稲津暢の「ゴルフの上達が早い人遅い人」第1回~上達が早い人は能動的な発言が多い

稲津暢の「ゴルフの上達が早い人遅い人」第1回~上達が早い人は能動的な発言が多い

以前、こちらのサイトで「できるビジネスマンはなぜゴルフがうまいのか」という連載を担当したところ、大きな反響をいただくと同時に、「できるビジネスマンでも、ゴルフがうまくない人がいるけど、なぜ?」と聞かれることがありました。
また、「ゴルフはうまいけど、ビジネスマンとして仕事ができるとは言えない人もいるのは、どうして?」という声を聞く機会もありました。
そのあたりの理由については、僕なりの見解がありますので、上達が早い人と上達が遅い人の傾向について語ってみたいと思います。

上達が早い人は能動的な発言が多い

まず、僕がゴルフレッスンをしていて、「この人は上達が早そうだな」と感じるのは、能動的な発言が多い人です。具体的な発言内容としては、「パターマットを買いたいけど、どんなものがいいか」とか、「狭い部屋の中でもスイングができる練習器具がほしいので、何か紹介してほしい」といった感じです。
一方で、上達が遅い人の典型的な発言内容は、「上達するためには何をしたらいいですか?」です。もちろんゴルフレッスンですから、上達するために何が必要であるか教えることはできます。しかし、それを自発的に取捨選択できる人と、受動的な姿勢の人では、前者のほうが圧倒的に上達のスピードが早いです。
そして上達が早い人は、練習後やラウンド後に自分で課題を見つけ、「自分はこうしたいんだけど、どう思いますか?」という質問をしてきます。
上達が遅い人は、練習後やラウンド後に自分で課題を見つけるのではなく、「今日は練習場へ行って200球打ちました。そのうち何球が右に飛び、何球が左に飛びました」と起こった出来事を報告してきます。
それを受けて、「じゃあ、次はこれを練習してください」と、僕が全部、練習メニューを決めるのですが、それだと上達のスピードはどうしても遅くなります。

「できるビジネスマン」とは何か?

ここまで話をしてきて、「できるビジネスマン」の定義について、僕の主観を語っておきたいと思います。僕は「大企業の中で仕事ができると評価されている人」=「できるビジネスマン」だとは考えていません。大きな会社で重要なポジションに就いているからといって、「できるビジネスマン」とは限りません。
むしろ、大企業の中で出世する人というのは、言われたことをきちんとやるタイプの人が多いと感じています。与えられた仕事を、与えられた時間内に、無難に終わらせることができる人が出世していくのが大企業という組織です。そういうタイプの人は、ゴルフの上達が遅い傾向があります。
一方で、会社の規模は小さくても、ビジネスをゼロからクリエイトしている起業家タイプの人は、ゴルフの上達が早い傾向があります。
これは、どちらがいいとか悪いとかという話ではなく、不思議なことにゴルフの上達速度とリンクしているという話です。そして、それぞれのタイプで思考や行動に大きな差がありますので、次回以降にご説明していきます。

教えてくれた人:稲津暢(いなつ・とおる)さん

1979年生まれ。國學院大學経済学部卒、テキサス州立大学大学院にて経営学修士(MBA)。MBA取得後にプロ宣言し、PGAツアーのマンデー予選を中心にアメリカのミニツアーに参戦。その後、国内大手コンサルティング会社に入社し、基幹業務システム導入やマーケティング戦略立案に従事。2008年、IF Business Consulting株式会社を設立。企業経営者に特化したゴルフレッスンとコンサルティングサービスを提供している。
構成/保井友秀(ゴルフライター)

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