QP関雅史のギア分析!第26回・易しいクラブってどんなクラブ?

QP関雅史のギア分析!第26回・易しいクラブってどんなクラブ?

Q.よく「易しいクラブ」という表現をゴルフ専門誌などで目にするのですが、易しいクラブの定義はどのようなものでしょうか?

A.「易しい」の定義は人それぞれです。したがって「易しいクラブ」と出会うためには、ご自分が何を求めているのかをはっきりさせる必要があります。

「易しいクラブ」とは何か――。

「易しいクラブ」をどうやって見つけたらいいのか。カリスマフィッターとして、たくさんのアマチュアゴルファーのフィッティングを行っている関雅史プロに聞いてみた。

「ゴルフ専門誌のレッスン記事はアベレージゴルファーを想定しています。それと同様にギアの紹介記事もたいていはアベレージゴルファー目線で書かれています。アベレージゴルファーのほとんどはスライサーです。球が上がらない人や打点が安定しない人も大勢います。こうしたゴルファーにとって易しいのは、球がつかまるクラブや球が上がりやすいクラブ、スイートエリアの広いクラブなど自分の腕をカバーしてくれるクラブということになります。また、軽くて振りやすいクラブも易しいクラブといわれています。しかし、世間一般では、球がつかまって上がりやすいクラブが易しいと捉えられていても、チーピンで悩んでいる人にとっては、つかまりやすいクラブはとても難しいクラブになってしまいます。また、球が吹け上がる人にとって、上がりやすいクラブは使いづらいでしょう。最近のプロの道具は以前よりもアマチュアに近づいているとはいえ、比較的つかまりにくく上がりにくいクラブを使っています。どうしてわざわざ難しいクラブを使うのだろうと思えますが、実はプロにとっては、左に行くミスを防いでくれたり、球の高さを抑えやすかったり、それが易しいクラブなのです」

自分にとって易しいクラブはフィッティングで見つけよう

一体全体、易しいクラブとはどんなクラブなのか。

「曲がらないクラブはほとんどのゴルファーにとって易しいクラブといえますが、中には曲げたい人もいるので完全な回答ではありません。答えはご自身の中にしかありません。自分が現在どんなスイングをしていて、その結果どんな球を打っているのか。そして、最終的にどんなスイングになりたくて、どんな球を打ちたいのか。答えを見つけるには、まず自分自身を知る必要があります。その手伝いをしてくれるのがフィッティングです。ショップやスクールで自分のスイングや打球を計測してもらえば、今の自分を客観的に知ることができます。その結果に基づいて、自分が目指す方向に近づけてくれるクラブこそがあなたにとって易しいクラブです」

他人に「易しいクラブ」が、自分に易しいとは限らない。雑誌の記事や他人の評判で判断せず、自分の欠点を補ってくれる本当に「易しいクラブ」を見つけよう。

教えてくれた人 関雅史(せき・まさし)プロ

1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。
構成/吉田宏昭(ゴルフライター) 撮影/斉藤秀人 撮影協力/ゴルフフィールズ

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