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マーク金井の「超効率的ゴルフ100切り達成法」(第10回)

マーク金井の「超効率的ゴルフ100切り達成法」(第10回)

コースマネージメント「スタート前練習とティショット」

スタート前に何発もショット練習をするゴルファーがいますが、僕から言わせてもらうと、練習はやってもやらなくても同じだと思っています。それには理由があります。

たしかに、練習場で20球もボールを打てば、体がほぐれてきて、中にはナイスショットも出るでしょう。しかしそれは、ボールを20球打った結果に過ぎません。それに対して、コースでは当たり前ですが1回しか打てません。

アプローチとバンカー練習は念入りに

ゴルフはなぜ難しいと感じるのでしょうか。それは、何回もボールを打てるわけではなく、たった1回しか打てない競技だからです。裏を返せば、ゴルフはそこに価値があります。そう考えると、練習場で「何球もボールを打てる」という状況下で体を動かしても、あまり意味がないことはお分かりになるでしょう。だから、ショットは練習してもしなくてもいいんです。

スタート前の時間を有効に活用するうえで、アプローチとバンカーは念入りに練習するのがいいでしょう。芝の状態はシーズンや気温などによってまったく違うので、ヘッドが芝に当たる感覚やタッチをラウンド前に知っておくとスコアメイクに役立ちます。それに、バンカーは普段なかなか練習できないショットだけに、ゴルフ場にバンカー練習場があればこれを利用しない手はありません。

「とりあえず敵陣に入れておく」感覚

さて、いよいよラウンドです。誰でもそうですが、1番ホールは期待と不安が混じるうえ、周囲の目も気になるため特に緊張します。

よく、ゴルフ誌では「そういうときこそ平常心を保ってプレーしよう」と書かれていますが、はっきり言ってそれは無理です。そもそも非常時に平常心なんてものはありません。ではどうすればいいか。

リラックスできない、ガチガチに緊張しているといった現在の自分の状況を認識して、その中で何ができるかを考えるべきでしょう。

緊張してガチガチになるのは仕方ありません。それならドライバーで大きく飛ばそうという考え方をやめて、あえてフェアウェイウッドやユーティリティ、さらにいえばアイアンを使ってより正確に飛ばしてみてはどうでしょうか。そのために安定して飛ばせるクラブを練習して作っておく必要があります。

「1番ホールからドライバーを使わないと恥をかく」と思っているゴルファーも少なくありません。嫌でもドライバーを使わないといけない状況なら、ティショットの考え方を次のようにしてみてはどうでしょうか。

ティショットは他のスポーツに置き換えて説明するのが分かりやすいでしょう。
ゴルフのティショットとは、バレーボールでいうサーブ、サッカーでいうゴールキックのようなものです。つまり、とりあえず敵陣にボールを運んでおけばゲームはスタートする、その程度のものでしょうか。ティショットはそれほど重要なものではないんです。

それなのに多くのアマチュアゴルファーは、ティショットはバレーボールのスパイク、サッカーでいうシュートだと考えてしまい、打つ前からガチガチになってしまいます。

難しいと感じたら、テニスだってアンダーサーブがありますし、サッカーだってとりあえず自陣のゴールからボールを遠ざけるクリアキックがあるじゃないですか。ティショットもそのくらい気軽な感覚で打てばいいんです。

100切りを目標にしているゴルファーなら、1番ホールはボギーで御の字。ダブルボギーでもまったく問題ありません。そう考えるだけでかなり楽になると思います。

教えてくれた人 マーク金井(かない)さん

ゴルフクラブアナリスト。ゴルフ誌のほか、テレビやラジオでも活躍中。ハンデ3の腕前と豊富な知識を生かした分かりやすい解説には定評がある。悩めるゴルファーのためにゴルフスタジオ「アナライズ」(東京・神田)を自ら主宰している。近著に「一生役立つゴルフ超思考法」(マイナビ)がある。


取材・構成/清水晃(メディアサンライツ) 撮影/小板直樹

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