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伝説の島のニューコース、ジ・エルス・クラブ・テルック・ダタイ

伝説の島のニューコース、ジ・エルス・クラブ・テルック・ダタイ
Courtesy of Els Club Teluk Datai and MGTA

ラウンド後に万歩計を見てみたら9万歩も歩いていた、なんて経験ありませんか。普段はウォーキングしようと思っても辛くて出来ないのに、ゴルフだったら何故か歩けてしまうし、OB球は崖の下までダッシュで取りに行きます。ゴルフの楽しみの一つは、白球を追って、豊かな緑と自然の中を歩くことですよね。コースが変われば景色も違うわけですから、ゴルフコースはゴルファーのトレッキングコースと言えるかもしれません。

今回ご紹介するマレーシアのランカウイ島にあるジ・エルス・クラブ・テルック・ダタイは、5億5000年も昔からある原生林の中に作られた、自然豊かなゴルフコース。それでいて世界で最も海に近いホールがあるコースです。

エルスが造った、究極のリゾートゴルフコース

設計者は、その名の通りアーニー・エルス。プレーヤーとして現役で活躍する一方、設計家としても活躍しており、現在世界で14コースがオープン、9コースが造成中と、人気急上昇中の新鋭設計家です。マレー半島西海岸とタイとの国境沿いにある島、ランカウイ島にあるジ・エルス・クラブ・テルック・ダタイは、元々あったダタイ・ベイGCを、エルスが全面改修し、2014年冬にグランドオープンしたコースです。まず初見で驚くのが、コースに全くバンカーが無いということ。通常、バンカーはプレーに難易度を加えるハザードとして以外に、コースを攻略する際、狙いどころを示すターゲットの役割や、グリーン回りに景観美、攻略の幅を持たせるコース設計に於いて重要な役割を担っていますが、エルスは全くバンカーを造成することなく、美しくも攻略が楽しい、魅力に溢れたリゾートコースを造りました。

密林に作った秘密基地のように佇むクラブハウス。スタートホールはまるでジャングルの入り口。様々な鳥のさえずりや動植物に囲まれ、熱帯林の間をぬってショットを放つと、乾いた打球音が気持ち良くこだまします。
原生林と緑のフェアウェー、そして高低差激しいコースに降り注ぐ太陽が、陰と陽のコントラストを生み、なんとも清々しい気持ちでプレーを楽しませてくれます。

個人的なベストホールは7番パー5。グリーンに波がかぶるほどアンダマン海に近く、美しいホールですが、攻略方法を間違えると大変なホールになります。ティーショットは右、セカンドショットは左にドッグレッグするダブルドッグレッグホールで、セカンドショットを欲張ってグリーン方向に打つと、グリーン手前の壁のような斜面がグリーンオンを拒み、高い球で攻めようにもグリーン奥は1ヤードこぼれただけで海という、強烈に難しいサードショットが残ります。私がプレーした時は、このホールまで順調にパーを重ねていましたが、このホールで3回海に入れ11打。心が折れそうでしたが、いつかまたこのホールをリベンジしたいと、再渡航のチャンスを狙っているほど印象深く、楽しいラウンドでした。

Courtesy of Els Club Teluk Datai and MGTA

ランカウイの行き方、楽しみ方

日本からランカウイ島へは直行便がないので、クアラルンプール国際空港から乗り継ぐのが一般的です。クアラルンプールからは空路約50分。例えばマレーシア航空の深夜便を利用すれば、午前中にランカウイ島に着くので、その日からゴルフをゆっくり楽しむことが出来ます。

ランカウイ島内で販売される商品には税金がかかりません。ビールは2リンギット(約50円)ほどで販売されていますし、化粧品や輸入酒なども激安で買うことが出来る免税の島です。5つ星のラグジュアリーホテルに滞在すれば国際水準の宿泊費がかかりますが、お酒やショッピングなど、旅先でかかるプラスアルファの消費に関しては、とても安いことが魅力です。その分、旅行の予算をゴルフ代に充当することができますね。

到着次第ゴルフ場に直行し、プレーを終えたあとはスーパーにお酒を買い出しに。夕食の後、リゾートでのんびりとプレーの余韻に浸りながら部屋飲み、なんて楽しみ方もランカウイならでは。99の大小の島々からなるランカウイは、伝説の島と言われるほど古くからの言い伝えが多い、神秘的なデスティネーションです。ぜひ一度訪れてみてください。

教えてくれた人 薬師寺輝(やくしじ・ひかる)さん

ゴルフツーリズムのPR/マーケティング会社、(株)NibLinks代表取締役(http://niblinks.com)。国際的ゴルフツーリズム組織、IAGTO日本代表。世界のゴルフデスティネーションを訪れ、その魅力を国内外に発信している。

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