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石井忍の「練習場でうまくなる」第12回

石井忍の「練習場でうまくなる」第12回

ラウンド直後の練習は調子が良かったクラブを優先する

ラウンド直後に練習することは、上達のために非常に有効です。コースではいろんなミスが出ますから、ミスが出た番手を練習場で重点的に打ち込めば、良くなるきっかけをつかむことができます。

ただ、ゴルフには難しい側面があって、悪かったところが良くなっていくと、今度は良かったところが悪くなっていく傾向があります。たとえば、パットが入らないと悩んでいる人が、パットが入るようになると、今度はショットが悪くなるのです。この現象を私は「平均の法則」と呼んでいます。

このような現象がなぜ起こるかというと、良かったところがなんで良かったのか、理由づけができていないからなのです。だから、良かった状態を維持できずに、平均値は変わらないということになります。

この状態を打破するためには、良かったところをしっかり理由づけしておくことが大事だと私は考えています。良かったところがなんで良かったのか把握して身につければ、ゴルフの質が次第に高くなっていきます。

良かったクラブを練習してから悪かったクラブを修正

アマチュアの方にラウンドの印象を聞くと、「今日はウッドが良かったけどアイアンがダメだった」という答えが返ってくることがあります。そして、ラウンド直後にアイアンを重点的に練習するのですが、アイアンが良くなっても今度はウッドが悪くなってしまうのです。これも平均の法則に当てはまります。

そうならないためには、調子が良かったウッドの練習を優先します。そして、ウッドが良かった理由をしっかり把握して身につけます。そして、ウッドの質を高めた状態でアイアンの練習をするのです。そうすれば平均値を高めることができます。

良かったところを伸ばしていけば総合力が身につく

ゴルフというのは結局、総合点です。ウッドが良くてもアイアンがダメであればコースマネジメントに苦労しますし、ショットが良くてもパットがダメだったらスコアをまとめることができません。あらゆる要素の質を高めていくことがレベルアップにつながります。

そして、総合点を上げていくためには、良かったところを伸ばしていくことが重要です。悪かったところは別の機会に練習することもできます。ラウンド直後の練習では良かったところを自分のモノにするよう心がけてください。

教えてくれた人 石井忍(いしい・しのぶ)プロ

1974年8月27日生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年にプロ入り。翌年からツアー参戦。2014年に千葉県千葉市にあるゴルフ練習場「ジャパンゴルフスクール」内に「エースゴルフクラブ千葉」を設立。2016年には「エースゴルフクラブ神保町」もオープンし、アマチュア向けのレッスン活動も展開している。


構成/保井友秀(ゴルフライター) 撮影/小板直樹 撮影協力/エースゴルフクラブ千葉

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