石井忍の「通勤中&オフィスでできる効果的ゴルフ練習法」第6回~クリアファイルで?!手のローテーションが身につく方法
クリアファイルを使って手のローテーションをチェック
オフィスワークは以前と比べて紙の書類は減っているのかもしれませんが、それでもミーティングの際などに配られる機会はあると思います。
書類を整理するためにクリアファイルを活用しているのであれば、これを利用して正しい手のローテーションをチェックすることができます。
バックスイングとフォロースルーでファイルの面が入れ替わる
スライスで悩んでいる多くのアマチュアの方は、スイングの際に手のローテーションが行われないことによって、クラブフェースをボールにぶつけるだけのショットになっています。
これを解消するためには、フォロースルーで手のひらをしっかりと返していくイメージを持つことが重要になってきます。
手のひらにクリアファイルをはさんだ状態でシャドースイングを行うと、ファイルの面が入れ替わる感覚を養うことができます。
手のローテーションを身につければボールがつかまるようになる
アドレスの際、クリアファイルは地面に対して垂直ではなく、左斜め下を向きます。ゴルフクラブを握る時は左手よりも右手が下になりますから、左肩よりも右肩が少し下がるのが正しいアドレスの姿勢です。
そこからテークバックしていくと、左手で接している面が正面を向きます。切り返してからインパクトに向かう際は、インパクトの直後に表面と裏面が入れ替わります。そして、フォロースルーでは、右手で接している面が正面を向きます。
手のローテーションがしっかり行われると、これに連動して腕のローテーションも行われます。バックスイングでは右腕よりも左腕が下に位置していますが、フォロースルーでは左腕が右腕よりも上に位置しているのがおわかりになると思います。
この動きによって、クラブフェースが正しくローテーションするようになり、つかまったボールが打てるようになります。
教えてくれた人:石井忍(いしい・しのぶ)プロ
1974年8月27日生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年にプロ入り。翌年からツアー参戦。2014年に千葉県千葉市にあるゴルフ練習場「ジャパンゴルフスクール」内に「エースゴルフクラブ千葉」を設立。2016年には「エースゴルフクラブ神保町」もオープンし、アマチュア向けのレッスン活動も展開している。
構成/保井友秀(ゴルフライター) 撮影/斉藤秀明 撮影協力/エースゴルフクラブ千葉
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(1) 昇り階段を練習場に編 - (2) 駅ホームでスクエア意識編 - (3) 猫背でフォームが歪む編 - (4) 上半身をひねる効果編 - (5) 日々グリップを握る意識編 - (6) 手のローテーション編 - (7) トイレの鏡を使う効果編 - (8) 通勤カバンを使った練習編