マーク金井の「超効率的ゴルフ100切り達成法」(第2回)練習のハードルを上げるのは無意味!自信のつくスタートを切ろう

マーク金井の「超効率的ゴルフ100切り達成法」(第2回)練習のハードルを上げるのは無意味!自信のつくスタートを切ろう

練習のハードルを自ら下げるべき

ゴルフ練習には大きく分けてふた通りあります。

ひとつは「自分が楽だと感じる状態で打つ練習」、そして、もうひとつが「自分が厳しいと感じる状態で打つ練習」です。

ゴルフに存在する恐怖心とは

一般的にゴルフ練習は、厳しい練習をしないと上手くならない、という誤解があります。

かつては、写真のようなボールがほとんど上がらない難しい1番アイアンをあえて使って練習するゴルファーも珍しくありませんでした。つまり、自らハードルを上げて練習することで、テクニックやレベルアップを図るという考え方になるのでしょう。

これは間違いではありませんが、100切りを目指そうと思っているレベルのゴルファーなら話は別です。練習のハードルを上げても、絶対に上手くならないからです。

別のスポーツに置き換えて考えてみましょう。

スキーやスノーボードを履いたばかりの初心者を、斜度30度といった上級コースに連れて行くとどうなるでしょう。死やケガに対する恐怖心が生まれ、その場で身動きが取れなくなってしまいます。そもそも人間は、恐怖を抱えた状態で何かをやろうと思っても無理なんです。

ゴルフでいう恐怖感とは、空振りやダブり、チョロといったミスヒットに対するもの、あるいはほかのゴルファーに見られているという緊張感に対するものなどがあります。

練習は、これらの恐怖感ができるだけ少ない状態で行うのが大切だといえます。

練習はインドアで、ティアップしたボールを打つ

100切りを目指そうと思っているゴルファーなら、主にインドアで練習するのがいいでしょう。広い練習場は確かに爽快感がありますが、ボールが飛ばない、あるいは曲がることに対する不安が出てきます。せっかく練習しているのにうまく当たらず、そこでくじけてしまっては意味がありません。

その点、インドアなら数ヤードしかないので、ボールの行方は気にならず、そこに恐怖感はほとんどありません。

また、地面に置いたボールを打つのは難しいので、最初はティアップしたボールを打つ練習がいいでしょう。さらにいえば、ゴルフボールより大きな練習用スポンジボールを使うと、よりやさしく感じます。大きなスポンジボールを使って慣れてきたらティアップしたボールに。そこで自信がついたら、地面に置いたボールを打てばいいのです。

これはスキー場にたとえると、スポンジボールが初級コース、ティアップしたボールが中級コース、地面に置いたボールが上級コースということになります。

この順序を間違ってしまうと、ゴルフはただ厳しいだけのスポーツに感じてしまいます。

コースを回る際も同じです。練習ラウンドならばティショットはもちろん、セカンドショットもボールをティアップして打ってはいかがでしょうか。その方がボールは上がりやすくなるばかりか、ミスショットが出る確率がかなり減るので、自分の中でいいイメージが膨らみます。

要は「ゴルフはこういうものだ」という誤った解釈のもとで練習したり、自分でそのように決め込んだりするのは、実は上達を阻害しているのです。

ゴルフはできるだけやさしい状態で練習するべきで、練習のハードルを自ら下げることで、自分の中で徐々に自信をつけていくものだと思っています。

教えてくれた人 マーク金井(かない)さん

ゴルフクラブアナリスト。ゴルフ誌のほか、テレビやラジオでも活躍中。ハンデ3の腕前と豊富な知識を生かした分かりやすい解説には定評がある。悩めるゴルファーのためにゴルフスタジオ「アナライズ」(東京・神田)を自ら主宰している。近著に「一生役立つゴルフ超思考法」(マイナビ)がある。
取材・構成/清水晃(メディアサンライツ) 撮影/小板直樹

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