中井学の「ドライバーショット成功の法則」第6回~それでもスライスしてしまうのはヒジの曲がりのせいかも!?

中井学の「ドライバーショット成功の法則」第6回~それでもスライスしてしまうのはヒジの曲がりのせいかも!?

ミスを抑制する練習法①【スライス】

前回までに説明した、(1) グリップ、(2) アドレス、(3) フェースのすべての項目が正しい状態でスイングできていれば、ボールがおおむねまっすぐに飛びます。

が、それ以外の原因でボールがスライスすることもあります。今回はそのメカニズムを探ってみましょう。

スライスする原因は左ヒジの曲がり

練習場でボールが実際にスライスすると、アマチュアゴルファーは「今のスイングはアウトサイドイン軌道だったからカット打ちしていたんだな」と思い込んでしまい、直感的にインサイドアウトでスイングしようと考える人がいますが、実はスライスの原因は別にあります。

現在主流のドライバーはヘッド体積が大きく、慣性モーメントが高いので、多少ミスしてもボールはまっすぐ飛ぶように設計されています。したがって、ボールがスライスするからといって、スイング軌道自体を急に変えるのはあまりおすすめできません。この場合、スライスの原因として考えられるのが「左ヒジの曲がり」だからです。

クラブはインパクトの前後でフェースがターンするのが基本ですが、これが正しくできないゴルファーは、インパクト後もクラブが開いたまま、つまりオープンの状態になってしまいます。そうなると、軌道をいくらインサイドアウトに変えても、スライスは解決しません。インサイドアウトのスイングを心がけようとするあまり左ヒジが引けてしまうことが多く、これがインパクト付近でフェースが開くことの原因になっているのです。

左ヒジを曲げずにスイングする

ボールがスライスしたら、スイング軌道が原因だと早合点せず、まずはスイング中の左ヒジの曲がりをチェックしてみてください。左ヒジをインパクトまで伸ばしたままボールを打つ練習をしてみましょう。

左ヒジが曲がるとフェースがターンしなくなる、ということはつまり、左ヒジさえ伸ばしていればフェースが自然に返るということです。

スイング中に左のヒジがいったん曲がってしまうと、元に戻らず、クラブが正しい状態で下りてこないので、打ち出しが安定しなくなります。

また、トップで左ヒジが曲がるようであれば、それはあなたにとってオーバースイングになっているということを表しています。左ヒジが曲がらない範囲でスイングすることを心がけましょう。

教えてくれた人 中井学(なかい・がく)さん

ツアープレーヤー/プロコーチ
1972年4月14日生まれ、大阪府出身。14歳からゴルフをはじめ、高校3年生で日本ジュニアに出場。卒業後に渡米し、大学選抜で活躍。97年に帰国し、2003年よりプロコーチとして活躍。15年はプロテストに合格し、2016年東建ホームメイトカップに出場。現在はテレビや雑誌等のレッスン企画に携わるほか、東宝調布スポーツパーク(東京都)にてレッスン開講している。
取材/清水 晃(メディアサンライツ) 撮影/斎藤秀明

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