私の推しコース「ゴルフライフを身体からサポートするプロ・青木淳さんに聞く」京カントリークラブ
編集部：今回のゲストは、身体のバランスを整える商品を製造販売する株式会社エイジェイカンパニーの代表取締役、青木淳さんです。なんでも2016年にティーチングプロの資格試験を受験されたとか？
青木さん（以下青木）：2016年8月にPGAティーチングプロＢ級の実技審査をパスしまして、2018年1月入会に向けて現在講習を受け「ＰＧＡ基本ゴルフ教本」を必死で頭に入れているという状況です。いやー、あの三日間だけですね（練習日含め）あんなに真剣にゴルフしたのは（笑）。この後まだまだ数多くの検定がありますので、勉強勉強の毎日です。私の元々のゴルフに対しての姿勢は「みんなで楽しもう」で、自分の技能を教えることで生計を立てるというような動機ではないので、受験者の中ではちょっと異端かもしれませんね。
ゴルフを始めたのは高校生の時。父親がゴルフを始めるというタイミングで私を誘ってくれたことがキッカケでした。今でも最初の練習場での感動を覚えていますよ。野球少年だった私は、「こんなにボールを飛ばせるなんて、なんて楽しいんだろう！」とすぐにゴルフにハマってしまいました。初ラウンドは120くらいだったかな。大学に入ったらゴルフ部に入ろうと決めていたくらいゴルフを好きでしょうがなかったのに、上京したらテニス部に入っちゃって（笑）。少しの期間ゴルフとは離れるんですが、就職したら世はバブル時代。たまたまゴルフ会員権を安価で手に入れられる機会に恵まれたこともあり、やるならシングルを目指そうと頑張ってハンデ5くらいまでにはなりました。
編集部：身体のためのサポート用品を手がけることになったいきさつはなんだったのでしょう？
青木：私、以前は金融の業界にいたんです。地銀や損保を経験してきました。それがあのリーマンショックで行くも地獄、残るも地獄という状況になりまして、その時面倒を見ていた部下数人を連れて独立することを決意しました。まだこの時点では現在の商材には出会っていないんですが、その前身に当たる製品は既に手に入れていて、それを販売することと損保の代理店の両輪を軸としてビジネスを始めました。製品はどこへ売りに行っても好評でしたが、まだまだこなれていない社長業にまだまだ練られていないビジネスモデルだったためか、２年目に資金がショートし始めて苦境に立たされました。
そんなビジネスに悩む毎日を送っていた時に、たまたま展示会にブースを出すことになりました。私達の目指す販路とは全く関係のない貴金属の展示会です。しかしそこで樹脂の加工屋さんと出会うんです。運命の出会いでした。お互いの「どうにかしたい」という想いで製品をブラッシュアップすることができ、身体のバランスを整え、怪我がしにくくなる現在の「バランスE（イー）」を世に生み出すことができました。
編集部：身体のバランスを整える万能な商品かと思いますが、なぜゴルファー向けに特化したのでしょうか？ ご自身がティーチングプロになってまで伝えたかったこととはどんなことですか？
青木：ゴルフが私にとって身近だったことが影響しているのは間違いないですね。親戚はみんなゴルフが上手いんですよ。大叔父が地元のゴルフ場でクラチャンを何年も取り続けるような人だったり、従兄弟がアマチュアながらLPGAの試合に出るような実力者だったりしたので。ただ、私は勝負にもこだわらないし、スコアカードもろくにつけない（笑）。まあ、それは置いておいても、ゴルフは３世代が楽しめる生涯スポーツだということを当たり前に感じていました。ゴルファーはみんな若々しくて良いですよね。
私がゴルフを始めたときと同じような気持ちで、楽しく飛ばせて、気持ちよく回れる、そんなゴルフを続けるにはどうしたら良いだろうと考え抜いて現在に至ります。その方法のひとつが自分がプロになることでした。そして、技能を教えるのではなく「ゴルフを楽しく続けてもらうための先生であるべきだ」ということを、業界のど真ん中に入っていって言いたかったんです。多分これからもずっと、この視点で仕事をしていくと思います。
身体のバランスを整えるということは、姿勢も良くなりますから美容にも健康にも良いんです。足腰が弱って転びやすくなるとゴルフを楽しめませんから、ゴルフを楽しむために、またいくつになっても若々しさを保ってイキイキとした毎日を送るためにも、皆さんにはもっとご自身の身体に目を向けて欲しいですね。
編集部：それでは青木さんのイチ推しゴルフ場を教えてください！
青木：千葉県の「京カントリークラブ」を推します。「飛ばせば良い」というゴルフ場じゃないんです。難しいコースだっていう噂、聞いたことありませんか？ 距離もあるし、池などのハザードも効いていて良いスコアがなかなか出ない。OUTコースの３番がとにかく難しくて、このホールでパーが取れたらバーディーに値すると言っても良いと思います。このホールが終わると頭も身体も疲れ果てて脱力するくらいです。
私は勝負にはこだわりませんが、意地はありますから、挑戦意欲の掻き立てられるこのゴルフ場が大好きです。倶楽部として競技も盛んですし、上達したいと思っている方には最高。腕に自信のある方も是非トライして下さい！
教えてくれた人：青木淳（あおき・じゅん）さん
株式会社エイジェイカンパニー 代表取締役
1965年生まれ、長野県出身。金融業界で経験を重ね、リーマンショック時に親会社が破綻したことをきっかけに、一念発起して部下を引き連れ2009年に独立する。健康でいるために「身体の中からも外からもサポートできるもの」を取扱うことを主眼とし、誰もが身に着けた瞬間にボディバランスを整えられる「バランスＥシリーズ」を展開。美容・アンチエイジング等、人生を楽しく過ごすためのすべてにたゆまぬ努力を続けるビジネスマン。
取材・構成／キープペダリング
