からのプレーになります。
少しややこしいですが、ご参考にして頂けますと幸いです。