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飛ばしのプロゴルファーに聞く「わたしのイチ推しゴルフ場」

飛ばしのプロゴルファーに聞く「わたしのイチ推しゴルフ場」

編集部:今回のゲストは、飛距離アップのレッスンで有名な武市悦宏プロです。プロゴルファーになったきっかけは何だったのでしょうか?小さい頃からゴルフをやっていたのですか?

武市プロ(以下武市):当時の俺が人より秀でていて稼げるのは、ゴルフしか無かったからですよ。借金取りはひっきりなしに来るし、とにかく生きていくために手っ取り早くお金を稼がなきゃいけなくて、丁稚奉公に出るようなイチから何かを学んで仕事を身につける時間が無かったの。当時流行りだしていたミニツアーなんか良く出ましたよ。俺はホントにゴルフしかできなかったからねー。

ゴルフを始めたのは中学1年生の時で、3年生になる頃には大概70~80台前半で回ってました。面白かったよ、練習場の手伝いをして、ずっとボールを打ってた。サッカーも好きでしたよ、ユースに入ってたくらい。小さい頃の夢はサッカー選手だったけれど、怪我してしまってゴルフを選んだんです。

編集部:飛ばない人は一生飛ばないと聞いたことがあるのですが、本当に誰でも飛ぶようになるのですか?

武市:本気でやるかどうか、ですよね。飛距離は才能じゃない、絶対に誰でも飛ぶようになります。俺は自分で実証してきたから。クラブがパーシモンで作られていた時代ならともかく、今は選べる道具の幅も広いのだから、飛ばないなんて意味が分からない。

まず、飛ばすためにクラブを変えるでしょ? クラブ長を長くするでしょ? そうするとそれが打てなくて、スイングを変える必要が出て来る。そこからが俺の役目。俺は厳しいよー、「飛ばすの?それともゴルフ辞めるの?」っていう勢いだから。でもね、本気で取り組んで飛ばないままなんてありえない。ちょっと真似してみる、とか、中途半端は一番ダメ。

俺自身、プロとして試合に出ていた頃は「飛ばない」プロだったので、成績が振るわず思ったようにお金が稼げなかった。そんな自分を見限ってもうゴルフ辞めよう、辞める! と決心したんだけど、辞めるなら一回くらい飛ばしを突き詰めててみようと実験を重ねて、本気でやったら飛距離が100ヤード伸びた。そのためにやったことを全部メモに残してるから、それを皆さんに教え始めたら、いつの間にか仕事が増えて、やっと稼げるようになった。何事も本気が大事だね。

編集部:それでは、武市さんの「イチ推し」ゴルフ場を教えてください!

武市:仕事柄、世界中のゴルフ場に行くのだけど海外でもいいかな? オーガスタナショナル!の隣のオーガスタカントリークラブとか良いですよ。お隣様と雰囲気が似てる(笑)。あとはタイのロイヤルジェムスなんて、世界中の名門コースの名物ホールを再現して造られたっていう珍しいゴルフ場よ。

でも、やっぱり皆さんが行きやすい日本のコースが良いよねー。そうしたら、俺の地元の「岐阜本巣カントリークラブ」はどう? 日本アマを制した鈴木亨プロがアマチュア時代に腕を磨いたコースで、本当に難しい。だいぶ改造して広くしているみたいだけど今でも本気でムズいと思うのよ。コース全長は長くないけれど、砲台グリーンが多いし、起伏もあるトリッキーなレイアウトで、完走できればOK(笑)。俺も昔、何度もクラチャンにチャレンジしたけど、2位ばっかりでとうとうチャンピオンにはなれなかったよ。中部アマチュア選手権などの大会も開かれたことがあるのに、みんなコース名が読めなくて「ぽんず」っていう隠れ愛称もあったりして面白いと思ってる。

教えてくれた人 武市悦宏(たけいち・えつひろ)さん

プロゴルファー
1976年生まれ、岐阜県出身。166センチ59キロと小柄な体型にもかかわらず、独自に編み出した飛ばし理論“ツイスト打法”によって、1年で100ヤード飛距離を伸ばす。これが話題となり2013年レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞。ゴルフダイジェストドラコン大会公式記録348ヤード。著書に『オレって、こんなに飛んだっけ?』『飛ばしのスゴ技 寄せのウラ技』がある。雑誌やwebの連載を多数こなし、直接指導する飛ばしのレッスンも大好評。愛称の「雑巾王子」は、ドン底まで落ちたにもかかわらず、いつも明るい笑顔で前を向いて這い上がってきた生き方をユーモラスに表現したもの。現在は都内インドアゴルフスクールのヘッドコーチを務め、シャフトの開発監修も手がけるなど多岐にわたる活動範囲で人気絶頂。


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