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続!平野茂の100切りラウンド術 第10回~目玉のバンカーから簡単に出せるフェースの使い方

続!平野茂の100切りラウンド術 第10回~目玉のバンカーから簡単に出せるフェースの使い方

90切りを目指すレベルになれば、ガードバンカーにボールが入ったとしても、基本的な打ち方をマスターすれば、脱出は難しくないしグリーンに乗せることも難しくない、そしてボギーで上がることも難しくないと思うだろう。

しかし、目玉になってしまったときだけは話は別だ。

ボールが砂に少し埋まっている状態だが、ボールがまったく出なかったり大ホームランしたりという最悪の結果を招くことになる。

多くのゴルファーをスコアアップに導いてきた平野茂プロは「目玉のバンカーはたしかに特殊な状況で特殊な打ち方が要求されます。でも、理論と打ち方を知ってしまえば一発脱出は難しいことではありませんよ」という。

目玉のバンカーから確実に簡単させるコツを指南願った。

ヘッドを深く潜らせるためにフェースを閉じて構える

ボールが砂の上にきれいに乗っている通常のバンカーショットでは、サンドウェッジのフェースを開いて構えるのが基本だ。

なぜフェースを開くかというと、フェースのリーディングエッジよりもバンス(バックエッジ)を出っぱらせることで、鋭角に打ち込んでも砂の中に深く刺さらず、砂の爆発力を引き出せるからだ。砂をピンのほうに向かって弾き飛ばせばボールが勝手に飛んでくれる。

ところが、目玉のバンカーでこの打ち方はマイナスにしかならない。

「どのバンカーショットでもボールの真下にフェースをくぐらせるのが必須です。ところが、ボールが砂に少し埋まっている場合は、フェースを開くとバンスが出っぱって深く潜りにくくなります。逆にバンスが砂に跳ね返ってリーディングエッジがボールに直接当たってトップしてしまいます。ここはフェースをピンの左に向けて、フェースを閉じるように構えるのが正解です」

フェースを開くとバンスが先に着地するが、フェースを閉じればリーディングエッジが先に着地し、砂の深くまでクラブヘッドを潜らせることができる。

つまり、フェースの刃をショベルカーのイメージで使うことがコツだという。

フォロースルーは考えず、インパクトでパワーを出し切る

目玉のバンカーではフィニッシュまできれいに振り切る必要はない。上げようとすると、バンスが砂に跳ね返され、リーディングエッジがボールに直接当たってしまうことになる。

「クラブヘッドをボールの真下まで鋭角に入れるイメージですから、フォロースルーよりもインパクトに集中することが大事です。思い切り打ち込んでインパクトしたら終わりという感じでスイングしましょう」

上から鋭角に打ち込み、インパクトでパワーを一気に解放するイメージだ。通常のバンカーが砂とボールを一緒に弾き飛ばす感覚なら、目玉のバンカーはインパクトの力だけで脱出させる感覚といえる。フォロースルーで左ひじが引けてしまうと、インパクトでパワーを十分に出し切れないので注意が必要だ。思い切り打ち込んでやっと出せるかどうかの状況なので、たとえピンが近くでも手加減しないでしっかり打つことを心がけよう。とにかく1打で出すことに専念しよう。

バンカーで目玉になる確率はそこまで高くないが、仮に目玉になってしまったときでも、1打で脱出できればボギーで上がれる可能性はゼロではない。

90を切るには、ピンチにきちんと対処してしのぐことを覚えることも大切だ。

教えてくれた人: 平野茂(ひらの・しげる)プロ

1973年9月29日生まれ。早稲田大学時代は東京六大学野球で2年生からレギュラーとして活躍しプロ野球選手を志す。野球を極めた独自の視点で編み出したスイング理論で、短期間でゴルフも上達し、2007年プロ入会を果たす。現在、東京・五反田に『フラットフィールドゴルフ』を開設し、「飛ぶようになった」「体の使い方が初めてわかった」と多くのアマチュアを短期間で上達させることに成功している。
構成/三代崇(ゴルフライター) 撮影/鈴木祥 撮影協力/富里ゴルフ倶楽部(千葉県)

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