私の推しコース「海外ゴルフ用品バイヤー・小林ちあきさんに聞く」太平洋クラブ美野里コース
編集部:今回のゲストは、ハイセンスなゴルフ用品を海外から買い付け、卸販売をされている小林ちあきさんです。まずはご自身がゴルフを始めたきっかけを教えてください。
小林さん(以下小林):20代前半に、父やその頃の親しい友人がゴルフをしていて、勧められるままに始めました。当時はバブル時代。男子ツアーはAON全盛期(A:青木功、O:尾崎将司、N:中嶋常幸)でテレビのゴルフ中継も多かったですし、周りの女性の友人たちもみんな既にゴルフを始めていると言うような状況で、私自身硬式テニスをやっていたこともあり体を動かすことに抵抗もなく、すんなり楽しくゴルフができました。
その後社会人として独り立ちし、ブティックを経営するようになった頃に10年ほどゴルフを離れるのですが、ご縁があり再開しました。ちょっと休んでいただけのつもりでしたが、その間に道具がこれほど進化してしまっているとはびっくりしましたね。身体がついていけずスイングもゼロから作り直しでしたが、ラウンドは楽しめていますよ。
編集部:ゴルフを楽しむためのゴルフウェアを選ぶ際に「ここは押さえるべき!」というポイントを教えてください!
小林:動きやすいことが第一です。自分のファッションを見せびらかすよりも、機能性を大事に。かといってあまり機能に偏りすぎるのもスタイルとしては「?」になることが多いので、全体のコーディネートを損なわずにスポーティであることを意識する、くらいだと良いのではないでしょうか。
ちょっと話が変わるのですが、男性3人に女性が一人という組み合わせだったら、女性は進んできれいな色のポロシャツを着るなどすると、雰囲気が華やかになることを私もつい最近学びました。自身の好みだけでなく、こういったささやかな配慮をすることもゴルフを楽しむためのポイントかもしれませんね。
また、シューズは目立つのできちんと手入れをしたきれいなものを履くと同伴者からも注目されますね。グリーン上など意外に足元を見る機会は多いものです。見るからにボロボロ、使いっぱなしではなんとなく人柄も見えてしまうような気がしませんか?
編集部:いつものファッションに何か一つオシャレを加えたい時はどうすれば良いでしょうか?
小林:ゴルフは同じ仲間でプレーを重ねることも多いので、その都度新しいウェアを買うのは不経済ですよね。リーズナブルにオシャレを楽しむには小物をアクセントにすると良いですよ。ウェアはシンプルに、帽子、シューズなど、最近はグローブもカラーがたくさんあるので、白や黒などありきたりなものだけでなく色で楽しんで合わせるといいですね。
小物は他人と差がつくところなので、トレンドを取り入れるのも良いと思います。派手な色を、というのではないのですけれど、着慣れた普段の地味な色では無く、くすんでいない色を選ぶ意識を持ってみてください。
編集部:それでは小林さんの「イチ推し」ゴルフ場を教えてください!
小林:茨城県の「太平洋クラブ美野里コース」を推します。2016年から女子ツアーのTOTOジャパンクラシックが開催されている本格的なゴルフ場です。
フラットで視界の広いホールが多く、トーナメントコースですから易しいわけではないけれど、気持ちよく回れる大好きなコースです。女性陣にはランチの美味しさがいつも大好評。ショップの品揃えも豊富でキレイで見やすくて、ゴルフ場さんの気持ちが感じられます。2016年のトーナメント開催からコースには結構手を入れているそうで、それがまた人気に拍車をかけているみたいですので、早めの予約が鍵ですね!
教えてくれた人 小林ちあき(こばやし・ちあき)さん
有限会社イルクオーレ 代表取締役
群馬県出身。自身のブティックを経営後、ゴルフのセレクトショップの立ち上げに関わったことが転機となり現在のゴルフ用品輸入・卸を始める。ポルトガル製のゴルフシューズLAMBDA(ラムダ)、キャディバッグのJONES(ジョーンズ)、ヘッドカバーのSEAMUS(シェイマス)、ロスアンジェルスのブランドG/FORE(ジーフォア)の販売代理店を務める。製品取扱いはKNEE DEEP (ニーディープ) http://www.kneedeep.jp/ で販売中。