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ベトナムの超本格派カジノリゾートコース

ベトナムの超本格派カジノリゾートコース
Photos courtesy of The Bluffs Ho Tram Strip

ゴルフツーリズムのプロが推すワールドクラスゴルフ場(第8回)

フォー、チャオ(お粥)、生春巻き、バインセオ(ベトナム風お好み焼き)...想像するだけでお腹が空いてしまいます。さっぱりとした味付けと、多彩な調味料、香草をふんだんに使ったバリエーション豊かなベトナム料理は、日本人にも親しまれる人気料理ですよね。中国文化の影響を色濃く受け、またフランスの植民地統治の時代を経て多様性を増した独特の食文化は、ベトナム旅行の醍醐味ですが、その豊かな食文化と同じように、ベトナムには近年、ゴルフ界を賑わすゴルフ場が多く誕生し、洗練されたゴルフ文化が形成されつつあります。ベトナムには今、36コースが点在していますが、ビーチリゾートのダナンをはじめとするリゾート地にゴルフ場建設ラッシュが続いており、ベトナム観光局によると、2020年には100コースを超えると言われている、世界で一番ホットなデスティネーションです。

新しいゴルフ場が多く誕生し、おすすめのゴルフ場をご紹介するのに目移りしてしまいますが、今回はプレーしていて、ショットを打つのが楽しくて仕方なかった1コースを紹介します。

Photos courtesy of The Bluffs Ho Tram Strip

ノーマンの挑戦状~ザ・ブラフス・ホートラム・ストリップ

ベトナム最大の都市、ホーチミンから海に向かい約2時間南東へ。ビーチ沿いのエリア、ブンタオ県に2013年、ベトナム初のIR(統合型カジノリゾート)としてザ・グランド・ホートラム・ストリップがオープンしました。そして翌2014年10月、隣接コースのザ・ブラフスが開場。設計者はグレッグ・ノーマンです。世界で90コース以上を設計した「グレート・ホワイト・シャーク」がどのようなコースを作ったのか、造成前から多くの噂を耳にしましたが、実際に訪れてみると、そのスケール感に驚きの連続でした。

私がこのコースを訪れたのは、同コース初のアジアンツアー競技「ホートラム・オープン」を開催した2ヶ月後でした。ビーチ沿いの砂丘地帯を贅沢に使った18ホールは、水はけもよく、コースコンディションは完璧。プレーには女性キャディがプレーヤー1人に付き1名ついてくれ、2名用乗用カートを1人1台もしくは2人で1台使う、タイと似たスタイルでのプレーです。ついてくれたキャディさんは、さすがに観光客になれており、英語も流暢で、ホスピタリティー精神溢れる笑顔でプレーの手助けをしてくれました。ただ、美意識がものスゴく高く、日焼けしないようにずっとマスクをしていて、どの方が自分のキャディなのか、時々わからなくなりましたが。

写真/NibLinks

まずコースについて驚いたのが、砂丘地帯の高台にあり、海やコースの見晴らしが良く、思ったよりも高低差があるということ。ティーショットを放てば、ボールが綺麗な弧を描きフェアウェーへ飛ぶ様が良く見えます。フェアウェーは広く、気持ち良くティーショットを打てますが、遮るものがない海沿いの土地ですから、海風の影響を強く受けるので注意が必要です。ノーマン曰く「自然のままで美しい土地だったので、なるべく手を加えず、ベストなルーティングを考えることに時間を多く費やした」とのことですが、その言葉通り、回っていてとても自然で、飽きさせないコースです。どこに打てば良いのか、ティーに立てばノーマンが訴えかけてくるような、そんなコースです。ティーショットは比較的楽。セカンドショットは結構タフな要求をしてきますけどね。

個人的に一番印象に残ったのは4番パー3。青ティーから打つと135ヤードと、それほど長くないホールですが、グリーン左はすぐに密林。強い風が吹くなか、エレベーションのきつい2段グリーンに打っていくわけですから、まるでレストランを駆け回るウェイターが持つ、お盆に打っていくような感覚です。ドライバーを思い切り振り抜ける気持ちのいいホールがあると思えば、4番のようなスリリングなホールもある。もう一度プレーしたい、明日もプレーしたい。そんな気分にさせてくれるコースでした。

写真/NibLinks

ベトナムゴルフの楽しみ方、行き方

ホーチミンの国際空港、タンソンニャット空港には、日本航空、全日空、ベトナム航空の直行便が毎日就航していて、夜便を利用すれば、朝到着後にゴルフも可能。空港のすぐ裏には、タンソンニャットGCという27ホールを有する綺麗なリゾートコースがあるので、到着日、帰国日のプレーも楽々です。到着日にタンソンニャットGCでプレーし、その足でホートラム・ストリップへ移動。カジノで勝負した後に就寝し、翌朝からはザ・ブラフスでグレッグ・ノーマン相手にひと勝負…なんていかがでしょうか。

教えてくれた人 薬師寺輝(やくしじ・ひかる)さん

ゴルフツーリズムのPR/マーケティング会社、(株)NibLinks代表取締役(http://niblinks.com)。国際的ゴルフツーリズム組織、IAGTO日本代表。世界のゴルフデスティネーションを訪れ、その魅力を国内外に発信している。

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