JPX850 ドライバーよりも、ヘッド体積を10cm3大型化することにより、スイートエリアを約10%拡大。さらに、フェース部裏側の肉厚を変化させた新部分肉厚設計による高反発エリアが、安定した方向性で飛距離アップを可能にします。
- フェース裏側
- JPX850ドライバーよりも、5g軽量化することによってヘッドの大型化を可能に。
設計値比較
MODEL | JPX 900 | JPX 850 |
---|---|---|
スイートスポット 高さ |
35.5〜36.5mm | 35.0〜36.0mm |
重心深度 | 33.5〜35.0mm | 31.0〜33.0mm |
重心距離 | 40.5〜42.5mm | 38.5〜40.5mm |
重心角 | 25.0°〜26.5° | 19.5°〜22.0° |
トゥ・ヒール 慣性モーメント |
4,150g・cm2 | 3,950g・cm2 |
アップダウン 慣性モーメント |
2,560g・cm2 | 2,440g・cm2 |
スイートエリア値 | 33.4 | 30.3 |
今、もっとも注目されているゴルファーの一人、クリス・ウッド。2008年にアマチュアで全英5位に入り、翌年プロになって全英で3位までいった彼は、子どもの頃からミズノのクラブに憧れていたという。今回、JPX900のことを「自分を助けてくれるドライバー」というクリス・ウッドに、JPX900シリーズの魅力を聞いた。
クリス・ウッド
2008年プロ転向後の2009年全英オープンで3位。2013年コマーシャルバンク・カタールマスターズで初優勝し、2015年ライオネスオープン、2016年BMW PGA選手権で優勝。今年は欧州代表として初のライダーカップ出場を果たした。
ワールドランキング31位、欧州ツアー賞金ランキング8位(2016年10月12日現在)。
なぜ、世界中にある数多のメーカーの中から
ミズノを選ばれたのですか?
実は、子供の頃からミズノというブランドに憧れていました。当時からゴルフ雑誌に載っていたアイアンの広告を見て「欲しいな」と思っていましたので、今回ミズノから声をかけてもらった時、一も二もなく嬉しい巡りあわせだと思いました。私がミズノのどんなところに惹かれていたかというと、やはり、伝統的でクラシカルなデザインですね。昔のクラフトマンシップを感じられるカタチが好きなのです。最近の新しいデザインの潮流は、サイズも大きく形も昔とは違ってきているように思います。
2008年アマチュアで全英で5位に入り、
2009年プロになって、
全英で3位になられた。
その時はまだ、自分にどういうクラブを使えば良いかなど、
決めていなかったのですよね?
プロになった当時はまだツアールーキーでツアー経験もなく、クラブの知識もあまりなかったので、自分のベストクラブは特に決めていませんでした。しかし、私の中でミズノはずっと使いたいという想いがあり、このタイミングで運よくミズノから声をかけていただけたので大きく「YES」と返事をしました。
初めてミズノのクラブを手にした時、とても嬉しかったのを覚えています。もう子どもの頃からの憧れでしたから。アンバサダーになって夢が叶った!という気持ちと同時に、自分はこれで本当にプロになったのだという実感が湧き、とても感慨深いものがありました。
最初にドライバーを見て握った時、安心感がありましたね。ヘッドの形状やサイズ、大き過ぎないクラシカルなシェイプ、そしてブルーのカラーがいいと感じました。他社もいろんなカラーはありますが、特にこのブルーはとても目立っています。「ミズノのカラー」「ミズノのクラブ」というのが遠目でもわかるところが気に入っています。
ミズノのドライバーにどのような性能を期待されていますか?
私の強みはやはり、アイアンを使ったプレーだと自負しています。特にドライバーはゲームを通して強化が必要な部分です。今回のJPX900ドライバーの開発にあたっては、担当者の方に「もっとやさしいドライバーにして欲しい」と要求し、それを実現していただきました。どのように「やさしい」かというと、たとえばナイスショットではなく芯を外してしまったときでも、ボールがフェアウエーに残ってくれていることを意味します。そんなやさしさを持つこのドライバーが、現在も私のゲームを助けてくれています。
実際、2009年の全英オープンでは惜しい結果となりましたが、もしあの時のような独特なコースで、このJPX900を使っていたら、私を助けてくれていたでしょうね。なぜなら、このドライバーはスピン量を調整できるからです。実は、全英オープンのコースは強風下での戦いが予想されるので、スピン量を調整し、低い弾道の球を打つ必要があります。このJPX900ドライバーは調整機構がついているので、きっと私を助けてくれると思います。
全英オープンでは、強風への対策として低い弾道を。また違った環境のコースでは、高い弾道でも打てる。つまり、この1本のドライバーがオールインワンの役目を果たしてくれるということ。僕たちゴルファーは、毎週のように違う国やコース、天候の中でプレーしています。だからこそ、JPX900のように、その時の状況に合わせて調整し、必要な弾道を得て戦えるドライバーが役立つのです。
アマチュアの方がこのJPX900を使う場合のアドバイスをいただけますか?
アマチュアでスライスが多く出る方なら、ウエイトをヒール側に入れてスクエアにフェースを持ってくることができますし、フックが多い方でしたら逆にトゥ側に入れることで調整ができます。自分のクセを直すことがドライバーの調整で叶うので、アマチュアの方にもおすすめできます。
今後、やはりこのドライバーでデータをもっと良くしていきたいという想いはあります。新しいドライバーを使う理由は、前のドライバーより良くなっているから。私は幸運にもJPX900と出会えたので来シーズンも勝ちたいと思っています。おそらくそれは、私にとってもミズノにとっても嬉しい結果になるのではないでしょうか。
ミズノ株式会社
グローバルイクイップメントプロダクト部
ゴルフ企画課 青木智明さん
2005年にミズノに入社し、ゴルフクラブ開発課で測定・設計業務を4年間経験。その後、Mizuno USAで欧米市場向けゴルフクラブの開発・設計業務を行った。2015年からはゴルフ企画課でゴルフクラブの商品企画業務に携わっている。
前作のJPX850から今作のJPX900で
何が大きく変わったのでしょうか?
大きく変わったポイントは3つあります。
一つめは、一番大きなポイントでもある「スピン」。開発コンセプトの「スピンが変わると飛距離が伸びる」という点です。実際に、900の方がスピンの変わる量が増えました。このセンターウエイトポートの長さを両者で比べるとJPX900ドライバーの方が長くなっています。
そのウェイトをトゥ側(LOW側)、ヒール側(HIGH側)に入れることやスピンを変えると飛距離が変わるというコンセプト自体も一緒です。しかし、大きな違いは、そもそもベースとなるヘッドの性能がやさしくなったことです。構えた時のヘッドサイズを見れば一目瞭然です。
縦横に大きくなっていることと、もう一つは高さがシャローになっていること。シャローになっていると、球が深く上がるイメージを与えてくれます。そのシャローの形を際立たせるために、光で反射する青ではなくて、あえてマットな青(艶消し)にしたのです。同じ仕上げで作ってしまうと膨らんだように見えますからね。
アドレス時にヘッドが太陽の光を反射しすぎると、ターゲットに真っ直ぐ構えづらくなります。ティーグラウンドのドライバーショットは一番緊張する瞬間。その時に「ミズノブルー」が心理的にも落ち着きを与えてくれますし、シャローで球が上がりやすそうに見せるためにツヤを消したのです。
そうしたゴルファーへの配慮が2つ目のポイント「やさしさ」です。
そこで、3つめはフェースの設計になります。フェース側にドットが十字状に入っていますよね?
実はこれには意味があります。従来は、フェースの真ん中が一番分厚くて、そこから富士山のようになだらかに薄く拡がっていく設計になっていましたが、それだとどうしてもフェース全体が重くなるのです。そこで、コンピュータ解析を繰り返し、十字型に分厚くする設計を導き出しました。これにより、耐久性を保ちながら、前作よりも高反発エリアを広げることが出来ました。
高反発エリアを広げた新設計でフェースは約5g軽くなり、その5gを使ってヘッドを大きくすることが出来ました。このJPX900は、JPX850ドライバーと比べてヘッドの重量は同じなので、どこかを大きくするとどこかを軽くしなくてはいけません。今回、それをフェースから5gとっているという形になります。
JPX900ドライバーに関して、
例えばヘッドスピード45ぐらいだといかがですか?
もちろん、飛び出しの高さとヘッドスピードも関係ありますが、一般的にはヒール側にポジションしたほうが飛ぶと思います。ケースバイケースですが。ヘッドスピード45で低い打ち出しの方はヒール側のほうが良くなります。もっとも年齢の入力とシステムは直結していませんが、ヘッドスピードとは関係あります。若い方でもヘッドスピードがない人はいますから。我々は、あとはフィッティングの時はどういうゴルフをしたいかを聞いて調整します。
クリス・ウッド選手は300ヤードオーバーしていましたが、
多少ポジションで違うのでしょうか?
はい、クリス・ウッド選手はフェードポートとセンターウエイトポートの2番に入っていますが、3と4に入れてしまうとスピンが多くなりすぎるのでキャリーが出なくなります。逆にドローポートに入れてしまうと全部左に行ってしまいます。もっとも、男子プロでもスピンを増やして飛ぶ人と減らして飛ぶ人がおられるので一概にヘッドスピードだけでどのポジションとは言えませんけどね。
ミズノなら、その人にぴったりあったものを提供できます。どんな方にでも対応できる範囲が広がったことが、JPX850ドライバーとの最大の違いといえるでしょう。
もっとやさしく飛ばしたいという方、ご自分のクセでお悩みの方にはぜひ、試打キャンペーンでJPX900を体感していただきたいですね。
JPX900シリーズ発売を記念して、下記5つのゴルフコースで試打キャンペーンを実施します。
是非この機会にJPX900 Driverの「飛びスピン」をご体感ください。
【キャンペーン実施概要】
キャンペーン期間 | 2016年11月18日(金)〜 2017年1月31日(火) |
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キャンペーン概要 | キャンペーン期間中に対象施設の練習場またはラウンドにてJPX900 DRIVERの試打が行えます。 JPX900 DRIVERの使い心地をお試しください。 (1)対象施設のチェックインカウンターにて試打をご希望の旨お申しつけください。 (2)練習場もしくはラウンドにて試打体験。 (3)アンケート用紙にご回答をお願いいたします。 |
対象施設 | 本ページに記載されているゴルフ場5施設 ・小田原城カントリー倶楽部(神奈川) ・サミットゴルフクラブ(茨城) ・キャメルゴルフリゾート(千葉) ・武蔵丘ゴルフコース(埼玉) ・伊都ゴルフ倶楽部(福岡) |
注意事項 | ・キャンペーンは予告なく延長・終了・変更することがございます。 ・他のお客様のご利用状況により試打が行えない場合がございますので予めご了承ください。 |
情報提供企業 | ミズノ株式会社 |
お問い合わせ先 | ・キャンペーンに関するお問い合わせはこちら。 https://portal.faq.rakuten.co.jp/app/ask1/ |