- 2月5日(土)
- 「教えて!Nory」暫定球の宣言について解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
【質問】
ティーショットが怪しかったので、宣言をして暫定球を打ったところ、チョロってしまいました。
1球目を確認するまでは、暫定球で対応しますが、
打つ度に暫定球の宣言をしないとその時点で暫定球がインプレ―球になるのでしょうか?
【解説】
ご質問ありがとうございます。
「暫定球」の宣言は、その暫定球をプレーする前に
1度だけすればよく、それ以降は言う必要はありません。
ただし、暫定球のプレーに関して1つだけ注意して頂きたいことがあります。
それは初めの球があると思われる場所より、
ホールに近い箇所から暫定球にストロークしますと、
その時点で暫定球はインプレ―の球に変わります。
この「初めの球があると思われる場所」というのは、
実際に探して見つかった場所ではなく、あくまであると合理的に思われる場所です。
もし、その場所より前にある暫定球にストロークしますと、
その時点で初めの球はアウトオブプレーとなり、誤球扱いとなります。
質問者様のケースですと、チョロってしまった暫定球でプレーを続ける場合、
初めの球があると思われる場所まで、暫定球としてプレーを続けられます。
その後、初めの球を探したければ暫定球でのプレーは一旦そこで止めて、球探しをして下さい。
球探しを始めて3分以内にコース内で見つけたら、
暫定球は放棄して初めの球でホールアウトしてください。
(規則18.3c)