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ゴルフでトップする原因と対策ドリル!

ゴルフでトップする原因と対策ドリル!

ラウンド中、調子が良かったのに突然トップが止まらなくなった経験はありませんか?そんな時に、「すぐにトップを直すことができたら、スコアもまとまるのに」と思うのですが、なかなかトップが止まらないのが、現状かと思います。

アイアンのトップは、どうして出てしまうのか?原因がわかれば対処法もわかるはず。

トップで二度と悩まないように、過去の成績からミスター29の異名を持ち、数々のゴルフスクールを経営する羽生淳一プロに、その原因と直し方を聞いてみました。

ゴルフでトップが出る原因はすくい打ちと身体の起き上がり

ゴルフでトップが出る原因は、いたってシンプル。“すくい打ち”と“インパクトの時の身体の起き上がり”です。まずはトップの原因、トップが出てしまうメカニズムを知りましょう。

トップの原因①すくい打ち

地面にあるボールを打つ時、ボールを上げようと思うあまり、ボールをすくいあげようとします。これが諸悪の根源。すくい打ちをしていると、トップだけでなくダフリもでます。

「アイアンのように、地面にあるボールを打つには、ダウンブローを覚えないとダメです。すくい打ちをしていると、トップだけでなくダフリのミスもでます」と羽生プロも言っています。

トップの原因①すくい打ち:ダウンブローを覚えれば安心

すくい打ちがわからない人のために、ここで、すくい打ちとダウンブローのヘッド軌道の違いを紹介します。

すくい打ち

すくい打ちは、インパクトを迎える前にヘッドが最下点を迎え、ヘッドが上がっていくところでボールを捉える動きです。ヘッド軌道がすくい上げるような軌道なので、すくい打ちと呼ばれています。

これはNG:すくい打ちの構造

最下点で地面に当たればダフリのミス、最下点で地面に当たらず、ボールの赤道よりクラブのヘッドが上に当たったらトップのミスと両方のミスが出ます。

ダウンブロー

ダウンブローとは、スイングの最下点の手前でボールがヘッドに当たり、ボールをとらえるスイングになります。ボールの先の芝を削り取るイメージになります。

ダウンブロー軌道で打つことができれば、最下点までの間にクラブのヘッドがボールに当たればボールが上がりますから、ミスショットが出にくく、ライが悪くてもきれいにボールをとらえることが出来ます。

すくい打ちは、スイングの最下点でボールを捉えないと、ナイスショットになりません。最下点は1点しかありません。ですから、すくい打ちで打っていると、ダフリとトップのミスが両方出てしまう可能性があるため、注意が必要です。

トップの原因②インパクトで身体が起き上がっている

トップのもう1つの原因は、インパクトで身体が起き上がっていることが考えられます。

インパクトの瞬間、上体が起き上がり、前傾が崩れてしまうと、クラブヘッドがボールに届かず、ボールの上っ面を叩いてトップになってしまいます。

ミスショットを打つと「ヘッドアップ」と言われてしまいます。しかし本当は、ヘッドアップでは無く、上体が起き上がって、前傾がくずれ、ヘッドがボールの赤道より上に当たっているのです。

スイング中、頭は少々動いても大丈夫です。頭を動かすまいと、意識しすぎると、手打ちを助長してしまいます。すくい打ちの原因にもなりますので、頭よりも、“スイング中に前傾を崩さないよう”に、“上体が起き上がらないよう”に注意して打ちましょう。

トップ対策①ダウンブローを覚える

ダウンブローを覚えると、地面にあるボールが劇的に上手く打てるようになります。トップのミスが激減することも間違いありません。

そこでここでは、ダウンブローに打つための打ち方と簡単なドリル紹介します。

アイアンをダウンブローに打つための構え

ドライバーはヘッドを地面と水平の軌道で打ちたいと以前説明しました(ドライバー 打ち方の記事へのリンクを設置)が、アイアンをダウンブロー軌道で打つにはどうしたらいいのでしょうか?

ダウンブローとはヘッドの軌道です。ヘッドが上から下に動き、ヘッドにボールが直接インパクトしてボールの前の地面を削るように打つのがダウンブローです。

その為にはまず構えをチェックしてください。

ボールの位置より、グリップの位置が、飛球線方向にある「ハンドファースト」の構えをします。このハンドファーストを崩さないようにスイングすると、ダウンブローにインパクト出来ます。

ダウンブローに打つための簡単ドリル

ハンドファーストの構えだけでは、ダウンブローに打つことはできません。そこで、アイアンをダウンブローに打つための簡単なドリルを紹介します。

使うクラブは9番アイアン。まずは普通にスタンスをとってください。そこから左足のつま先を内側に90度傾けます。続いて、右足を左足に揃えてください。この時、肩の位置は変わりませんが、つま先の方向は球が飛んでいく方向と逆向きになります。少し辛いですが、この状態でハーフスイングをします。



上からクラブのヘッドを入れることを強く意識して打つようにしてください。

このドリルを実践していくと、すくい打ちをしていた場合、バランスを崩し、打つことができません(動画を参照してください)。

アイアンをダウンブローに打つインパクトの極意

このドリルは左サイドの壁を強く意識して、ダウンブローにインパクトをむかえる為の練習です。

インパクトを意識するためのドリルですから、フォローはほとんど出せません。インパクトの時に左手の甲を地面にぶつけるように動かすのが、ハンドファーストを維持して、ダウンブローにインパクトする極意です。

トップ対策②インパクトで上体が起き上がるのを防ぐ

一般的に、前傾を保ってアドレスの位置にゴルフクラブを戻すことができれば、ボールを強くヒットすることができます。

しかし、100切りを目指している多くのゴルファーは、ダフってしまいそうに感じて、無意識のうちに身体が起き上がってしまい、「ヘッドアップ」と言われるトップの原因となる動きになってしまうのです。

このように、インパクトで上体が起き上がりトップしてしまうミスは、フェアウェイウッドなどクラブが長い場合に起きやすいです。これは、クラブが長いほど遠心力が強く働くからです。

ゴルファーの多くは、遠心力に負けてクラブを振り遅れてしまい、前傾を起こすことでボールに当てようとしてしまうのです。この身体の動きこそ、トップの原因になっているのです。

トップを予防する効果的なドリル

続いて、身体の起き上がりを防ぐ効果的なドリルをお教えします。

使うクラブはフェアウェイウッドで、番手は何番でもOK。テイクバックはハーフスイングぐらいで、インパクトでヘッドを止めます。



この時、前傾の姿勢を崩さず、しっかりとインパクトしているか確かめてみてください。ヘッドをインパクトの瞬間に止めようとしても、ヘッドは急に止まりませんから、少しフォローが出ても構いません。

このドリルをやっていくと、ボールとヘッドがしっかりと当たるようになり、フルスイングに近い距離が出せるようになるはずです。できれば動画に撮って、前傾が崩れてないか、身体が伸び上がっていないかチェックするようにしましょう。

羽生プロが教えるトップが自然に治る極意

地面にあるボールを打つことは、ティアップしているボールを打つより、かなりプレッシャーを感じると思います。アイアンの打ち方(アイアン 打ち方の記事へリンク設置)でもお教えしましたが、ダウンブローに打てるようになれば、トップもダフリのミスも激減するのですが、これがなかなか難しい。

トップの原因は、すくい打ちと身体の伸び上がりの2つとお教えしましたが、上体の起き上がりを抑えると、すくい打ちになりませんし、ダウンブローにも打ちやすくなります。この2つの原因は連鎖的に起こるのです。

まず上体が起き上がらないドリルをしっかりやって、それが出来るようになったら、ダウンブローに打つためのドリルに取り組んで下さい。

今回紹介した2つのドリルに取り組めば、しっかりとインパクトできるようになり、トップもダフリのミスも出なくなるでしょう。さらに、インパクトが強くなり、飛距離が伸びるはずです。是非チャレンジして下さい。

取材協力

羽生淳一プロ サンクチュアリゴルフ
羽生淳一プロ:1984年生まれ、茨城県出身。サンクチュアリゴルフスクール代表、JGTOツアープロ。

ライター:T島

1963年生まれ、広島県出身。中古ショップ運営会社でゴルフ部門の店舗運営責任者を務め、2008年からマーク金井氏の主宰するゴルフスタジオ「アナライズ」に参加。毎日更新のブログ「アナライズT島の商売してまっせ~ vol.3」がコアゴルファーに人気。最新クラブのスペックから歴史的名器まで造詣が深いゴルフライター。ベストスコア68。

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