- 9月11日(土)
- 松山選手の球がギャラリーの洋服の中に入る解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
ザ・ノーザントラストで起きた珍事件です。
松山選手の打ったティーショットがギャラリーの洋服の中に入り、止まりました。
そのギャラリーだった男性は幸いにも怪我はなく、球が止まった地点を
動かさないようにするために静止して待っていたそうです。
現場に到着した松山選手はその球にサインして男性にプレゼントしたそうです。
このような偶然は稀にトーナメントでは起こります。
私自身もプレーヤーの球が、観戦していたギャラリーの
レジャーシートの上に止まるルーリングに立ち会ったことがあります。
いずれにせよ、
球が、衣服の中や上に止まった場合、真下と推定する地点が基点となり、
ワンクラブレングス以内にドロップしなければなりません。
規則上、なぜリプレースではなくドロップかと言いますと、
球が直接地面に触れておらず、リプレースする箇所が存在しないからです。
また、ドロップとはプレーヤーがライを選ぶことはできないという原理原則です。
ドロップをすることにより、不確実性を生み、ラッキー、アンラッキーがあり、
プレーヤーはどのようなライも受け入れなければなりません。
正にゴルフの醍醐味と言えるでしょう。