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ザ・名場面「タイガー・ウッズが史上最年少キャリアグランドスラム達成」

ザ・名場面「タイガー・ウッズが史上最年少キャリアグランドスラム達成」
写真/Getty Images

タイガー・ウッズは1997年4月のマスターズで、史上最年少となる21歳3カ月で勝利を挙げ、メジャー初優勝。1999年8月の全米プロでメジャー2勝目を挙げた。

そして、2000年6月の全米オープンでメジャー3勝目を挙げ、4大メジャー全制覇となるキャリアグランドスラムに王手をかけた。

全米オープンが2位に15打差をつける圧勝だったため、翌月の全英オープンですぐにグランドスラムを達成するのではないかという声が多かったが、米国のメジャーと英国のメジャーは別物という声も一部に存在した。この年の全英オープンは、ゴルフの聖地セントアンドリュース・オールドコースでの開催。このコースでは、史上初めてグランドスラムを達成したボビー・ジョーンズ(マスターズの創始者)も苦しめられた経験があった。

2日目終了時点で単独首位に立ち、3日目には2位に6打差をつけた

ウッズは大会初日から絶好のスタート。5アンダー67でプレーし、首位と1打差の2位タイにつけた。アーニー・エルスが6アンダー66をマークして単独首位。首位と1打差の5アンダー2位タイにスティーブ・フレッシュが並んだ。

2日目に入ると、ウッズがさっそく定位置に浮上。6アンダー66でプレーし、通算11アンダー単独首位に躍り出た。

首位と3打差の通算8アンダー2位はデビッド・トムズ、4打差の通算7アンダー3位タイに、セルヒオ・ガルシア、ローレン・ロバーツ、フレッシュの3人が並んだ。初日首位のエルスはイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算6アンダー6位タイに後退した。

3日目に入ると、ウッズはさらに勢いを増した。この日も5アンダー67でプレーし、通算16アンダーに到達。2位に6打差をつけた。

通算10アンダー2位タイにデビッド・デュバルとトーマス・ビヨンが並び、通算9アンダー4位タイにも3人が並んでいたが、最終日の注目は、ウッズ自身が崩れる可能性があるかどうかだけだった。ウッズに追いつく勢いの選手はいなかった。

通算19アンダーで2位に8打差をつけ、キャリアグランドスラム達成

だが、大量リードを生かして安全に攻めるウッズに、スコアを崩す要素はまったくなかった。むしろ追いかける選手たちが次々とスコアを崩していった。

ウッズと同組でプレーしたデュバルは、17番パー4でトミーズバンカーにつかまって8打を要するなど、3オーバー75とスコアを落とし、通算7アンダー11位タイに終わった。

結局、ウッズは最終日も3アンダー69でプレーし、通算19アンダーという全英オープンの当時最少スコア記録で史上5人目のキャリアグランドスラムを達成した。24歳206日という史上最年少での快挙だった。

その後、ウッズは2000年8月の全米プロと2001年4月のマスターズも勝ち、メジャー4連勝を達成。この偉業は、「タイガースラム」と呼ばれた。


構成/保井友秀(ゴルフライター) 写真/Getty Images

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