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新!平野茂の100切りラウンド術 第8回~ロングアイアンでも10ヤード刻みで打つコツ

新!平野茂の100切りラウンド術 第8回~ロングアイアンでも10ヤード刻みで打つコツ

アイアンの番手ごとの距離を考えた場合、ピッチングウェッジよりも9番アイアンが当然飛ぶし、9番アイアンよりも8番アイアン、8番アイアンよりも7番アイアンという具合に番手間の距離差が各10ヤード程度に飛ぶように設計されている。

ただし、実際には6番アイアンと5番アイアンになると距離がほとんど変わらないという人は90切りのゴルファーにもよくいる。この場合、6番アイアンは設計どおりに打てているのに、5番アイアンが設計した飛距離が出ていないということになるだろう。

ロングアイアンが苦手ならばユーティリティーやショートウッドを使う手もあるが、通常のアイアンセットだと5番アイアンまでセット組みされているので、なんとか使いこなせるようにしたいもの。

そこで、多くのゴルファーを90切りに導いてきた平野茂プロに、「5番アイアンのロフト角どおりの飛距離を打つためのポイント」を教えてもらった。

フィニッシュまで8割のグリップ圧を変えない

5番アイアンともなると9番アイアンなどのショートアイアンに比べてシャフトが長いため、クラブヘッドの遠心力が大きく働く。そのためにダウンスイングで右手の力が緩むと右手首がロックされてしまうという現象が起こる。

腕相撲の強い相手と手を組んで一気にねじ伏せられたときに、右手首が甲側に折れてしまうともう力を入れることができない。力が抜ける一方でもう立て直しが利かなくなるが、それと同じことが起きるのだ。

「シャフトの長いクラブほど遠心力に負けて右手首が折れないように、右手のテンションを緩めないことです。ただし、カチコチに緊張してしまってはスムーズに振れないので、グリップの強さは全力を10とすれば8くらいの力で握り、その握りの強さをスイング中はもちろん、フィニッシュまで変えないようにしましょう。腕相撲で負けるのではなく、むしろ勝つくらいのイメージです」

ダウンスイングで右ひじが浮き上がってはいけないが、右手の小指側に力点を置いて右の前腕部から力を抜かないでボールを打つ。右手のひらでグーとパーを繰り返すようにテンションが変化するとクラブが遅れて下りて、インパクトでフェースが開いてしまう。それをアジャストしようとすると今度は右手に急激に力が入り、フェースがかぶって当たることになる。

スイングの精度を上げて5番アイアンなら5番アイアンの距離しっかり打てるようになるには、グリップ圧の8割をフィニッシュまでキープして振ることと、右前腕部のテンションを変えないことが大切だという。

インパクトの瞬間は自分の体重を軽くしてあげるイメージ

関節をいかにたくさん使うか。いいパフォーマンスをする人たちは関節をいっぱい使って動きに柔軟性を発揮するという共通点があるが、そのためには自分の体重を地面に押さえつけないことがカギとなる。

例えば100キロのバーベルを持ち上げようとするとき、自分の体重と100キロの付加が加わり、パワーは出せても動きが制限されてしまう。その点、ジャンプするようなイメージで体重を軽くしてあげると関節の稼働域が広がり、動きがスムーズになるという。

「プロたちは体重を軽くしてスイングしますが、多くのアマチュアは体重を地面に押しすけるようなスイングになって、それが力みにつながっています。力みというと上体に余分な力が加わるイメージがあるかもしれませんが、本当は下半身に力が入るから力みが生じるのです」

といってもインパクトで左のお尻が軽くなっては右肩が下がり、すくい打ちになってしまう。逆側の右のお尻を軽くしてあげるイメージを持つと、右手の前腕部の握り圧を適正に保ちやすくなる。結果、多くのアマチュアが苦手にしているロングアイアンも打ちこなせるようになるという。

教えてくれた人: 平野茂(ひらの・しげる)プロ

平野茂(ひらの・しげる)プロ1973年9月29日生まれ。早稲田大学卒業後、プロ野球選手を目指すが、ゴルフに転向。2007年にJPGA公認インストラクターの資格を取得。東京・五反田に『フラットフィールドゴルフ』を開設し、チーフインストラクターとして多くのアマチュアを指導している。師匠は叔父の中山徹プロ。
構成/三代崇 撮影/田辺恵理 撮影協力/フラットゴルフフィールド

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