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ドライバーのスライスを解消し飛距離アップ

ドライバーのスライスを解消し飛距離アップ

「他のクラブはスライスしないのに、ドライバーは激しくスライスしてしまう」・・・こんな風に、いつの間にかドライバーに苦手意識を持ってしまうゴルファーは少なくありません。そしてもっと飛ばしたい。初心者にとってこの問題は切実です。

「まずドライバーがスライスする人が、飛距離アップする方法、それは出来るだけ真っ直ぐ飛ばすことです!」と羽生淳一プロは言います。右に曲がっている分を、まっすぐにする。それだけで飛距離アップするという理論はわかりやすいですよね。

しかし他のクラブと比べてドライバーはスライスしやすい要素が満載。

今回は、ドライバーを真っすぐ気持ちよく飛ばすためのスライス解消法を、過去の成績からミスター29の異名を持ち、数々のゴルフスクールも経営する羽生プロに教えてもらいましょう。

どうしてドライバーが1番スライスしてしまうのか?まずその原理を知ろう

ドライバーがどうしてスライスしやすいのか、まずはその理由を説明します。

羽生プロ曰く「ドライバーは13本(14本からパターを除く)のクラブの中で、1番長く、1番ロフト角が小さく、1番思い入れが入りやすいクラブです。言い換えると、1番振り遅れやすく、1番ボールが捕まらなく、1番振り回したいクラブなのです。まずこのことを理解しましょう。」

では詳しく聞いてみましょう。

(ゴルフ伝道師、ジュン羽生こと羽生淳一プロ)

1番長いとなぜスライスしやすいの?

それは1番振り遅れやすいからです。

トップから、インパクトを迎える時には、フェースが開いて当たりやすくなります。クラブフェースはスイング中に開く方向にいつも負荷がかかっています。クラブが長いとトップからインパクトまでの距離が長いので、他のクラブよりもインパクトでフェースをスクエアに戻しにくいのです。

1番ロフト角が小さいとなぜスライスしやすいの?

ロフト角が小さいと、ボールが捕まりません。スライスに悩む人も、PWやSWなどロフト角の大きいクラブは、真っすぐ飛びませんか? ロフト角が大きいほどボールは捕まりやすいのです。

ドライバーのロフト角ですが、何種類か選べるので、自分のドライバーのロフト角が何度なのか、チェックしてみましょう。「何度だったっけ?」という方が意外と多いかもしれませんね。そしてシャフトの硬さも調べておいて欲しいと思います。

1番思い入れが入りやすいクラブはなぜスライスしやすいのか?

思い入れが強い、つまり、飛ばしたいと思うことで生じるスイングの乱れです(笑)。

「飛ばしたいでしょ?」と言われて、「いや飛ばしたくない」という人はいないはずです。誰だって飛ばしたい。ツアープロだって飛ばしたいのです。飛ばしたいと思うと、振り回したくなります。振り回してほしいのはクラブなのですが、皆さん身体を振り回してスライスさせてしまいます。

一度コースで同伴者にお願いして自分のドライバーショットを撮影してもらうことをオススメします。それを、練習場でのドライバーと比較して下さい。ビックリするぐらい違っていたら、身体を振り回しすぎです。

スライスさせないために!【羽生チェック】

 カット軌道になっていないかチェック
(チェック方法はスイングの基礎についての記事参照)
 自分のドライバーのロフト角、その他スペックをチェック
 自分のコース上でのドライバーショットを動画で比較しよう

まずは自分のスイング軌道とドライバー、そして実際コースでどうなっているかをチェックして下さい。

ドライバーを持った時に特に注意すること・・・ボール位置!アドレス!勇気?!

アドレスに基本はありますが、特にドライバーは、他のクラブと構え方が大きく違います。その違いを踏まえたアドレスと、そしてメンタルを身につけることが重要です。

羽生プロ曰く「振り遅れやすいなら、振り遅れない工夫をすることが大切。アドレスは一つじゃない。クラブに合わせたアドレスをしよう。」ドライバーは他のクラブと特に違います。アドレスに影響するのはクラブの長さです。

まず長いとアドレス時の前傾角度が浅くなり、スイング軌道はフラット(水平に近づく)になります。

(ドライバーとアイアンを一緒に振ると軌道の違いが明らか)

そこで、

・ スイング軌道がフラットになる
・ ボールからの距離を取ること
・ ボールはいつもより左側に置くこと。

この3つのポイントを押さえることが必要となります

ボールから距離を取る。つまりボールから離れることで、スイング軌道は結果的にフラットになる(水平に近くなる)のですが、ボールからの位置が充分とれていないと、インパクトの時に、左手の肘を曲げてアジャストする必要があります。肘が抜けると当然スイング軌道はカットになってしまいます。まずは正しくスイングした位置にアドレスすることが大切です。

そして他のクラブよりもボールは左足よりに置いてください。ボール位置は、ゴルファーによって気持ちよく打てる場所が違うので、練習場などで自分のボール位置を見つけ、コースにでてもしっかり再現できるようにしましょう。

長いから短く持って、振り遅れを防ぐという手段ももちろん有効です。しかし、いきなり短く持っても、慣れたボール位置ではなくなるので、ミスショットの原因となります。不安になる気持もわかりますが、コースで成功すると徐々に自信がついてくるものです。いつもと同じ長さで、勇気を持ってしっかり回転してスイングすることをオススメします。

【羽生チェック】

 ドライバーとアイアンのボール位置の違いをチェック
 アドレス時の前傾角度とスイング軌道をチェック
 振り遅れを防ぐべく“クラブを”しっかり振り切っているかチェック

スライサーが使ってはいけないドライバーとは

スライスの原因は、もしかしたらドライバー自体(クラブに)にあるかもしれません。ここでは、スライスしにくいドライバーについて説明します。

100切り前のゴルファーはプロモデルのドライバーは避けるべき

「憧れのプロが使っているドライバー買うのは“今でしょ?」・・・いえいえ、100を切って“からにしましょう!

スライスに悩んでいるという人のドライバーを見せてもらうと、「そりゃスライスもでるなぁ」ということが少なくありません。特にプロ使用モデルは、ボールが捕まらない仕様に作ってあることがほとんどで、初心者だけでなくアマチュアでは使いこなすのが難しいドライバーも少なくありません。

スライサーが買うべきドライバーとは

■おすすめはフックフェース
一番効果的なのは、フェースが左を向いているドライバー、いわゆるフックフェースのドライバー。インパクトの時にフェースが開き気味でも、フックフェースの分、狙いより右へ飛び出すのを補ってくれます。

■ロフト角は大きめを選ぶ
そして先程書きました、ロフト角は大きめの方が、ボールは捕まりがいいです。ドライバーというと、9.5度で硬さはSと決めている人が多いです。まず無理をせず10.5度を選びましょう。

■シャフトはやわらかめがいい!
そしてシャフトのしなりが使えるようにシャフトは柔らかめのR。「どうしてもRはイヤ!」ならSRをチョイスしましょう。ふつうは、シャフトが硬い方が飛ばせると言われていますが、それは上級者の話です。ボールが捕まるドライバーをとにかく選んでください。

羽生プロがスライサーにおすすめするドライバー

 フックフェース(フェースが左を向いているか?!)
 ロフト角大きめ(9.5度でなく少なくとも10.5度)
 シャフト柔らかめ(Sはやめて、RかSR)

ドライバーで劇的に変わる可能性があります。今、使っているドライバーを見直して下さい。クラブに詳しくない、よくわからないなら、各メーカーがやっているフィッティングに行ってみるのも手です。

羽生プロが導く、ドライバーでのスライス解消法とは

まずドライバーは14本のクラブの中でも特殊なクラブだと認識して下さい。アドレスの基本がしっかり出来ていないと、スイングの基本が上手く出来ません。他の番手では誤魔化せることが、ドライバーだとそうはいかないのです。そして一番効果があるかもしれないのは、スライスしにくいドライバーを使うことかも。

奇跡の一発を狙って振り回しては、スライスして本末転倒、まずは平均飛距離をアップさせることに注力しましょう。

取材協力

羽生淳一プロ サンクチュアリゴルフ
羽生淳一プロ:1984年生まれ、茨城県出身。サンクチュアリゴルフスクール代表、JGTOツアープロ。

ライター:T島

1963年生まれ、広島県出身。中古ショップ運営会社でゴルフ部門の店舗運営責任者を務め、2008年からマーク金井氏の主宰するゴルフスタジオ「アナライズ」に参加。毎日更新のブログ「アナライズT島の商売してまっせ~ vol.3」がコアゴルファーに人気。最新クラブのスペックから歴史的名器まで造詣が深いゴルフライター。ベストスコア68。

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