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続!平野茂の100切りラウンド術 第1回~「ピンの手前から攻める」はこだわらなくていい

続!平野茂の100切りラウンド術 第1回~「ピンの手前から攻める」はこだわらなくていい

ゴルフのマネジメントの常識のひとつとして、「ピンの手前側から攻める」というものがある。

日本のコースはグリーンの奥から手前に向かって下っている受けグリーンが大半で、ピンやグリーンをオーバーしてしまうと下りの難しいパットやアプローチが残りやすいというところからきている。

しかし、多くのアマチュアを短期間で上達させてきた平野茂プロは「その考えがスコアメイクを逆に苦しくしているのです。何でもかんでも手前から攻めようとするのはやめましょう」と提言する。

手前からよりも奥側から攻めるというところに、実はスコアをまとめやすくするヒントがあるのだという。一度ゴルフのセオリーから切り離して考えてみよう。

手前からのアプローチより奥からのパットのほうが簡単に打てる

グリーンまわりからのアプローチを打つよりも、パターで転がすほうがずっと易しいし、確率だって高いのは、90切りを目指すゴルファーに限ったことではない。

グリーン手前にショートしてアプローチを打つのと、ピンの奥側からパットを打つのとではどっちがカップに近づけるかを考えてみるといい。

下りのパットは上りのパットよりも難しいといっても、マスターズトーナメントが開催されるオーガスタナショナルGCのような超高速グリーンでプレーしているわけではない。一般営業のコースの場合、多少はグリーンが速く感じられることはあっても、下りのパットが強烈なくらい難しいというケースは案外少ないのだ。

「ピンの手前から攻めようという考え方はグリーンに届かず、ショートしてしまう結果につながりやすい。ピンの奥まで飛んでもいいと考えたほうがグリーンに乗る確率が高いし、次はパターを使えることでスコアメイクが相当楽になります。グリーン手前からのアプローチではザックリやトップ、シャンクなどのミスが発生してそこから大たたきしてしまう可能性がありますが、奥からのパットなら最悪でもそこから3打以内で上がれます」

第一ピンの手前側に乗せて上りのパットを残そうとしても、90切りのレベルではイメージとおりのショットがなかなか打てるものではない。ピン位置がセンターだったとして、それよりもピンの奥側の広いスペースを狙って打つことを考えよう。

グリーンオーバーの心配のない大きめのクラブを選択しよう

160ヤードのパー3があるとしよう。ピンがセンターであれば、大抵の人は160ヤードをきっちり打ちたがるが、「170ヤード打ってもグリーンをオーバーしない」と思考を変えてみよう。絶対にグリーンをオーバーすることのない170ヤードまでは打ってもいいのだ。「160ヤードを打とう」と思わずに「170ヤード打ったってグリーンに乗るんだ」と考えることだ。

「ピンまでジャストの距離を打とうという考え方では、しっかりミートしなければ届かないと思い込んで力みが入りやすい。それがミスを招く要因となります。その点、大きくてもいいと思えば力まなくなるし、グッドショットの確率がアップします。グリーン奥までの距離をジャッジし、その距離に応じたクラブ選択をしましょう」

ミートできなければ手前の花道か、アゴの深いバンカーに打ち込んでしまう羽目になる。また、上のパー3で、ピンが10ヤード奥だった場合でも、センター160ヤード、ピンまで170ヤードとなるが、170ヤード打っても、そうそうグリーンオーバーまでは行かない。

何ヤードまでならグリーンをオーバーしなくてすむかを考えて、大きめのクラブを選択することだ。

それに、自分の飛距離を過信している人も相当多い。自分の一番飛んだ距離を自分の平均飛距離と考えるのはやめよう。大きめのクラブで打って、ちょうどピンの手前にナイスオンといううれしい結果もありえる。

教えてくれた人: 平野茂(ひらの・しげる)プロ

1973年9月29日生まれ。早稲田大学時代は東京六大学野球で2年生からレギュラーとして活躍しプロ野球選手を志す。野球を極めた独自の視点で編み出したスイング理論で、短期間でゴルフも上達し、2007年プロ入会を果たす。現在、東京・五反田に『フラットフィールドゴルフ』を開設し、「飛ぶようになった」「体の使い方が初めてわかった」と多くのアマチュアを短期間で上達させることに成功している。
構成/三代崇(ゴルフライター) 撮影/鈴木祥 撮影協力/富里ゴルフ倶楽部(千葉県)

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