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まずは打ってみよう!初めての「打ちっぱなし練習場」での振る舞いとチェックすべきポイント

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これからゴルフを始めようとしている初心者にとって、いきなりのコースデビューはハードルが高いもの。空振りせずにそこそこの当たりが出るようにならないと、本コースでは仲間に迷惑をかけてしまいますし、林の中で木に当てたり、池に入れたりして何度もパニックに陥るようでは、せっかくのゴルフも楽しめないでしょう。

まずは練習場で実際にボールを打ちながら、地道に腕を磨いていきましょう。ここではゴルフ練習場についての基礎知識や利用方法、練習場の探し方や活用方法など、知って役立つポイントについてやさしく解説していきます。

1.ゴルフ練習場(打ちっ放し)ってどんなところ?

ベテランゴルファーは練習(場)のことを「打ちっ放し」と呼びます。コースでは自分のボールを打っては追いかけていく事の繰り返しですが、それに対して「ボール」を打つだけの練習は「打ちっ放し」なのです。

練習場を大別すると「アウトドア」と「インドア」があります。アウトドアはコースに近い雰囲気で大らかに練習できるので、かつての主流でした。しかし、広い敷地と安全の為のネットや照明などの設備負担が大きく、維持コストも高いので近年は減少傾向です。

一方インドアは、打席分のスペースとシミュレーターなどの機器があれば良く、建物内でも運営できるので、最近は駅周辺や繁華街にも数多くみられるようになって注目されています。また、インドアはスクールやレッスンプログラムとして運営されている所が多く、レッスン料込みの利用料金が設定されている施設が大半を占めています。

(1)初心者におすすめの理由

ゴルフは様々なクラブで地面にあるボールを打っていくスポーツです。アドレスとスイングの再現性と正確性が身につかないと、あちらこちらに飛んでいく自分のボールを追いかけるだけになってしまいます。

自分のスイングと向き合いながら何度もボールを打つことで、正しいスイングが身についていくものですから、コースデビュー前の初心者が「ぶっつけ本番」にならない準備として、またコースでの応用技術の基礎作りのために、どんどん練習に打ち込んで欲しいのです!

(2)最近注目のインドア練習場って?

従前のアウトドア練習場の弱点は、立地の至便性や季節・天候の影響が大きいことでした。インドア練習場は建物内の小さなスペースでの練習が可能ですから便利で快適です。また「ゴルフゾン」「トラックマン」等の計測機器の精緻化により、飛んだ球を追いかける精度も格段に進歩しているので、実際の打球にほぼ近いイメージで体験することができます。

スイングスピード、スピン量や飛球角度等のデータ値も知ることが出来るので「良い打球」「悪い打球」の判定が感触だけでなく科学的に出来るのも強味です。空調完備ですから暑い日も寒い日も、朝でも夜でも自由な時間に快適に練習できるのは嬉しいですね!ただし打席数は限られていますから事前予約はマストですよ!

ちなみに、インドア練習施設によっては、ティーチングプロが在籍しているため、レッスンを受けることもできます。自分のレベルや目標に合わせた指導を受けながらスキルアップできるのも魅力ですね。

2.ゴルフ練習場の基礎知識

初めていく練習場で戸惑わないように基本的な知識を得ておきましょう。ゴルフのプレーは安全と配慮が基本ですから、練習場からゴルフのマナーを理解して守るように心がけましょう。

(1)練習場での流れ

先ずはチェックイン(受付)をします。練習場によって異なりますが、住所氏名などの基本情報を登録してからプリペイドカードを購入して打席料やボール代に充当するのが一般的です。ボールの自動販売機で使うコインを購入するだけの練習場もあります。また、インドア練習場に多いのは、時間単位での料金を前払いする方式です。

大抵は申込時に打席番号を選択または指定されますが、空いている打席を順番に待ちながら選ぶ方式の所もあります。打席とボールが確保できれば、あとは打つのみです。所定のボール数を打ち切るか、所定時間となれば練習終了です。

混雑している場合は、のんびり休憩しながら打っているとひんしゅくを買うので、待っている人にも配慮して極端にスローペースにならないように注意しましょう!

(2)練習場の持ち物・準備

ほとんどの練習場ではレンタルクラブが用意されているので、必ずしもマイクラブを持参する必要はありません。ですが、グローブとシューズは自分で用意するようにしましょう。

沢山ボールを打つのであれば、手指の保護のために左手グローブは必需品です。練習場の打席は平坦なので、ゴルフシューズでなくても、しっかりしたスニーカーであれば十分です。革靴やランニングシューズなどは靴底が滑ってしまう可能性があるのでお勧めしません。

アウトドアでは周囲の目線もあるので、ゴルフウェアを着るのが望ましく、少なくともTシャツやジーンズ、サンダルなどゴルフ場のドレスコードに引っ掛かるような格好は止めましょう。アウトドアは気候に合わせて、暑い日にはタオル持参をお勧めします。飲料は自動販売機がありますし、練習後に使うおしぼりを用意している練習場もありますよ!

(3)練習場のマナー・気を付けること

練習場で大切なのはコースと同じく「安全」と「配慮」です。一つの打席に複数人で入ったり、打席以外の場所で素振りしたりするのは大変危険な行為です。隣の打席の方のクラブ軌道は常に意識していなければいけないので、打席内でも不用意にうろつくのは危険です。

初心者は予想外の方向に飛ぶ打球の行方にも注意が必要なので、必ず正面を狙って打つ事が基本です。夢中になって仲間とおしゃべりしたり、大声で笑ったりすることは周囲の方の集中を乱す行為なので、マナー違反となります。ゴルファー同士がお互いに周囲に配慮して気持ちよくプレー出来るようにすることがマナーの基本であることを理解してください。

(4)練習のポイント

練習場では、基本中の基本である「グリップ」「アドレス」「スイング」を確認しながら進めましょう。正しいグリップ、正確なアドレス、スムースなスイングが出来るように確認~修正を繰り返しながら再現性を高めていきます。最初から自己流で通すよりは、参考書や動画、レッスン等で基本を理解しながらの方が早く確実な上達につながると思いますよ。

練習のポイントは、どうしたら強い球がコンスタンスに打てるかという、フルショットでの「クラブ毎の正しい飛距離」の追求です。もちろん最初はボールに当てるだけで精一杯かも知れませんが、正しい打ち方をしていれば空振りはしなくなるので、地道にスムースなスイングを身につけましょう。
球筋に影響のあるグリップと方向性を決めるアドレスも常に意識して同時に身につけるようにしましょう。

ある程度自信が付いたら10~100ヤードの距離をクラブや振り幅で打ち分けて距離感を身につける練習もコースデビューの準備として取り組んでおきましょう。ラウンドで必ず役に立つ日が来るのを信じてください!

3.練習場の探し方

自分に合った練習場はどうやって探せばよいのでしょうか?

近所に大きなネットを張ったアウトドア練習場があれば理想的です。一方インドア練習施設はビル等の中にありますから普通に歩いて探すのは非効率的です。仲間の口コミで使い勝手の良い練習場の情報を得ることは出来ますが、自分の家や職場から近くて便利とは限りません。

そこで「楽天GORA」の「練習場検索」を活用することをおすすめします。都道府県別に探したり、マップやキーワードを使って検索するなど、目的や条件に応じて、ぴったりの練習場を探すことができます。
施設の状況や料金プランなど豊富な情報に加え、お得なクーポンが利用できる練習場も探せますよ!

4.ゴルフ練習場のおすすめ活用法7選

ここからはゴルフ練習場の活用方法をご紹介します。初心者だと、何から取り組むかわからない場合もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(1)コースシーンをイメージしよう!

練習場は平坦で、人工芝にボールが乗っている状態ですから、コースで考えれば最も恵まれた状況でのショットということになります。実際のラウンドには様々な傾斜があったり、前方に木があったり、ラフの草にボールが沈んでいたりと、気持ちよくスイング出来ない事も多いです。
そのため、練習場で上手く打ててもコースでは失敗してしまうという事を理解してショットしましょう。

常にコースでのショットを想定して、狙いを定める練習は重要です。例えば100ヤードまでは前方に池があると想定して、確実に100ヤードより先にボールを落とすとか、左右どちらかに森があると想定して森の方に曲げないように打つとか、イメージを加えてショットするのです。 インドアの場合はショット時の景色も表示されるのでイメージは作りやすいのですが、ハザードなどが無く、割と開けた景色となっているのでプレッシャーは不十分かも知れませんね!

(2)ハイテク機能で確認しよう!

インドア練習場にはゴルフゾンやトラックマンなどの計測機器設置されており、スイングや打球のデータを確認することが出来ます。最近のアウトドア練習場でも、一部の打席には計測機器が設置されている所があります。こうした機器を使うと、打球の速さやボールの回転数、スイングスピードなどがわかります。また、クラブの何処にボールが当ったか、スイングの軌道なども把握することが出来ます。

打球のデータはスイングの結果ですから、自分のスイングが正しいのか?何か問題があるのか?等を把握することが出来ます。スイング軌道に問題があったり、ヘッドスピードが不十分(飛距離が不十分)な場合は、スイングに根本的な問題がある可能性があるので、レッスンを受けたり、先輩のアドバイスを貰ったりしましょう。データでは良くわからないという場合は、シミュレーターの打球ラインを見て、真っすぐ飛んでいるか、高さが出ているか等をチェックするだけでも、問題の有無を把握することができますよ!

(3)手ぶらで練習も可能!

アウトドア練習場の場合は車を使う場合など、なるべくマイクラブに馴染むようにクラブ持参がお勧めです。インドア練習場の場合は徒歩で行くことも多いかと思うので、手ぶらでも十分に練習可能です。

ただしグローブだけは直接触れるものなので、マイグローブを持参することをお勧めします。レンタルを行っていない施設も多いので、毎回練習場で購入するのは不経済ですよね。シューズについては、平坦で硬い人工芝の上ですから、ゴルフシューズでなくても問題ないでしょう。ただし革靴は滑ったり傷んだりすることを考えるとお勧めはできません。いずれにしても、レンタルギアの有無は予約の際に確認するのがマストです!

(4)スイング動画を撮ってみよう!

あまたのレッスン動画を観ることは多いのですが、自分自身を見る機会は意外に少ないもの。自分では動画と同じスイングと思ってみても、案外変な癖や動きがあるものです。普段見られない自分のスイングを動画に撮ってもらって確認することは、上達に役立つポイントの一つです。

レッスン動画等と比較できるようにするには、正面からのアングルと右後ろからのアングルが重要です。正面からのアングルは隣打席との干渉が大きいので十分な注意と配慮が必要です。安全かつ迷惑をかけないように注意しながら撮影しましょう。

最近の機器には録画機能が付いたものもありますから、仲間がいない場合に活用するのも一案ですね!

(5)スイングを体に覚えさせよう!

ゴルフにミスは付き物です。少しでもミスを減らすための極意は、正しいアドレスからのスイングの再現性を高めることです。実際のプレーでは傾斜(練習場のように平坦な所はむしろ少ない)やライの状況(ラフではボールが浮いていたり、芝に沈んでいたりして、地面からの高さが一定ではありません)により、スイングを狂わせる要素が沢山あります。スイングの基礎が出来ていないと、条件次第でバラバラのスイングになりミスの連発になりかねません。

基礎スイングを体が覚えていれば、条件に合わせて微調整することが出来るので、ミスを減らすことが出来ます。練習場で正しいスイングを何度も繰り返すことで体が覚えていくのです。誤ったスイングを体が覚えてしまうと修正が厄介になるので、ゴルフを始める段階で正しいスイングの知識を得ることが本当に重要なのです。

(6)レッスンを活用しよう!

最初から自己流で練習するのは、正しい形を習得するのに遠回りになるリスクを負っています。コストを惜しんで上達に時間をかけるよりは、思い切ってレッスンを受けてみることもお勧めします。教える側との相性も大切なので、複数のレッスンから自分に合いそうなものを選択すればベストでしょう。

費用的に厳しい場合は、先輩に教えてもらったり、レッスン動画を参考にする等の方法もあります。いずれにしてもこれからゴルフの上達を目指す上で、基礎となる部分をしっかりと学ぶことが重要です。繰り返しになりますが、一度身についた悪い癖は元に戻すだけでも苦労するので、スタートラインから真剣に取り組みたいものです。

(7)併設設備をチェックしよう!

パッティンググリーンが併設されている練習場は多いので、パッティングの方向性と距離感の練習をするのはお勧めです。もしバンカー練習場があれば是非利用してみましょう。普段は中々体験できないバンカーショットの練習は必ず実戦で役立ちます。

大きなアウトドア練習場には、アプローチ練習場やショートホールが併設されている所もあり、より実戦的な経験を積むことができます。是非チェックして有意義で効果的な練習をしましょう。また、練習場に併設されている工房やプロショップでは、用具を買い揃えたり、気に入ったグリップへの交換や新製品ギアの知識を得ることも出来ます。初心者丸出しで全然OKです。遠慮なく声をかけてみると、スタッフが親身に応じてくれて、きっと楽しいはずです!

5.まとめ

コースデビューに向けて、練習場で腕を磨こう!

憧れのコースデビューに向けて、練習場でボールを打つ練習を積み重ねましょう。アドレスからのスイングを体が覚えることでショット成功率が高くなっていきます。

一つ重要なのは、練習場でのショットとコースでのショットは別物だということ。コースには微妙~極端な傾斜が存在します。ボールと体の距離や重心も一定ではないので、当然のようにショットは不安定になります。練習マットのような白線もなく、目標に向けてのスタンス取りすら上手くできないかもしれません。練習場で上手く打てていたのに、コースでは失敗ばかりということも初心者あるあるです。しかし練習場で身につけた基礎技術があればこそ、コースでの応用技術がだんだん出来ていくのです。

コースでのラウンドには、練習場では学べない「ルール」や「マナー」などの知識も必要になってきます。更に上達するためには「コースマネジメント」「メンタルマネジメント」など、コースでの経験値を高めて習得していく要素もあります。奥の深いゴルフを心から楽しめるように、練習場で基礎技術を身につけることは、愛されるゴルファーになる為の最初のステップなのです。

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