石井忍の「家の中でできる効果的ゴルフ練習法」第6回~ピンポン玉なら家でも安全!キャリーの感覚はゴルフボールに似ている
ピンポン玉だったら室内でも安全に練習できる
これまで室内で行う短い距離のアプローチ練習を紹介してきましたが、家の中で実際にゴルフボールを打ってアプローチ練習することに抵抗がある方や、そんなことをしたら家の人に怒られるという方もいると思います。
そういう方にオススメなのが、ピンポン玉を使った室内練習です。ピンポン玉であれば家具などに当たっても壊れる心配はありませんし、万が一、人に当たっても、ケガをすることはありません。
フェースにボールが当たるインパクトの感覚が養える
ピンポン玉は軽くて飛びませんから、ゴルフボールを打つ感覚とは多少異なりますが、フェース面にボールをしっかりと当てて飛ばすという、インパクトの感覚を養うことはできます。
また、軽くて飛ばないのでクラブの振り幅を少し大きくすることもできます。クラブを腰から腰の高さまで振り上げても、ピンポン玉だったらそんなに飛びません。
ただし、クラブの振り幅を大きくすると、今度はクラブ自体が家具などに当たって壊れる心配が出てきますので、その点は注意してください。
キャリーの感覚は意外とゴルフボールに近い
実際にやってみると分かりますが、ピンポン玉をキャリーで2~3ヤード飛ばす感覚は、ゴルフボールをキャリーで2~3ヤード飛ばす感覚と意外に似ています。
ですから、決まった振り幅で距離を揃える練習も効果的ですし、異なる振り幅で距離を打ち分ける練習も実戦につながります。
すでに紹介した練習をピンポン玉で代用しても、もちろんOKです。ゴルフの上達は大事なテーマですが、それよりも家の人の迷惑にならないことのほうが大事ですので、そこはしっかりバランスを取ってください。
ゴルフでシングル(ハンディ)を目指すと、家庭でもシングルになる(離婚する)と言われた時代もありましたが、今はそんなことありません。円満な家庭を保ちながらゴルフが上達している人もたくさんいますから、そちらを見習ってください。
教えてくれた人:石井忍(いしい・しのぶ)プロ
1974年8月27日生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年にプロ入り。翌年からツアー参戦。2014年に千葉県千葉市にあるゴルフ練習場「ジャパンゴルフスクール」内に「エースゴルフクラブ千葉」を設立。2016年には「エースゴルフクラブ神保町」もオープンし、アマチュア向けのレッスン活動も展開している。
構成/保井友秀(ゴルフライター) 撮影/高木克宗 撮影協力/エースゴルフクラブ千葉
石井忍の「家の中でできる練習法」記事一覧
(1) スイング軸チェック編 - (2) 正しいフォロースルー編 - (3) 左ヒザを伸ばして打つ編 - (4) ショートアプローチを鍛える編 - (5) フェースをかぶせ打ち編 - (6) ピンポン玉で安全に編 - (7) インサイドに上げるクセ編 - (8) 手首の角度を変えない編 - (9) パットフォーム見直し編 - (10) 振り子練習編 - (11) ストロークをシステム化編 - (12) 連続カップイン練習編