- 8月15日(土)
- 「教えて!Nory」解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
【質問】
毎週土曜日、楽しみにラジコで課金拝聴しております。
6月開催のLPGAダウ選手権を見ていたら9ホールのフェアウェイ近くのラフに、
8ホールのティーショットのショートカット防止のために8ホールのOB杭がありました。
そこでふと疑問です。
9ホールでこのOB杭の近くにボールがあり、スイングの邪魔になる場合は、
隣のホールでもOB杭を抜くことは出来ないと思うので罰なし救済が受けられるか否かが気になりました。
実況のアナウンサー、解説者は「なんか気持ち悪いですね」のみでその事には触れなかったのでモヤモヤしてます。
【解説】
ご質問者様、ご質問有難うございます。
ダウ選手権の8番ホールは418ヤード、左ドッグレッグのパー4です。
8番ホールの左側に345ヤードの短い9番ホールのパー4があり、その間は高い木々でセパレートされています。
そしてこの9番ホールの左側のFWから3ヤードほど離れたラフに白杭が20ヤード間隔で設置されていました。
この大会の追加ローカルルールを確認しましたところ、項目1(e)に
「コース内のアウトオブバウンズ」について明記されており、「8番ホールのプレー中、8番ホールの左側にある白杭は、
ティーイングエリアから行わなければならないストロークについてはアウトオブバウンズである。
また他のホールをプレーしているとき、このOB杭は動かせる障害物とする」とあります。
つまり8番ホール以外のホールをプレーしている時に、球が白杭の近くに止まった場合、
罰なしでその白杭を取り除くことができます。(規則15.2a(1))
これは、今年の1月にゴルフ規則に新しく追加されたローカルルールひな型A-4.2を採用しています。
その理由として、8番ホールのティーショットをショートカットする目的で、
9番ホールへ打つことを阻止するためかと思われます。
それは安全上の理由であったり、プレーのペースを考えてのことだと思いますが、特筆すべきは、
ティーイングエリアから行われたストロークにのみ適用されていることです。
つまり8番ホールのフェアウェイからストロークした球が、
この白杭を超えて9番ホールのフェアウェイに止まったとしてもインバウンズとなります。
おそらくそのようなケースはまず無いと判断して、このローカルルールを採用したと思います。