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【初心者から上級者まで】ゴルフのクラブセッティングの基本と選び方

【初心者から上級者まで】ゴルフのクラブセッティングの基本と選び方

【初心者から上級者まで】ゴルフのクラブセッティングの基本と選び方

ゴルフは、道具を使うスポーツです。ゴルフにおける道具には、ドライバーをはじめとするクラブのほか、ボールやティーペグ、グローブといったさまざまなアイテムがあります。
中でもスコアアップを目指すなら、自分に合ったクラブを選ぶことが重要です。言い換えれば、自分に合わないクラブを使うことは、上達の遠回りになりかねません。

そこでこの記事では、ゴルフのクラブセッティングの基本と、選び方について解説します。初心者から上級者まで、各レベルに応じたクラブの選び方とセッティング方法について、詳しく見ていきましょう。

ゴルフのクラブセッティングの基本

ゴルフのクラブセッティングとは、ラウンド時にゴルフバッグに入れるクラブを、自分のプレースタイルや技術レベル、コースの状況などに合わせてどのように組み合わせるかを考えることを指します。
まずは、クラブセッティングの基本ルールについて知っておきましょう。

ゴルフバッグに入れられるクラブの本数は14本

1ラウンドで、ゴルフバッグに入れられるクラブの本数は14本です。ただし、14本の内訳に関する規定はなく、ドライバーを2本入れても、パターを2本入れてもルール違反にはなりません。

ちなみに、なぜ14本かということには諸説ありますが、1800年代半ば、まだ本数ルールがなかった頃に、クラブが多すぎるとキャディーの負担が大きくなるという理由で規定ができたそうです。
14という数字に関しては1ダース(12本)にパターの1本を加えた13本が始まりでしたが、欧米では13が不吉な数字とされるため、14になったともいわれています。

クラブの本数が14本を超えていたらどうなる?

14本を超えるクラブをバッグに入れたままプレーをスタートした場合、1ホールにつき2打罰が課せられます(1ラウンドで最大4打罰まで)。
本数超過にスタート後に気づいてペナルティを受けた後は、使用しないクラブをほかの競技者に告げる、もしくはバッグから抜き出してカートの別の場所に置いておくなど、明確な意思表示をする必要があります。

プレー途中で本数を増やすことはできる?

13本以下の本数でスタートした場合は、14本まではプレー途中でクラブを追加することは認められています。また、使用クラブがプレー中に破損した場合は、プレーの進行を遅らせない限り修理も可能です。

破損理由が同伴競技者によるものだったり、カートに踏まれたりした場合は、修理もしくは交換をすることができます。

クラブセッティングは、飛距離の階段を作るのが重要

飛距離の階段とは、クラブごとの飛距離が連続的に階段状になる状態、つまり各クラブの飛距離に大きな差がなく、スムーズに距離の打ち分けができることを指します。この状態が作られたクラブセッティングが理想です。
飛距離の階段ができていれば、グリーンまでの残り距離に合わせて最適なクラブを選択でき、スコアアップや安定したプレーにつながります。

■飛距離の階段ができている理想的なクラブセッティングの例
ドライバーからサンドウェッジまでのゴルフクラブごとの飛距離(ヤード)を示した棒グラフが階段状になる理想のクラブセッティングの図解

上記は、ドライバー飛距離が230ヤードのゴルファーの例。ウッド、ユーティリティーは10ヤード刻み、アイアンは10~13ヤード刻み、ウェッジは15ヤード刻みのセッティングです。

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ゴルフクラブの役割と特徴

ゴルフクラブは大きく分けて、「ドライバー」「フェアウェイウッド」「ユーティリティー」「アイアン」「ウェッジ」「パター」の6種類があります。
ここでは、ベストなクラブセッティングを考えるために、パター以外の各クラブの役割とその特徴について知っておきましょう。

最も飛距離が出るクラブは「ドライバー」

ドライバーは主に、パー4やパー5といった、距離の長いホールの1打目(ティーショット)で使用するクラブで、最も飛距離が出ます。14本の中で一番長く、ロフト角も立っているのが特徴といえるでしょう。

ドライバーのヘッドサイズが大きいと安定感があるため、初心者・中級者にとっては扱いやすいです。
しかし、近年は飛距離よりも安定性やコントロールを重視したいゴルファーに、ヘッドが小さめのミニドライバーが注目されています。ドライバー選びは、ヘッドの機能やロフト角の種類、シャフトの硬さなど、よりバリエーションが増えているのです。

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長い距離を狙うときに活躍する「フェアウェイウッド」

フェアウェイウッドは、主にコースのフェアウェイから使用するクラブで、状況によってはティーショットで使用することもあります。3番、5番、7番が主流ですが、最近は男子プロでも9番ウッドを使用する選手が多く、フェアウェイウッドの普及率は上がっています。

各番手のロフト設定はメーカーによって異なりますが、3番ウッドが15度前後、5番ウッドが18度前後、7番ウッドが21度前後、9番ウッドが25度前後です。

▼フェアウェイウッドの打ち方を知りたいなら、こちらの記事もおすすめ!
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初心者にとってのお助けクラブ「ユーティリティー」

ユーティリティーは、欧米ではハイブリッドとも呼ばれ、フェアウェイウッドとアイアンのあいだのクラブです。ヘッドの形状も、ウッド型とアイアン型があります。スイングが、フェアウェイウッドのように払い打つ方はウッド型、アイアンのように打ち込む方はアイアン型を選ぶ傾向があります。

ロフト角は、3番ユーティリティーで19度、4番ユーティリティーで22度、5番ユーティリティーで24度、6番ユーティリティーで26度が平均的な数値です。フェアウェイウッドよりも扱いやすく、アイアンよりもボールが高く上がりやすいので、初心者にはおすすめのクラブです。
最近ではツアーで活躍する女子プロの中に、アイアンの本数よりもユーティリティーの本数が多い選手もいます。

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距離を打ち分けてボールを運ぶ「アイアン」

アイアンは、主に2打目や3打目でグリーンを狙うときに使うクラブですが、パー3のティーショットでも使用するケースが多いです。番手は1~9番までありますが、現在は5~9番、もしくは6~9番をセットでそろえるのが一般的です。

ロフト角の目安は、5番アイアンが21~26度、6番アイアンが24~30度、7番アイアンが28~34度、8番アイアンが32~38度、9番アイアンが37~42度です。
なぜ、同じ番手でもこれだけのロフト角の幅があるのかというと、アイアンは上級者と初心者向けのモデルで、ロフト角の設定が異なるからです。一般的に初心者は、ロフト角が立っていて距離が出しやすいモデルが推奨されています。

短い距離を寄せる「ウェッジ」

ウェッジにはピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジがあります。ピッチングウェッジはアイアンセットに含まれていることが多く、アプローチウェッジとサンドウェッジは単体で購入するのが主流になっています。

アプローチウェッジとサンドウェッジは、主に100ヤード以内のグリーン周りのアプローチを含めたショットで使用するクラブで、スコアメイクに直結する重要なクラブです。それゆえに、ロフト角のバリエーションも多様で、48~64度程度の幅があります。

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レベル別・クラブセッティング例

クラブセッティングを決める際に重要なのは、必ずしも14本入れる必要はないということ。特に、初心者のうちは、本数が多いとクラブ選びに迷いが生じるので、必要最低限の本数でプレーするのがおすすめです。ここでは、初心者、中級者、上級者の、レベル別のクラブセッティング例を見ていきましょう。

初心者向けのクラブセッティング例(7~9本程度)

初心者は、フェアウェイウッドやユーティリティーを重視したクラブセッティングがおすすめです。距離をコントロールすることよりも、楽に飛距離を出すことを軸にクラブを選ぶのがいいでしょう。

<初心者向けのクラブセッティング例>
・ドライバー(1W)
・フェアウェイウッド(5W)
・ユーティリティー(4UT or 5UT)
・アイアン(7I、8I、9I)
・ウェッジ(PW、SW)
・パター

中級者向けのクラブセッティング例(10~12本程度)

ある程度クラブがしっかり振れて、番手ごとの飛距離の差を作れる中級者は、グリーン近くまでスムーズにボールを運べるようになります。
5番や6番といった難しいロングアイアンの代わりにフェアウェイウッド、ユーティリティーでカバーし、グリーン周りのアプローチを重視するためにウェッジの本数を増やすといった工夫をしましょう。

<中級者向けのクラブセッティング例>
・ドライバー(1W)
・フェアウェイウッド(5W、7W)
・ユーティリティー(4UT、5UT)
・アイアン(7I、8I、9I)
・ウェッジ(PW、AW、SW)
・パター

上級者向けのクラブセッティング例(14本フル活用)

スコアが80台前半、もしくは70台が出せる上級者になると、飛距離と正確性の両立が求められるようになります。
上級者のクラブセッティングの注意点はウェッジです。近年は、ウェッジのロフトバリエーションが増えて選択の幅が広くなりましたが、ロフトピッチ(ロフト角の間隔)は4~6度にすることです。ウェッジのロフトピッチの数値が、大きくなりすぎないように注意してください。

<上級者向けのクラブセッティング例>
・ドライバー(1W)
・フェアウェイウッド(3W、5W)
・ユーティリティー(3UT or 4UT)
・アイアン(5I、6I、7I、8I、9I)
・ウェッジ(PW、AW、SW、LW)
・パター

ゴルフのクラブセッティングに関してよくある失敗例と改善方法

初心者のうちは、クラブをどのように選んだらいいのかわからない方も多いでしょう。よくあるクラブセッティングの失敗例と改善方法について解説します。

似たような飛距離のクラブが複数ある

一般ゴルファーにありがちなのが、5番アイアンと6番アイアンの飛距離が同じといった症状です。クラブが長くなると、ある程度のヘッドスピードの速さがなければ、ボールが上がらず飛距離の差を生み出すことができません。

この場合は、思い切ってクラブを1本抜いてしまうか、ヘッドタイプをやさしいモデルにしたり、シャフトのフレックス(硬さ)をやわらかいタイプにしたり、ボールが上がりやすいクラブに替えたりすることがおすすめです。

苦手なクラブを入れている(使わないクラブがある)

プロゴルファーのセッティングにはほぼ入っている3番ウッドですが、それを参考にバッグに入れているゴルファーも多くいます。しかし、3番ウッドを打ちこなすのは技術的にもかなり難しく、実際のラウンドで、使うケースはほとんどないという方も多いようです。

それなら3番ウッドを抜き、その分ウェッジの本数を増やすほうが、スコアメイクには役立ちます。

プロゴルファーを参考にしたクラブセッティングにしている

憧れのプロゴルファーと同じクラブを使いたいという気持ちはわかりますが、男子プロの場合は体力も筋力もヘッドスピードも一般のゴルファーとは大きく異なるため、同じクラブを使っても同じような飛距離や正確性を実現できません。

自分に合ったクラブを使うことで、効率良くスコアアップにつながります。「プロが使っている=優れたクラブ」という認識は捨て、自分に合っているクラブを選びましょう。

シャフトのフレックスがバラバラ

注意したいのが、ゴルフクラブとグリップをつなぐシャフトのフレックス(硬さ)です。さらに、シャフトには硬さのほかに、先調子や中調子、手元調子などと呼ばれる種類があります。
この調子は、スイング中にどこでシャフトのしなりを感じるかを示すものですが、14本の中でバラバラになっていると、スイングに悪影響を及ぼし、不調の原因になることもあるでしょう。

アイアンはセットで購入するケースが多いため、その場合は番手ごとにシャフトのフレックスや調子が異なることはありませんが、単品で購入するドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティー、ウェッジなどは注意が必要です。

ゴルフのクラブセッティングをアップグレードするタイミングは?

前述したように、初級者、中級者、上級者でクラブセッティングは異なります。では、どのタイミングで内容をアップグレードすればいいのでしょうか。初心者の場合に目安となるのは、ボールが左に引っかかり始めたタイミングです。

初心者から腕前が上がるとクラブがしっかり振れるようになり、ヘッドスピードも速くなります。同時に、フェースが返る動きも強くなるので、ボールのつかまりが良くなっていきます。
よく初心者はスライスに悩まされるといわれますが、それが徐々に左に曲がるフック系のボールが出始めたら、クラブをアップグレードさせるタイミングです。

ただし、14本すべてを一気に交換するには予算的に厳しかったり、技術が追い付かない場合があったりするため、アップグレードする際の優先順位について説明しましょう。

優先順位1:アイアン

アイアンは一般的にセット販売のため、ある程度の予算が必要になり、単品で買えるクラブよりもチェンジしにくい部分があります。
しかし、1ラウンド中の使用頻度を考えると、アイアンが14本の中心です。ほかのクラブとの重さのバランスを考えながら選ぶようにしましょう。

優先順位2:ドライバー

ドライバーは年々進化し、新しいモデルが毎年のように発売されています。そのたびに買い替える必要はありませんが、機能の進化に頼ることもレベルアップのための効果的な方法です。
自分のスイングに合った一本を選ぶには、ヘッドスピードなどが計測できるお店での購入をおすすめします。

優先順位3:ウェッジ

ウェッジは、見た目のフィーリングや扱いやすさを重視して選ぶのがいいでしょう。使用頻度にもよりますが、バンカーショットを繰り返しているとウェッジのフェースに刻まれた溝が減るのでスピンのかかり方に影響します。
どれだけお気に入りの一本でも、溝が減ってきたら買い替え時です。

優先順位4:フェアウェイウッド&ユーティリティー

プロゴルファーは、フェアウェイウッドやユーティリティーが最も変えにくいクラブといいます。理由は構えたときのヘッドの印象や、ボールのつかまり方など、理想的な一本を探すのが難しいから。
頻繁に変えるのではなく、自分が気に入った一本を探すことに注力しましょう。

優先順位5:パター

パターは、値段的にも比較的買い替えがしやすいですが、ゴルフクラブの中でも寿命が長いクラブです。パターを替えるとパッティングの距離感が変わってしまうことから、長く使い続けるほうが多いでしょう。
気に入ったモデルを使い続けるのもいいことですが、ヘッド形状の異なるパターをいくつか所有して、気分転換の意味を含めて違うパターを使用すると、感覚がリセットされる効果が期待できます。

自分に合ったゴルフのクラブセッティングを選び、スコアアップを目指そう

合わないクラブを使い続けると、スイング自体を壊してしまう可能性があるだけでなく、ケガの原因にもつながります。自分に合ったクラブセッティングでプレーするために必要なことは、定期的にスイング計測器などで番手ごとの距離やヘッドスピードを測り、自分のスイングを把握することです。

また、レッスンに通ってコーチにスイングチェックをしてもらい、技術レベルの変化を見極めることも大切です。客観的な視点がないと、自分ではスイングやレベルの変化にはなかなか気がつけません。
人間が健康診断を受けるように、クラブも定期的な診断が必要です。クラブを変えるだけで、それまで悩んでいたことが嘘のように解決することもありますので、自分に合ったクラブセッティングでスコアップを目指しましょう。

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