稲津暢の「ゴルフの上達が早い人遅い人」第4回~上達が早い人は自分をレーダーチャート分析

稲津暢の「ゴルフの上達が早い人遅い人」第4回~上達が早い人は自分をレーダーチャート分析

ゴルフの上達が早い人に起業家タイプの人が多いのはなぜかと考えた時、会社をゼロから作り上げるプロセスとゴルフ上達のプロセスが似ているからだと感じることがあります。

上達が早い人は自分のゴルフをレーダーチャートで見ている

会社をゼロから作り上げる時、社長という意思決定者のCEO(最高経営責任者)を中心に、そこにお金を借りるファイナンスが入り、会計学のアカウンティングが入り、市場調査をするマーケティングが入り、人を管理するヒューマンリソースが入り、これらをどういうバランスで組み立てていくか考えます。
会社を構成する要素を五角形あるいは六角形のレーダーチャートに当てはめて、新規事業を立ち上げる際はこの部分を手厚くしなきゃいけないなど、いろいろ考えながら会社をマネジメントしていきます。
ゴルフ上達のプロセスも、これと同じです。パワーゲームがあって、ショートゲームがあって、パッティングがあって、フィジカルがあって、テクニックがあって、メンタルがあってという具合に、レーダーチャートでバランスを考える必要があります。
起業家タイプの人は、常にそういう思考で物事を見ているので、ゴルフの上達とシンクロしやすいのかなと思います。

上達が遅い人は自分のゴルフを棒グラフで見ている

一方、サラリーマンの方で営業を担当されているとしたら、会社から課されたノルマに対して、それを達成できたとか、達成できなかったという時に、レーダーチャートではなく棒グラフで表示されることのほうが多いでしょう。
もちろん、営業マンの中でも営業成績によって経常利益がどれくらいの数字になるか考えている人もいると思います。だけど、会社を大きくするために新人をどうやってハンティングするかとか、会社のブランディングをどうするかとか、そこまで考えている営業マンはほとんどいないと思います。そこはやっぱり、役割分担がなされているわけです。
だけど、このような視点だと、たとえば練習場に行って練習するにしても、決めた球数を打つというノルマを達成することに意識が向かってしまい、スコアを縮めるために必要な要素は何かという視点に行き着かないかもしれません。このような視点の違いは、上達のスピードに大きく変わる要因なのです。

教えてくれた人:稲津暢(いなつ・とおる)さん

1979年生まれ。國學院大學経済学部卒、テキサス州立大学大学院にて経営学修士(MBA)。MBA取得後にプロ宣言し、PGAツアーのマンデー予選を中心にアメリカのミニツアーに参戦。その後、国内大手コンサルティング会社に入社し、基幹業務システム導入やマーケティング戦略立案に従事。2008年、IF Business Consulting株式会社を設立。企業経営者に特化したゴルフレッスンとコンサルティングサービスを提供している。
構成/保井友秀(ゴルフライター)

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