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ゴルフを独習するなら?上達のための練習場&動画活用方法

  • 上達への道

ゴルフは上達に時間と労力がかかるスポーツです。インドア練習場やスタジオでレッスンを受けたり、プロのラウンドレッスンを受けたり、様々な方法がありますが、根気よく練習を継続出来れば、独習でも上達は十分可能です。

この記事では、ゴルフを独習で上達したい人に向けて、動画の活用方法など具体的な独習方法を紹介して、ゴルフのスキル向上のお手伝いをしたいと思います。

1.ゴルフは独習で上達できるの?

もちろん独習でもゴルフ上達の可能性は大です。ただし留意すべき条件がいくつかあります。

  • 上達には時間と労力を惜しんではいけないということを理解して取り組むこと
  • YouTubeなどネットからの豊富な情報を活用する上では、信頼性のある情報を選別すること
  • 動画学習だけでなく、練習場で実球を打つことが必須なので、最寄りまたは行きつけの練習場(出来れば実戦的なアウトドア練習場)を確保すること

等がマストの条件です。

練習場で実球を打つ場合は、漫然と打つのではなく、スイングを意識しながら1球1球を丁寧に打つようにしましょう。独りではスイングチェックが難しいので、後で触れるように、自分のスイング動画を撮ってチェックするのが上達への近道です!

独習で基礎スキルを習得したら、ショートコースや河川敷コースでのコソ練ラウンドにも積極的に取り組みましょう。コースの芝の上で実戦的なショットを打つことは、プレイ経験値を上げますし、コースマネジメントを学ぶことにもつながります。

更にスキル習得の効率を上げる方法として、適宜な時点で上級者のアドバイスを受けたり、プロのラウンドレッスンを受けたりすることで、スキル習得のステップ確認をしたり、スキルアップ方法の修正をしたりすることです。

ゴルフのスキルは果てしなく奥深いのですが、基礎スキルをしっかり習得すれば、累積的にスキルが積み重なっていくので、上達スピードは加速していきます。なので、基礎習得までは時間とお金と労力を惜しまないようにしましょう!

2.ゴルフを独習するメリットはある?

ゴルフを独習するメリットは幾つもあります。ゴルフは個人競技ですから、スキル習得は全て自己責任であり、自分の努力と取り組みの成果と自覚することが重要です。レッスンを受ける場合には、インストラクターを介して指導を受けることになるので、どこかで「やらされ感」を感じることがあるかもしれません。上達という成果が出ない時に、インストラクターに責任転嫁して逃げてしまうこともあるかもしれませが、独習の場合は逃げ場がないので、それだけ自分自身で前向きに取り組むモチベーションが強くなるということです。

練習に取り組む時間的な制約が少なく、自分の都合に合わせて機動的に時間設定が出来るのも、独習のメリットといえるでしょう。好きな時に好きなだけ取り組めるというのは、地道に努力を続ける上での大きなアドバンテージとなるでしょう。

独習では、自分の問題点を理解し、自分で考えて修正して正しいスイングを習得していかなくてはなりません。こうした習慣と修正能力は、今後さらに自分のスキルを磨いていく局面で、大いに役立つ能力となるはずです。インストラクターから教わった知識は、その場で理解したと思っていても意外に身についていないものなのです。コースで上手くいかない時に自分で原因分析をして修正策を考えられることは、失敗を経験に変えて成長へつなげる重要な能力なのです。

最後は、経済的なメリットです。レッスン指導を受ける場合、時間の制約もさることながら、相応の費用が必要となります。動画を見ての独習と練習場通いの方が、経済的負担が少ないのは明らかです。ただし効果的な独習が出来ずにスキルアップの成果を出すのが長引くと、結果的にレッスンで集中的に指導を受けた方が早く結果を出せて安上がりだったということも起こりえます。独習してスキルアップを目指す以上は、効率的にスキルを磨き、着実に上達につなげていくことが重要です。

3.ゴルフの独習の近道は動画の活用!

今は手軽にYouTubeやInstagram等でゴルフ関連の動画コンテンツを観ることができます。ゴルフ雑誌などでのレッスン企画は多いものの、その内容は写真や連続写真による解説が主体です。それに比べると動画を見ることで視覚から入る情報量は格段に多いのです。

1000文字の説明より10秒の動画の方が情報のインプット量が多く、感覚に遡及する効果が高いので、独習での上達への近道といえるでしょう。レッスンDVD等も販売されていますが、ネット上で無料動画が溢れている現状を踏まえると、DVD購入のメリットが大きいとは言えないでしょう。インターネット上の動画コンテンツと撮影した自分のスイング動画の両方を組み合わせて分析・理解していくことでさらに効果的な独習ができるでしょう。

4.レッスン代わりに動画を活用:YouTubeの活用方法は?

気軽に見られるYouTubeの動画コンテンツをレッスン代わりに活用することができます。ネット上には様々なパターンのコンテンツがあるので、自分に合った、わかりやすい内容のものをしっかり選択しましょう。また視聴で得た多くの情報をいかに吸収して自分の知識やスキルとして身につけていくかがポイントとなります。レッスンを受けるのが気恥ずかしくて敷居が高い方や、費用が高くて敬遠している方も、動画をレッスン代わりに活用することで独習によるスキル習得を進めることが出来ます。

(1)参考にする動画の選び方

YouTubeの中にも様々なパターンのコンテンツが無数にあります。重要なのは、誰が誰に対して解説しているのかを正しく理解してコンテンツを選別する事です。一流プロやレッスンプロの動画から、有名人や芸人の動画もありますし、ある程度のレベルのプレイヤー向けなのか、ビギナー向けなのか、単なるネタなのか、しっかり選別して自分に合ったものを選びましょう。

動画は一方通行の情報なので、解説が自分にとって解りやすいことが大切です。説明の仕方は人それぞれですから、同じ内容を伝えようとしても、言葉使いによって違う意味にとらえてしまう事もあり得ます。誤解して誤った情報を得てしまわないようにするには、自分が理解しやすいと感じる人間性や言葉使いをしている動画を選択することです。トッププロやレッスンプロは先ず大丈夫ですが、ネット上の情報が全て正しいかどうかの保証はないので、なんでも100%信頼せず、選別して理解する自己責任があることを忘れてはいけません。

多くの動画は、ある程度のレベルのゴルファーが悩んだり行き詰ったりした時のお助けコンテンツとして一部のスキルをフォーカスして解説しています。「バンカーから出したい」「3パットをしない」など、細分化されたテーマが多いので、なるべく体系化されたスイング理論を学ぶようにすべきだと思います。何かが起きた時の対策を学ぶのではなく、何も起こさないためのスイング基礎作りを重視してコンテンツを選別するようにしましょう。

(2)見たものを実践するのが大切

自分の自由な時間を使ってYouTube等の動画コンテンツを視聴することで、多くの知識をインプットすることが出来ます。
しかし、ゴルフ知識以外にスキルを身につけるためには、スイングを実践してみることがマストです。練習場へ行って実球を打つことで正しいスイングの試行が出来ます。

漫然と球を打つのではなく、動画を見てポイントを明確にした上で実球を打つようにしましょう。動画で見たものと、実際の動きを一致させるのは意外に難しいものですし、鏡などを使って自分の動きを確認する場合にはボールから視線が外れてしまうなどの問題があります。

最近の打席には有料でスイングデータやスイング画像をチェックできる機器を備えたものがあります。ただし初歩の段階ではスイングデータよりも、トータルでのスムースなスイングの構築が優先ですから、先ずはお手軽に自分のスマホを使って客観的な目線で撮影してみることをお勧めします。撮影方法についてはこのあと紹介しますが、練習場ではスマホを使って動画コンテンツを視聴しながら打っていると、打席を長時間占有してしまう可能性があるので、周囲の方に迷惑がかからないように配慮することも忘れずにマナーを守りましょう。

5.自分のスイングを撮って分析してみよう!

本格的なビデオ機器を使わなくても、スマホで手軽に自分のスイングを撮影することが出来ます。客観的な視点で撮影した画像を見てみると、自分の動作認識と現実のギャップに驚くはずです。参考動画と同じようにスイングしているつもりでも、不自然な動きになっていたり、部分的にしか一致していなかったりすることはよくあります。自分の癖や修正点を解析して理解し、スイング改善に反映することが大事です。

(1)動画を使って自分のスイングを解析する方法

スイング解析の為には、身体の正面と打球線後方からの二つのアングルでの撮影が理想的です。練習場では隣の打席があり正面からの撮影は難しいことが多いので、空いているときに周りの迷惑にならないよう配慮して友人に撮ってもらいましょう。後方からのアングルは、スマホを座席やキャディバッグなどに固定すれば良いので、1人でも比較的容易に撮影することが可能です。

アドレスからフィニッシュまでの録画をしますが、着眼点は、ショットまでのルーティンから、スタンス、アドレス、グリップ、テイクバック、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォロー、フィニッシュ、下半身の動き、上半身の動き、体軸の様子など多岐にわたります。可能ならスロー撮影もしておくと後で確認が容易になります。

撮影が出来たら、インターネット上のコンテンツのスイングやレッスンプロ等との画像を比較して自分の改善点・修正点をチェックしていきましょう。因みにトッププロのスイングは参考にはなりますが、身体能力の圧倒的格差を勘案すると、全く同じスイングを目指すのはリスクがあります。部分的な形を真似ようとしても、そもそも体幹の強さやスイングスピードなどが違うので、スイング全体では大きな差異が出てしまいます。同じように若い女子プロのスイングは身体の柔軟性に格差があるので、こちらもそのまま真似るのはリスクがあると思われます。

スイング解析をするアプリを活用するのも効率的で良い方法です。動画撮影系のアプリでは、スイング中のみの動画をトリミングして再生することができたり、他のスイングと並べて再生できたりする便利な機能がありますので、簡単に自分のスイングを分析することができますよ♪

(2)定期的に撮影・確認することが大切

自分のスイングを撮影してチェックすることは上達への効果的な一歩ですが、撮影した画像のチェックを繰り返していくことで修正が上手くいっているかを確認することが出来ます。なので、一度きりでなく、定期的に撮影して確認していくことが望ましいのです。時系列で自分のスイングを確認することで、スキル習得の進歩を実感できるでしょうし、モチベーションの向上にもつながるでしょう。美しく、スムースなスイングを目指して、取り組みステップの確認を積み重ねていく事が大切なのです。

6.独習の限界を感じたら?

独習を続けていても、上達の実感がなかなか得られず、成長の限界を感じることがあるかもしれません。行き詰ってしまった場合には、上級者のアドバイスを受けて活路を見出したり、最終手段としてプロのレッスンを受けることも有効な場合があります。独習で悩んだ結果、一度うまくいったからと変なスイングを繰り返して悪い癖を身につけてしまうのは避けたいものです。基礎技術で独習が行き詰った場合には、一度リセットしてレッスンを受けることをお勧めします。

ちなみに、レッスンの詳細は『ゴルフの「はじめの一歩」はお安く道具不要の「体験レッスン」がおすすめ!予約方法や流れを知ろう』で詳しく紹介しています。

7.まとめ

ゴルフのスキルが向上すれば、楽しみも倍増!

ゴルフの上達には様々な方法と経過がありますが、スキルが向上してくるにつれ、ショットの意味がどんどん変わっていきます。つまり、最初は当ればよい、真っすぐ飛べば良いという単純な結果を求めるスキルからのスタートなのですが、飛距離や弾道のコントロール、狙ったポイントへ運ぶスキルが身についていくことで、コース攻略ルートの考察や池越え・谷越えなどのメンタルストレスを克服することができるようになり、ラウンドの楽しみや狙い通り成功した時の喜びを味わうことが出来るようになります。

更にその先には、ショットの高低の打ち分けやスピンコントロール、様々なアプローチのテクニックなどでコースでの障害を乗り越えていくという、ゴルフのスキル追求の奥深さを実感しながらゴルフの実力が上がっていくことになります。つまりスキルアップはゴルフの楽しさを感じる最も重要な要素なのです。時間と労力を惜しまずスキルアップに励むことで、ゴルフの楽しさと奥深さを存分に味わえるようになってください♪

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