マーク金井の「超効率的ゴルフ100切り達成法」(第4回)ゴルフのアドレスはスノボと同じ?スマホを使った簡単矯正法

マーク金井の「超効率的ゴルフ100切り達成法」(第4回)ゴルフのアドレスはスノボと同じ?スマホを使った簡単矯正法

ゴルフの基本「アドレス」

ゴルフの基本は、前回お伝えしたグリップの握り方のほかに、今回説明するアドレスがあります。

なぜ、まっすぐに構えられないのか?

レッスンを受けたことがある人なら「(目標方向に対して)まっすぐに構えましょう」と言われた経験があると思いますが、ゴルフはアドレスが特に重要なうえ、正確に構えるのが難しいスポーツです。ゴルフを始めたばかりの人が意識してまっすぐに構えられるのであれば、誰もアドレスに苦労しないでしょう。

しかし、アマチュアゴルファーの多くが、イメージした方向に正しく構えることができません。さらにいえば、ツアープロも毎回アドレスの向きを確認してから打っています。それぐらいアドレスは自分の感覚とズレが生じやすいのです。では、なぜ目標方向に対してまっすぐに構えられないのか。

それは人間の眼の構造にあります。以前、眼科医の先生に話を聞いたことがありますが、そもそも人間の眼は、目標に対して正面から見て、左右の眼と対象物で三角形の状態にすることで、距離を認識できるようになっているそうです。ですから、ゴルフのような横向きになって(右打ちの場合)左を意識するのは、本来持っている人間の眼の機能が生かされていないことになります。

これはカメラにたとえると分かりやすいでしょう。

通常、写真を撮る際、カラダもカメラも被写体に対して正面を向きますが、これをゴルフに当てはめると、カラダを横向きにした状態でカメラのみ正面を向ける、ということになります。そのぐらいゴルフは不自然な動きをさせられているのです。

ゴルフのアドレスはスノーボードと同じ

ショットに入る前に、ボールの後方からターゲットを確認する作業は、確かにルーティンのひとつではありますが、実はあまり意味がないと思っています。

というのも、先ほど述べたように、ゴルフは横を向いた状態でアドレスしないといけないからです。ターゲットの正面から見た風景と、ボールを正面に置いた状態でターゲットを横に見るのでは、大きな違いがあります。

私は冬になるとスノーボードをしますが、ゴルフのアドレスはスノーボードと一緒、つまり横乗り感覚に近いと思います。スノーボードがそうですが、横を向いた状態の視覚に慣れないと、いくら練習してもうまくなりません。ゴルフもその感覚を身につけることが大切です。

アドレスの向きはスマートフォンでチェックする

アドレスは自分の感覚とズレが生じやすいので、常にチェックする必要があります。

そのために便利なのが、スマートフォン(デジカメ機能)です。

最近は、小型の三脚やスマートフォンを取り付ける雲台、Bluetoothを使ったリモコンシャッターなどが手軽な価格で購入できるので、これらを活用しない手はないでしょう。

スマートフォンをセットする際は、以下に注意してください。

(1)位置はグリップの後方
(2)高さはへそかみぞおちのあたり
(3)向きはターゲット方向

ここでは、方向のズレがどれだけあるかを認識することが大切です。

もし、右を向いてボールが右に打ち出されるようであれば、それはナイスショットです。しかし、自分はまっすぐに構えているという自覚があると、右にプッシュするミスショットだと思ってしまいます。

この感覚と実際のズレが大きくなると、スイングにも影響するので、練習する際は向きをチェックしましょう。

教えてくれた人 マーク金井(かない)さん

ゴルフクラブアナリスト。ゴルフ誌のほか、テレビやラジオでも活躍中。ハンデ3の腕前と豊富な知識を生かした分かりやすい解説には定評がある。悩めるゴルファーのためにゴルフスタジオ「アナライズ」(東京・神田)を自ら主宰している。近著に「一生役立つゴルフ超思考法」(マイナビ)がある。
取材・構成/清水晃(メディアサンライツ) 撮影/小板直樹

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