- 1月17日(土)
- ラウンドの意味解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
昨年10月のスタンレーレディスホンダゴルフトーナメントは東名カントリークラブで開催されました。
その最終ラウンドは濃い霧に覆われたため、いつスタートできるのかわからない状態でした。
大会本部では、54ホールの完遂を目指すために最終ラウンドは18ホール行うことを優先順位としていましたが、
当初7:30スタート予定だったのが、9:50には出場選手のセカンドカットを実施することが決まり、
とうとう10:40には9ホールの短縮ラウンドが決まりました。
通常、9ホールのみを実施する場合、TVやギャラリースタンドが設置されているインコースをプレーしますが、
12番ホールと13番ホールは標高の高いところにあるため、霧が晴れる気配がなく、
朝からコース状況を見ていた競技委員会は、9ホールをプレーすることもままならないと心配になりました。
そこで委員会は、12番ホールと13番ホールを除き、
その代わりに霧の影響が少ない1番ホールと9番ホールを足した変則9ホールでラウンドすることを
主催者やテレビ、運営に提案したところOKが出ました。
スタートホールは1番ホールで、次がいきなり9番ホールなのですが、隣同士なので移動に問題はありません。
そこからインコースへ入っていき、10番ホール、11番ホールと進み、11番グリーンから14番ティーへの移動も歩ける距離でした。
そのあとは18番ホールまで順番どおりに9ホールをプレーすることを選手やキャディーに伝え、11:30にスタートすることができました。
ラウンドとは、委員会が設定した順番でプレーする18(またはそれ以下)のホールです。(規則5.1)
現状、JLPGAではシステムの都合で9ホール単位でしかラウンドを短縮することができませんが、
本来規則では3ホール、5ホール、12ホールでも委員会が決定すればラウンドとして認められます。
2013年にバハマで開催されたUSLPGAの試合でも、
豪雨の影響でプレーできるホールが限られ、1ラウンドを12ホールの短縮競技で開催しました。
このときもプレーするホールの順番は、10-6-7-4-5-11-12-13-14-2-3-8と変則でした。
ラウンド数やホール数というのは競技の条件で定められていますが、
スタンレーやUSLPGAの試合のように、
悪天候により、スタートしていないラウンドのホール数はその状況に対処するために変更することができます。
(オフシャルガイド5A(8))
これからの荒天を考えますと、ラウンドも柔軟に対応していかなくてはならないと思った2025年のシーズンでした。