「ブリヂストンゴルフアカデミー」の評判や料金、会員の多い理由は?
「ブリヂストンゴルフアカデミー」の評判や料金、会員の多い理由は?
「ブリヂストンゴルフアカデミー」は、国内最大級の会員数を誇るゴルフスクールです。スクール名のとおり、ゴルファーなら誰もが知っているゴルフメーカー・ブリヂストンスポーツ株式会社が運営するだけあって、信頼度の高さは言うまでもありません。そんなバックボーンもあってか、スクールにはさまざまな目標を持ったゴルファーが通っています。
今回は「ブリヂストンゴルフアカデミー」のレッスンについて、ゴルフライターの出島正登が体験リポートしました。
プロフィール:出島正登(いでしま・まさと)ゴルフライター
1972年生まれ。和歌山県出身。ゴルフ歴35年。ベストスコア70。研修生を経てゴルフ専門の出版社に入社。現在はフリーのゴルフライターとして、プロツアーの取材をはじめ、雑誌、ウェブ媒体で執筆活動中。
「ブリヂストンゴルフアカデミー」がゴルファーに支持されている5つの理由
「ブリヂストンゴルフアカデミー」は、2024年9月現在、全国に直営店、フランチャイズを含めて80店舗以上を展開しています。まずは、いずれのスクールにも共通する「ブリヂストンゴルフアカデミー」がゴルファーに支持されている理由について見ていきましょう。
理由1 統一したカリキュラムだから実現できる精度の高いレッスン
レッスンは基本的には60~80分、6~8人程度の少人数制グループレッスンです。グループといっても、全員でその日に同じカリキュラムを行っていくわけではなく、それぞれが個々の課題に取り組んでいくスタイルとなります。
また、レッスンの精度を上げるため、インストラクターと会員が共通の認識を持つことを重視。そのためのツールとして、日本プロゴルフ殿堂入りを果たしている倉本昌弘プロが監修したオリジナルの教本を活用しています。どこでも専用アプリから閲覧ができるので、自主練にも活かせて便利です。
理由2 厳しい社内基準をクリアしたインストラクターの高い指導力
「ブリヂストンゴルフアカデミー」のインストラクターは、厳しい基準をクリアしてインストラクターとなった後も定期的に社内研修を行い、最新のコーチング理論や技術などの知識を時代に合わせてアップロードしています。
また、インストラクターは、毎年ラウンド時のスコア提出が必須となっており、インストラクター対象の全国大会を開催するなど、常にスキルを高め合っています。
理由3 上達カルテの活用で、自分の立ち位置が常に確認できる
入会後は、生徒一人ひとりの目標やレッスンの進行具合がひと目でわかるオリジナルの「上達カルテ」を、インストラクターが作成します。
このカルテは、進捗状況や上達の可視化だけでなく、レッスン時には撮影した動画をもとに問題点を洗い出したり、インストラクターからの指導コメントを確認したりすることもできます。
理由4 クラブとスイングのマッチングのアドバイスも万全
ギアに対しての知識が深いスタッフが多いのも、クラブメーカーが手掛けるゴルフスクールの特徴のひとつといえるでしょう。なお、メーカー開講のスクールだからといって、ブリヂストンのクラブの使用が必須ということはありません。
店舗によっては、発売前の新作クラブの販売や試打が可能な場合も。また、スイングの問題点がクラブにある場合、一部店舗ではどのようなクラブが合っているのかを相談できるのもうれしいポイントです。
さらに会員特典として、お得にクラブやウェアなどのゴルフアイテムを購入することもできます。
理由5 アプリで手軽に予約ができて、レッスン時間も選べる
入会にあたり必要な費用は、入会金と月会費またはレッスンチケットの購入です。スクールによって料金体系はそれぞれ異なりますが、レッスンチケットはいわゆる回数券のようなもの。
予約はどのスクールも、タイムテーブルを見て好きな時間にアプリから手軽に行うことができるので、自分のペースやスケジュールに合わせて利用することができます。
「ブリヂストンゴルフアカデミー」の体験レッスンに潜入してみた!
今回お邪魔したのは、「ブリヂストンゴルフガーデンTOKYO」の初回のみ50分間5,500円でトライできる体験レッスン。通常のスクール枠のグループレッスンに参加するスタイルです。
こちらの店舗では、直営ショップを併設しており、クラブフィッターが常駐していてフィッティングも可能。さらに、通常のグループレッスン以外にも、最新の技術を駆使したパーソナルレッスン「ハイパフォーマンスゴルフラボ」を受けることもできます。 ここからは、体験レッスンについてのリポートをお届けします。
基本の動きをルーティンとしてレッスンに取り入れる
入店したら、まずは受付を済ませて、カルテに自分の今の悩みや課題などを記入していきます。
レッスンがスタートし、最初に行うのが独自のストレッチです。体の可動域を広げ、スイングに重要な股関節も動きやすくしていきます。
続いてパター練習と、小さい振り幅のスイングで数球ボールを打つ練習です。
この3つは入会後も必ず行うカリキュラムとなっており、特にパター練習を行う点が特徴的だと思いました。施設によって多少異なりますが、基本的には打席の後ろのスペースにパターマットを敷いて行っていき、このときインストラクターは簡単なアドバイスは行うことはあるものの、基本的には自主練です。
なお、パター練習をレッスン前のルーティンに組み込む意図には、ラウンド中のショットの40%はパッティングであるにもかかわらず、圧倒的に練習をしている方が少ないことから。
練習をしないからうまくならないという方がほとんどで、一番使うクラブなのに一番練習しないという点に着目し、行うようにしているそうです。
そして、小さい振り幅で球を打つ練習とは、時計の8時から4時、9時から3時という2つの振り幅で数球打つことを繰り返していきます。
これは、小さい振り幅がスイングの基本ということを常に頭に入れ、体に覚えさせておくためです。
個人とグループの両方の良さが融合しているレッスン
これらのルーティンを終えた後は、それぞれの課題に対する練習と指導に入っていきます。
動画を撮影したり、実際にボールを打ちながらレッスンを受けたり、時には練習器具を利用したりするなど、インストラクターによる指導内容はそれぞれ異なります。
50分の中でじっくり集中して一人で取り組む時間と、ゴルフ仲間の存在を感じながら相手の動作を参考にして練習に励む時間があり、パーソナルとグループレッスンの良さがバランス良く融合していることがわかりました。
自分の課題をいかに見つけるかも、ゴルフの上達には大切です。単に教えられたことを一方的に行うだけではない点に、人気の理由があるのだと感じました。
「ブリヂストンゴルフアカデミー」の会員数が全国でトップクラスである理由
「ブリヂストンゴルフアカデミー」の会員数は、全国にあるゴルフスクールの中でもトップクラスです。
では、なぜ多くのゴルファーに支持されているのでしょうか。ゴルフスクール事業部の西山知大さんにお話を伺いました。
――「ブリヂストンゴルフアカデミー」の強みはどこにありますか?
全国にネットワークがあり、社内研修をクリアしたインスタクターの統一したレッスンをどこでも受けられることではないでしょうか。たとえ住むエリアが変わってしまっても、その先で同じ質のレッスンを提供しています。
レッスンには多くの用語が出てきますが、やはりインストラクターによってそのあたりの細かい表現というのは違ってくるものです。徹底的に統一させるというわけではありませんが、指導内容の共通認識があることで、会員様に間違って伝わることのないように努めています。
また、上達カルテによって、「前のレッスン時に聞いた話と違う…」という状況を防ぐことも可能です。 倉本プロ監修の教本は、ほかにはない強力なツールとして、ゴルファーの味方になってくれると思っています。
――通われている会員の方のレベルを教えてください。
厳密な数字ではないですが、100切りを目標に入会される方が30~40%程で、まったくの初心者の方も同率くらいの印象です。経験者の方やいわゆる上級者の方は10%くらいでしょうか。初心者から中級者の方が多く、女性会員も全体の30%と高くなっています。
また、グループレッスン形式のため、通ううちに会員様同士でコミュニティが生まれ、仲間と同じ時間にレッスンに来るようになった方や、プライベートでのラウンドを楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。
――倉本プロ監修の教本をすべて網羅しようとすると、どれくらいの期間が必要になりますか?
1年から2年くらいは必要だと思います。ただ、この教本はすべてをマスターするためのものではなく、自分が課題とする部分をこなしていくやり方なので、誰もが1、2年通っているわけではありません。
もちろん、居心地がいいと感じていただいている会員様の中には、課題を克服しても、通い続けてくださる方もいらっしゃいます。
――通いやすさや雰囲気も、スクールを選ぶときには大事な要素ですよね。
「ブリヂストンゴルフアカデミー」では、会員様のために打席でのレッスンだけではなく、実際のコースで行うラウンドレッスンのほか、主催コンペや屋外レッスンでの活動機会なども積極的に設けています。初めての方向けの「コースデビュー会」なども開催していますし、スクールによっては、ブログで情報共有を行うなど、ゴルフに関するあらゆる部分でサポートできることも自慢のひとつです。
もちろん、会員特典としてブリヂストンスポーツのゴルフアイテムへの割引もご用意しています。
また、別途料金がかかりますが、「ブリヂストンゴルフガーデンTOKYO」では最新のテクノロジーを駆使した「スイング診断」を行えるので、ギアに関してもどんどん相談してもらいたいですね。
――今回お邪魔したブリヂストンゴルフガーデンTOKYOはインドア施設ですが、全国的には練習場内にある店舗がほとんどですか?
インドア施設は少なく、多くが屋外練習場の打席の一角で行っています。主に直営店ですが、フランチャイズの場合は、練習場側がみずからインストラクターを雇って運営している形です。
もちろん、フランチャイズの方々にもしっかり研修を受けていただき、共通認識を理解してもらっていますのでご安心ください。
――今後の展望などありましたら教えてください。
上達を後押ししてくれるツールとして、ブリヂストンゴルフの公式アプリ「BS GOLF」があります。これは現在、誰でもダウンロード可能なスイング診断アプリですが、撮影した動画を送ると、数分でAIによる診断結果が返ってきます。
厳密な診断ではないものの、自分のスイングを確認・可視化するためのツールとしては非常に効果的なので、「ブリヂストンゴルフアカデミー」のレッスン内容と連動させていくことも検討中です。
これからもゴルファーにとって有益な情報をお届けしながら、多くの会員様へのきめ細やかなフォロー体制を続けていき、もっと多くの方にゴルフを楽しんでいただきたいと思っています。
<クレジット>
協力/ブリヂストンゴルフガーデンTOKYO
撮影/小林司
ブリヂストンゴルフアカデミー 店舗一覧
※料金・詳細につきましては、下記店舗ページよりご確認ください。
※一部店舗の教本・カルテは紙の冊子を使用します。
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