日米ゴルフ外交で再燃世界の偉人は、みんなゴルフが大好きだ!

偉人だからゴルフが好きなのか、ゴルフが好きな人はエラくなるのか。
とにかく大物はゴルフが好きで、今やゴルフ場は外交の舞台にも。
それってもしや、偉人じゃなくても参考にできるのでは!? Text_Katsuya Hosoe Illustration_SAYATOMO
ドナルド・トランプ:キミのおみやげ、センスいいね。僕気に入った。 安倍晋三:でしょでしょ!?めちゃくちゃ悩みましたから~。
  • Shinzo Abe 安倍晋三/
    日本国内閣総理大臣
    たまの休日はゴルフ三昧と噂される安倍首相。意外にも(これは失礼!)フォームはキレイで強気のプレースタイルが特徴なんだとか。昨年11月に行われたトランプさんとの会談では約50万円のドライバーをプレゼント。趣味を活かした積極的な"ゴルフ外交"で新大統領とお近づきに。
  • Donald Trump ドナルド・トランプ/
    アメリカ合衆国大統領
    ペンシルバニア大在学中に始めたゴルフにどっぷりハマり、今やプロ級の腕前と報じられるトランプ大統領。もちろん自前のゴルフ場を所有。安倍首相とのゴルフ外交をあっさり実現しちゃうあたりは、エリートビジネスマンとしての資質か、それとももっとしたたかな策略か……。

偉人が“素”に戻る瞬間が
ゴルフ場にはある

 アメリカのドナルド・トランプ新大統領誕生後、他のどの国よりも素早く〝ゴルフ外交〟に動いた我らが安倍晋三首相。その姿については野党から「誇れるものではない」という批判もあったようだが、なかなかどうして、そうバッサリと切り捨てることのできないスマートさも秘めている気がしてならない。だって、ワハハと笑いながらゴルフを一緒にプレーするだけで少しでも外交がうまくいくなら、それに越したことはないのだから。

 やはりスポーツは、飲み会よりもずっと接待向きだ。スポーツをやっている間はそれに夢中だから、仕事の話はしない(できない)。ただ同じ競技を一喜一憂しながらプレーして、相手のいいプレーには「ナイスショット!」と言葉をかけ、ハイタッチをして喜びを共有する。一緒に汗をかいて笑い合えば、なんだか特別な〝情〟のようなものが芽生えることは容易に想像できる。たとえプレー中はライバル関係にあっても、プレーを離れれば握手をして仲良くなれる。それがスポーツの醍醐味といえる。

 1対1、あるいは少人数同士の接待なら、数あるスポーツの中でもゴルフは最適な競技かもしれない。日常の喧騒から離れて広々した自然の中を歩き、お互いのプレーやリアクションを見ながら新たな一面を知ることもできる。歩きながらじっくり話す余裕もあるし、プレー時間そのものも長い。お風呂に入って、食事をとって、お酒を飲んで。たった1日過ごしただけで、互いの距離感はぐっと縮まるはずだ。

「ゴルフ接待」なんて言葉を耳にするといかにも古臭い昭和の雰囲気に抵抗感を示したくなるが、飲み会すらあまり開催されなくなったという昨今、これだけ密なコミュニケーションを取れる理想的な接待が他にあるだろうか。若者の多くはゴルフをやらない。でも、先輩たちの多くはゴルフを楽しんでいる。ならば他の若手を出し抜いて、ゴルフというコミュニケーションツールを駆使して先輩たちの懐に飛び込むのもアリではないかという気がしてくる。それって、決して古臭くもなければ、イヤらしくもない。だって、あくまで目的はスポーツを一緒に楽しむことなのだから。〝接待〟効果はその付加価値に過ぎない。

 世界の偉人はみんなゴルフが好きだ。でも、もしかしたら彼らは、たまには偉人である自分をポーンと捨てて〝素〟の自分に戻り、お気楽にスポーツを楽しみたいのかもしれない。激しい動きは必要ない。ただ集中力を研ぎ澄ましてボールを打つだけ。そうやって純粋にゲームを楽しめるからこそ、ゴルフは世界中の偉人に愛されているのである。「ゴルフ」と「出世」に密接な関係性があるのなら、そこに大きなヒントがありそうだ。
  • Barack Obama Barack Obama バラク・オバマ/
    前アメリカ大統領
    実は前大統領も愛好家。大統領だった8年間でなんと300ラウンド以上をこなし、メディアに「やりすぎ!」と非難されたことも。
  • Bill Clinton Bill Clinton ビル・クリントン/
    第42代アメリカ大統領
    自身で設立した慈善団体「クリントン財団」は毎年1月にカリフォルニア州で開催されるPGAツアーを5年間サポートしていた。
  • Sir Winston Churchill Sir Winston Churchill ウィンストン・チャーチル/
    元イギリス首相
    「コースでモタモタするヤツは何をやっても失敗する!」は、ノーベル文学賞を受賞したこともあるイギリス宰相の名言。プレーファスト!
  • Justin Bieber Justin Bieber ジャスティン・ビーバー/
    ミュージシャン
    マスターズを2度制した"飛ばし屋"バッバ・ワトソンとは頻繁に連絡を取り合う仲。世界のお騒がせ貴公子、どんなゴルフするんだろ。
  • Anthony Kiedis Anthony Kiedis アンソニー・キーディス/
    ミュージシャン
    レッチリのフロントマンはゴルフを楽しむことで薬物とは無縁の生活を送れるようになったそう。もしやムキムキの肉体美はゴルフのため!?
  • Dennis Hopper Dennis Hopper デニス・ホッパー/
    俳優
    かつての名優もアンソニーと同じくゴルフで薬物から脱却。「もし君がヤク中ならゴルフをやりな。薬物の代わりになるぜ」と啓蒙。
  • Edward Van Halen Edward Van Halen エドワード・ヴァン・ヘイレン/
    ミュージシャン
    大病と離婚で落ち込んだロックスターを救ったのがゴルフだったとか。ナイスショットがキマれば思わずジャンプしちゃうのかも。
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THAT PHRASE IS GOOD!

ビジネスにも生きる!
ゴルファー名言集

有名ゴルファーが残した名言は数知れず。
ビジネスマンにもぐっとくること間違いなし。
  • 負けることは、
    怖くなかった。石川 遼
    名言の多い遼くん。若くして世界で戦ってきただけあってものすごい度胸だ。ビビっていたら何も始まらない!
  • ちょっとした見栄が、
    ゲームを台無しにする。アーノルド・パーマー
    ついうっかり見栄を張ってしまったばかりに大変なことに……。そんな経験、ビジネスマンなら誰にでもあるよね。
  • いつか幸運が訪れる。
    ボールを打ち続けろ。ボビー・ジョーンズ
    大切なのはチャレンジし続けること。諦めたら何も始まらない。誰かがこうも言った。努力は必ず報われる!
  • 過去は忘れ、
    次のチャンスに懸ける。ジャック・ニクラス
    仕事で失敗して落ち込んでしまうことがあっても、デキる男はもっといい仕事をして次のチャンスに懸ける!
  • 耳で、
    パットせよ。ジャック・ホワイト
    奥が深い。目から飛び込んでくる情報だけでは正しい判断はできない。時には目を閉じて、真実を見極めるべし!
  • 届かなければ、
    入らない。トム・モリス・シニア
    やっぱり、大事な場面で小さくまとまっちゃって、結局何も得られないパターンだけは避けたいですね。強気、強気!
  • 半端なゴルファーほど、
    自分を語りたがる。戸田藤一郎
    中途半端な知識こそ不安の根源。本当の意味でデキる男は多くを語らず、クールに目の前の仕事をこなすのだ。
  • 攻撃は最良の防御。
    それはゴルフも同じ。ヘンリー・ロングハースト
    どんなスポーツでも耳にする格言。守ろうと思って構えてしまうことこそがリスク。ミスを恐れず攻撃しよう!
  • 素振りだけなら、
    誰でも上手く見える。アンドラ・カーカルディ
    力は"本番"で発揮されてこそ。相手がいない戦いなら、誰だって簡単に勝てる。実践力を身につけよう!
  • ゴルフでは、
    怒りは最大の敵である。ノーマン・フォン・ニーダ
    怒りに満ちた精神状態では、冷静で正しい判断を下すことはできない。常に冷静であれ。特にバンカーショット!

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