- 2月21日(土)
- ストロークに影響を及ぼす状態の改善解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
昨年のリコーカップの1ラウンド目。
18番グリーンでルーリング要請があり向かったところ、勝みなみ選手がグリーン左手前で待っていました。
プレーヤーの球は、バンカー手前の大きな木の根元に止まっており、
飛び散っているバンカーの砂と落ちている松葉が入り混じっているところにありました。
プレーヤーは、止まっている球に対して修理地として救済が受けられるか尋ねてきましたが、
修理地には該当しなかったため罰なしの救済はないと伝えました。
そこでプレーヤーは球をあるがままにプレーしようと、周りに落ちている松葉をゆっくり取り始めました。
松葉はルースインペディメントなので、コース上やコース外のどこででも取り除くことができますが、
それが原因でジェネラルエリアにある球を動かしてしまっては1罰打が課されてしまいます。
もうひとつの懸念点は砂です。
砂はルースインペディメントではないので、ジェネラルエリアでは松葉のように取り除くことができません。
しかしプレーヤーが松葉を取り除く際に砂を動かしても、それが合理的な行動であれば罰はありません。
この合理的な行動とは、なるべく砂を動かさないように松葉だけを掴んで取り除く控えめな行動です。
これは規則8.1bの「認められる行動」にあるとおり、
その行動が結果として、そのストロークに影響を及ぼす状態を改善したとしても罰はありません。
しかしそれとは反対に、不必要に松葉を引きずって球のライやスイング区域にある砂の山を平らにする行動は合理的とは言えず、
規則8.1aの違反で一般の罰(2罰打)が課されてしまいます。
この規則を心得ているプレーヤーは、松葉を取り除いている際に砂も動かしましたが、
合理的な行動だったので何ら問題ありませんでした。
皆様もこのような状況になった場合は、控え目な行動を心がけましょう。