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平野茂の目指せコースデビュー!第3回~フォローまで軸が崩れないアドレスは首が重要、初心者は「まずシンプルに」考えよう!

平野茂の目指せコースデビュー!第3回~フォローまで軸が崩れないアドレスは首が重要、初心者は「まずシンプルに」考えよう!

アドレスとは体を正しく動かし、クラブをスムーズに振るための準備姿勢をいう。グリップやスタンスを含め、体の全体のバランスに留意して構えることが重要なポイントになる。バランスの悪い姿勢で構えるとスイング中に頭が上下左右に動き、軸がブレを引き起こしてクラブヘッドの軌道が大きく波打ってしまう。

多くの初心者ゴルファーを指導してきた平野茂プロは、「正しいアドレスをつくるにはバランスに気を配ることが大事です。再現性の高い安定したアドレスはボール位置も狂いにくく、ナイスショットの可能性が高まります」と語る。

バランスのいいアドレスが簡単につくれるようになるポイントを伝授してもらうとしよう。

飛球線の後方から見て頚椎が足の幅の中に収まることが絶対条件

基準としやすい7番アイアンであれば体重を左右均等に乗せて、軽くお辞儀するように腰のつけ根から上体を折り曲げ、両ひざを少し曲げてアドレスをつくろう。

アドレスの姿勢が完成したら、誰かに体をどの角度から押されても動じないくらいの下半身の安定感を意識することだ。重心を乗せるのは土踏まずから拇指丘にかけての部分となる。

つまり、バランスのいいアドレスの条件は、重心がつま先側にもかかと側にも片寄らないことにあるのだ。

「アドレスの姿勢を飛球線の後方から見たとすれば、右わきと右ひざ頭が拇指丘のほぼ真上にあり、頚椎(首のつけ根)が右足の幅の中に収まっているのがベストです。そして、スイング中は頚椎と背中の中央、お尻の3か所の位置がほとんど変わらず、インパクトでもアドレスと同じ位置に戻すことが大切なポイントです」

両ひざが伸びて上体が起きた棒立ちの構えや、尻が下がって背中が丸くなった構えなどでは、インパクトで体のバランスが保てず、ボールを正確にヒットできない。

初心者に最も多く見られるのはインパクトで上体が起き上がり、尻が前に出てしまうケースだという。アドレス時の前傾角度が崩れて、頚椎が自分の足の幅から外れてしまい、背中の中央と尻の位置をインパクトで再現できなくなるのだ。

体のバランスが崩れないようにするには、両足をバランスディスクの上に乗せて素振りするのが効果的だが、普段からおなかに力を入れておき、インパクトまで前傾角度を変えないように心がけてスイングしよう。頚椎が足の幅から外れなければ、スイング軌道のブレを少なく抑えることができる。

ボールの位置は左わきの前に統一させておくほうが有利

アドレスでの両手のポジションは左もものつけ根の前が基準となる。体の中心線よりもやや左だ。そして、ボールもやや左に置くのが理想的な構えといえる。

ドライバーの場合、左かかと内側の延長線上にボールを置き、短いクラブになるにつれてボールをスタンスの中央に近づけるという考え方もあるが、身長や体型、体の柔軟性などによってスタンスの幅が違ってくるため、安定しにくいのが難点だ。

「それよりも左わきの前を基準にボールの位置を決めるようにすると、どのクラブを手にしてもボールの位置をすぐに決めることができ、アドレスで迷わなくてすみます。ドライバーのように長いクラブでは右足を左足から遠ざけてスタンスを広めにし、ショートアイアンでは右足を左足に近づけてスタンスを狭めにするだけですから簡単です」

ボールを左わきの前に統一していても、スタンスを狭くするほどボールをスタンスの中央に近づけた感覚となる。初心者が早くゴルフを覚えるには、難しい要素をできるだけ取り除くのがいい。アドレスの基本にしても、やってみるだけで自然にマスターできてしまうことから覚えるようにしよう。

教えてくれた人: 平野茂(ひらの・しげる)プロ

1973年9月29日生まれ。早稲田大学時代は東京六大学野球で2年生からレギュラーとして活躍しプロを志す。野球を極めた独自の視点で編み出したスイング理論で、短期間でゴルフも上達し、2007年プロ入会を果たす。現在、東京・五反田に『フラットフィールドゴルフ』を開設し、「飛ぶようになった」「体の使い方が初めてわかった」と多くのアマチュアを短期間で上達させることに成功している。
構成/三代崇(ゴルフライター) 撮影/田辺恵理 撮影協力/フラットフィールドゴルフ

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