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極!平野茂の100切りラウンド術 第3回~アイアンの精度が劇的にアップする右足の使い方

極!平野茂の100切りラウンド術 第3回~アイアンの精度が劇的にアップする右足の使い方

80の壁をぶち破るにはアイアンショットの正確性を上げることが重要な要素となる。グリーンに乗せる確率を上げて、パーを取る回数を増やしていかないと70台のスコアがなかなか見えてこない。

「ピンばかり狙わないで基本的にはグリーンの中央を狙うこともパーオン率を上げるための要素となるが、マネジメント面だけではなくスイング面での考え方も改める必要性が出てくる」と、多くのゴルファーを80切りに導いてきた平野茂プロは指摘する。

「大事なのは弾道のイメージの持ち方です。打ったボールがずっと自分よりも右側に飛んでいくイメージを持たないと、いつまでも狙った方向に飛ばせません」というのだ。一体どういうことなのか、わかりやすく解説してもらおう。

自分の体よりもボールが少し右に飛んでいくイメージを持とう

7番アイアンのシャフトの長さが30インチとすれば、ボールが飛んでいくラインに対して、自分が立っているラインは30インチ左側にある。どこまでもまっすぐ続く線路をイメージしてみよう。ボールが飛んでいくラインは目標に向かって右側のレールで、自分が立っているラインが左側のレールというわけだ。

ということは、体はピンよりも30センチ左側の場所に対してスクエアに構えるのが正しいアドレスであって、ボールが飛んでいくラインよりも左側なのだ。

「これを視覚的にいえば、自分の体よりも少し右側に向かってボールが飛んでいくのが正しい弾道であって、これよりも左側に飛んでいくのはミスショットです。ただ、85パーセントくらいの人はボールが目標よりも右側に飛んでしまう傾向があるので、ボールをつかまえようとしてクラブを左に引っぱろうとしてしまうのです」

その結果、ダウンスイングからインパクトにかけて体重が左足に乗り切らず、腰が引けてしまうことになる。右のお尻がヒップダウンするために、右足の上で体を回転してしまい、ボールがまっすぐ左に飛ぶか、カット軌道になってスライスするかのどちらかになってしまうのだ。

右足をベタ足にしておけば腰のオーバーターンが防げる

今ではあまり使われないが、ロングアイアンになるとシャフトが32~34インチと7番アイアンよりもシャフトが長い。その分だけ自分が構えている位置よりも右側に飛んでいく感覚が正しいのだが、ボールがなかなかつかまらないために、自分でつかまえようとしてどんどんカット軌道になったりインパクトで右足体重になって手前をダフったりする悪循環に陥ってしまいやすい。こうした傾向は80切りを目指す人にも案外多く見られるという。

「ボールが自分よりも少し右側に飛んでいく感覚を持てば、体重を左足に移動しやすくなり、インサイドアウトの軌道で振りやすい。そのためには打ち終わったあとの腰のラインがボールの延長、つまりピンのほうを指すようにするといいのです。それ以上回そうとすると腰が引けてしまいますから注意してください」

例えば、イ・ボミのインパクトからフォロースルーにかけての腰の回転角度はそれほど大きくない。右腰がボールの飛んでいく方向を指していることがわかる。ドライバーになるともっと腰が右を向いている。角度でいえば45度くらいだろう。最終的にはクラブヘッドの遠心力によって腕のローテーションが行なわれて、肩が大きく回転するが、腰を大きく回すことはしていない。

昔は「腰を切るイメージで打て」とよくいわれたが、今のクラブは重心距離が長くなっているため、インパクトのタイミングが合いやすいように下半身よりも上のほうを先に回そうとするプロがとても多くなっているという。

イ・ボミら韓国の選手たちは右足をインパクトぎりぎりまで踏ん張っている傾向が顕著に見られるが、それは自分の腰がボールの飛んでいく方向よりも左に回さないようにするためなのだ。腰がオーバーターンしないために、右足をベタ足にしているわけだ。

これを身体に染み込ませるためには、フィニッシュまで右足をベタ足のままで打ってみるドリルがおすすめだ。このポイントを参考にすればアイアンの正確性が大幅アップするという。早速試してみよう。

教えてくれた人: 平野茂(ひらの・しげる)プロ

1973年9月29日生まれ。早稲田大学卒業後、プロ野球選手を目指すが、ゴルフに転向。2007年にJPGA公認インストラクターの資格を取得。東京・五反田に『フラットフィールドゴルフ』を開設し、チーフインストラクターとして多くのアマチュアを指導している。師匠は叔父の中山徹プロ。
構成/三代崇(ゴルフライター) 撮影/田辺恵理 撮影協力/フラットゴルフフィールド

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